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16話 新しいまほ……ファッ!?



じゃあ、メインディッシュの魔法スキル、やっていきますか。


とりあえず全部識別。


《閃光玉LV1:光の玉を出す 威力は魔攻に依存する》


《盲目玉LV1:闇の玉を出す 威力は魔攻に依存する》


《火玉LV1:火の玉を出す 威力は魔攻に依存する》


《水玉LV1:水の玉を出す 威力は魔攻に依存する》


《風玉LV1:風の玉を出す 威力は魔攻に依存する》


《土玉LV1:土の玉を出す 威力は魔攻に依存する》


あ、魔攻に攻撃力依存するのね。他のスキルからしてスキルレベル上がったら威力も上がる感じだと思ってたけど、思ったより複雑な仕組みみたいだな。

っていうか今更気づいたんだけど、地味に魔攻と魔防が減ってきてるんだよね。こういうのってステータスが増えるのはわかるけど、減ることってあるのか?…気にしても仕方ないか。


まあいい、それは後々考えるとして、今は魔法スキルを使っていこうか。まずは火玉からだ。

フッフッフッ、ついにこの時が来た。夢に見ていた魔法が「今」現実となる。俺の力よ、ここに集え!いくぞっ!


「火玉!」


《属性適正が0のため失敗しました》


…………………………。


えっ……。あ………、は?

ぞ、ゾクセイテキセイ?何それ美味しいの?

いや冗談きついですって〜。ちょっと火玉さん、それじゃまるで俺が魔法を使えないみたいに聞こえちゃうじゃ無いですか〜やーだー。ていうかせっかくキリッと決めたのにすごい空振っちゃったじゃないか。あはは。もう一回やろう、うん。これは何かの手違いだ。いいね?


「火玉」


《属性適正が0のため失敗しました》


………………………………………え゛え゛え゛え゛え゛え゛っっ!

はぁぁぁぁああああ?!なんだよそれぇぇぇぇぇっ!ちょ、おま、属性適正ってなんだよ!うまいの?美味しいの?なんなの?

俺に魔法を使わせたく無いのかそうなのかそうなんだろうこのやろう!

くそう。普通に魔法スキルが作成できたから、普通に使えるもんだと思ってた。なんつう落とし穴だ。超絶トラップだぞおい。魔法があっても適正がないとダメなんて。…………


……いや、まだ希望は失われていない!火玉はダメだった。つまり火の適正的なのは皆無に等しい。それはまあ認めてやらんでもない。

が、しかし!水とか風とか光とか!俺にはまだ他の魔法がある!

火がだめ。じゃあ別のでいいじゃん。質より量で攻める作戦だぜ。何を攻めるのかは知らんがな。

さあ、他の魔法たちよ、俺に力を、魔法を!



「水玉!」

《属性適正が0のため失敗しました》


「風玉!」

《属性適正が0のため失敗しました》


「土玉!」

《属性適正が0のため失敗しました》


「光玉!」

《属性適正が0のため失敗しました》


「闇玉ぁぁっ!!」

《属性適正が0のため失敗しました》


「あああぁぁっクソがああああぁぁぁぁぁぁ!!」


属性適正が0のため失敗しました、だって?はは、俺も精神力が0のため発狂しました。うん。こんなの絶対おかしいよ。パ○ラッシュ、僕はもう疲れたよ。俺の異世界転生最強無双物語が第1章で幕を閉じちゃったじゃないか。なんて事をしてくれたんだ。

ああもう、なんで適正ないんだよ。創造魔法は使えんのになんでだ。もしかして前世での行いが悪かったから?なんでや!前世は関係ないやろ!

そうだ、あとで女神に文句言ってやろう。2000年ぼっちだったとかもう知ったこっちゃねぇ。あいつに聞けばわかるはずだ。女神だし。


ああっもう!

「なんで適正無いんだよぉぉぉぉ!!!」


その日、幼い女の子の声が森に響き渡った。儚く、儚く。





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