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23話 察知(ヤケクソ)



昨日は本当に死ぬかと思ったよ。何あの反動、強すぎやしませんかね。あの後3時間以上痛みに耐えて、やっと動けるようになって飯を食べて、ベッドで休んだけど痛みが取れなくて、それでお母さんが回復魔法っぽいのをかけてくれてやっと治ったっていうね。

ていうか今日も身体中ガッチガチだ。あんまり激しく体を動かせないな。


てことで、今日は思いついたスキルを作ろうと思う。スキル作りなら一歩も動かずにできるからね。

さて、今から作るのは探知スキルだ。敵の居場所とか味方の居場所とか、そういうのがわかるのとわからないのでは凄い差があると思う。実際これがあれば後ろから奇襲されても十全に対処できる。数の暴力に勝てるようになるわけではないと思うが、絡め手とかずる賢い戦法を潰すのに役立ちそう。

他にもモンスターの位置を把握したりできるといいかも。このスキルだけで死亡率がグッと下がりそうな気がする。

と、ここまでの説明で言うように、使えればめっちゃ便利だと思うんだ。まずあって損はしないだろう。まあ、属性の関係で使えなかったりしたら意味ないんだけどね。それは作ってから考えればいいことだ。


ということで早速作りますか。


「探知スキルを作成」


《【創造魔法LV∞】によって スキル【察知LV1】が作成されました 【察知LV1】は【スキル記憶】によって自動で記憶されました》



できたできた。探知じゃなくて察知なのね。でも進化したら探知になりそうな感じだ。

じゃあ早速使ってみるか。


「察知」


……………………ん?あれ?これ使えてる?なんか全然効果が出てる気がしない。使う前と使った後で何も変化なし……?

あ、でも……こう、耳をすませばいい感じに感覚が鋭くなってるような、なってないような気がしなくもない。うーん、LV1だと微妙か?やっぱり鍛えてかないとだめぽい?

いや、今の俺なら!いける気がする!あ、!アメリーさんがこっちに向かってきてる気がするぞ。これは察知の力か?多分階段を降りているところだ。一段ずつ、ゆっくりと降りてきている。いいぞ、わかるぞぉ。第六感、俺のシックスセンスが輝いているっ!アメリーさんはもう少しで扉までくる。あと…………3………2………1………今だ!


扉がゆっくりと…………開かない。

あれぇ?おかしいなぁ。今のは絶対来てたパターンだと思ったんだけどなぁ。

そう思いながら扉の前に近づく。

ドンっ


「ルーラちゃんご飯よ〜って、あら?」


いってぇぇぇ……扉から攻撃を受けた。こいつ…計ったな…?


「ごめんなさい、大丈夫?」


「大丈夫だ、問題ない」


「えっ……そう。なら安心だわ。」


いや、そう返すしかないよな今のは。

にしても、「察知」意外と使えないのな。これはもっと別のスキルを作らねばな。

ということで次のスキルを作る。


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