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20話 俺の前途は多多多難のようだ



おはよう。今日も気持ちのいい朝だ。昨日の夢の中で属性適正問題も一旦解決したし、スッキリだな。

さて、いつものように食卓まで運ばれる。最近は少し硬めの、リンゴみたいな果物とかよく分かんない青い野菜を食べている。一見美味しくなさそうに見えるものでも、意外と美味しかったりもする。仰天食材だ。ただ時々、一見美味しくなさそうにみえるものが普通に美味しくないこともあって大変だ。こちらもある意味仰天する。いや昇天か。

そんで思ったんだけど、創造魔法って思い浮かべたもの作れるんだよな?だとしたら食べ物とか作れるんじゃないものかと思うんだが、どうなんだろう。

朝飯を食べ終わったので地下室に行く。とりあえず、試してみるか。


「創造魔法、オレンジジュースくれ」


《【創造魔法LV∞】によって オレンジジュース が作成されました》


おお、いいぞいいぞ。これはいいな。今までなんでこういう使い方をしようとしなかったんだ。なんでも創造してくれるんだから頼めばよかったんだ。

じゃあついでにもう一つ。


「べ、別にポテトチップスが欲しいとか言ってないんだからね!」


《【創造魔法LV∞】によって ポテトチップス が作成されました》


ツンデレでも大丈夫なんだな。 ポテチを懐に隠す。見られたらやばいからな。誰にも食わせんぞ。

でも、食い物が作れるのは朗報だな。パソコンんとかは………作っても電気がないな。やっぱりなしだ。

そうだ、今日は創造魔法で色々作ってみるか。そうだそうしよう。


とりあえずステータスを開いてMPを確認しようか。


—————————————————


【ルーラ・ケイオス】《全熟練度詳細》

2歳 女 魔法使い LV 7


HP :62/62

MP :433/439

SP :202/202

攻撃 :52

防御 :53

魔攻 :0

魔防 :0

俊敏 :16


-スキル-

鑑定LV1

筋力強化LV1

瞬発LV1



-魔法スキル-

創造魔法LV∞(神域限界突破)

閃光玉LV1

盲目玉LV1

火玉LV1

水玉LV1

風玉LV1

土玉LV1


-パッシブスキル-

翻訳LV7


-固有スキル-

創神化LV1


-称号-

異世界人

創神


-加護-

創神の加護


—————————————————



あ、SPが200超えたな。地道だけどこうやって増えていくのって見てて楽しい。いいね。あとは特に変化なしかな…………


「はぁぁぁぁぁぁあああっ!!」


すぐに地下室の扉が開いてアメリーさんが顔を出す。


「どうしたの!?なにかあったの?本に襲われてない?!」


「大丈夫…」


「本当に?」


「大丈夫…」


「あら、顔色が悪いわ!本当にだいじょ」

「大丈夫…」


「…………分かったわ…。でも、なにかおかしかったらすぐに言うのよ。絶対よ。」


アメリーさんが出ていく。


………………………なんで0になってんだぁぁぁぁっぁあああっ!

魔攻と魔防が!俺のステータスが!

なぜか減ってきてるなとは思っていたものの、そのうち治ると考え放置していたツケが回ってきたのか?ばちが当たったのか?俺が何をしたって言うんだぁぁぁぁぁぁ!!

ハァ…ハァ…。これはひどいな。いやいや、属性適正だけならまだしも、これはどういうことだ?魔法縛りなのか?ジョブなんて捨ててかかってこいよってことなのか?容赦ねえ世界だなおい。もはやハンデがでかすぎてどうにもなんないぞ。魔攻と魔防が0って…ハァ。

あと、魔法使いの加護が創神の加護になってるし。もしやこれの影響?嬉しくねぇな。創神だろうがなんだろうが、ステータス0になったら意味ないじゃないかよ。

最近こういうことばっかりだ。なんて日だ!

あ、まさか………

結界を張ってみる。


……………………………………………。


「張れねぇじゃねぇかぁぁぁぁっぁあああああああああおおおおおぉおおあああああああくそがぁぁぁぁっぁぁぁ!!!」


「ルーラちゃん?ルーラちゃん!」


その日、俺の人生は終わった。精神的に。








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