24話 現実味ありすぎな魔力操作
さて、次のスキルを作りますか。
次作るのは魔力コントロール的なスキルだ。昔俺の読んだラノベでは、魔力をコントロールできるようにすると魔法が使えるようになっていた。逆に魔力をきちんとコントロールできていないと全く魔法が発動しなかったり、魔力が暴走して自爆したりとまともに扱えないという設定になっていた。つまりだ、この世界でも魔力をきちんと扱えれば魔法スキル発動できるようになるんじゃね?という淡い期待からこのスキルを作ろうかと考えた。属性適正なくったって、やっぱり諦めきれん。俺は魔法を使いたいんじゃい。
ということで
「スキル、魔力コントロールを作成」
……《【創造魔法LV∞】によって …………パッシブスキル……………【魔力操作LV1】が………作成され……ました 【魔力操作LV1】は【スキル記憶】によって自動で記憶されました》
よし、途中なぜか途切れ途切れだったけどスキル作れたな。でもなんで止まったんだ?
と思っていると、急に体が重くなる。
うわっ、これもしかしたら…
—————————————————
【ルーラ・ケイオス】《全熟練度詳細》
2歳 女 魔法使い LV 7
HP :62/62
MP :92/455
SP :225/225
攻撃 :52
防御 :53
魔攻 :0
魔防 :0
俊敏 :16
-スキル-
鑑定LV1
筋力強化LV1
瞬発LV1
-魔法スキル-
創造魔法LV∞(神域限界突破)
閃光玉LV1
盲目玉LV1
火玉LV1
水玉LV1
風玉LV1
土玉LV1
-パッシブスキル-
翻訳LV7
魔力操作LV1
-固有スキル-
創神化LV1
-称号-
異世界人
創神
-加護-
創神の加護
—————————————————
MPがかなり減ってるな。このスキルを作るだけで300はMP使ったよな?食いしん坊なスキルだこと。まあでも?その分期待できるというか、なんというか。もしかして、魔法使えるようになってたりするのかな?きたかな?キタコレかな?とりま鑑定しよっかな?
《魔力操作LV1:魔力を操作するスキル 魔力の精度が大きく上がる》
え?魔力の精度?なんだそれ。てか使えるようになったのかな。
「火玉」
唱えた瞬間、手のひらに向かって魔力が流れる感じが少しした。むず痒い感覚で、血液が流れているのを感じ取っているような、第六感が芽生えたような気分だ。その魔力の方向をちょっとだけ変えたりもできる。これにはびっくりだ。まあ魔法は結局発動しなかったが。
で。これは凄いと思うけど……何に使うんだ?いや使い道あるのか。うん、ないよね。これから使うようになる……のかな。魔力操作ストレッチとか、ストレス解消できる魔力操作とか。まあそんなんないだろうけど。と、食堂から声が少しばかり声が聞こえてくる。
「お父さん、お父さんって魔力操作ストレッチって知ってる?」
「ああ知ってるぞ、エマ。昔はよくやったなぁ。まあ俺は剣士だから使う機会は少なかったがな。」
「あら、私なら魔力ヨガをした事はあるわよ。」
「魔力ヨガ?なにそれ」
「エマは知らないのか。結構体にいいらしいぞ。」
「へぇーこんどやってみる!お母さん教えてね。」
「ええ、もちろんいいわよ。でもエマにはまだ難しいかもしれないから、あと3年ぐらいしたらね。」
「えぇーまてないー!」
ハハハという家族の笑い声が聞こえてくる。いや、笑えねぇよ、全然。
いやいや、魔力操作ストレッチってあるのかよ。しかも魔力ヨガって、もうファンタジー感が一切感じられないよ。すごい現実的な使用方法すぎるよ。異世界に転生してまでやる事に意味が見出せねぇかねぇか。現実って怖え。
もう他に作りたいスキルも浮かんでこないし、MP無くなったし、今日はこれぐらいで終わりにしよっかな。あ、でもまだSP残ってるな。最近SP消費してないし、鍛えていくか。
魔力操作のレベルを書き忘れていたので修正




