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封神起動 さーしーえー

はーい、かばやきだれです(ノ≧∀≦)ノ+

今日の前書きは長いから読み飛ばしてね(笑)


みなさん、なんと……777話ですよ。

( ꒪꒫꒪)σ……マジかぁ

当初は777話で終わらすつもりでしたが、

コレだめだな、終わんねぇわ(笑)

まだ続きます。(^_^;)


皆様のお陰もありまして、

めでたく漫画版なるものが始まりました!

かばたれのラクガキと違って、

ガチの先生ですぇあ((((;゜Д゜)))).*・゜


ニコニコ静画の方のコメントも見て、

ケラケラ笑っております(๑´ㅂ`๑)

よければ にょきっと弾幕

よろしくお願いしますね!(笑)


世界は、自分で面白くする事ができます。

それが、よく分かった三年間でした。


次元と時限を間違えるわ、

効果音ばっかだわ、

改行平気で30行とか入れるわ、

縦書きで漢文とか書くわ、

字で絵とか描きだすわ、

背景が点滅するわ、

挿し絵 描きすぎて本が売れねぇわ、

熱血の末にガチ百合に突入するわ、など、


たくさんやらかしておりますが(笑)





  一番は、あなたの 心に。


  生きる活力(チカラ)が、生まれることを。



  切に───願います。








 ──ウソぴょーん(笑) 一番は自分じゃい!!



             かばやきだれ




(ノ≧Д≦)ノ.*・゜

本編はじまるぜ、イェぇぇぇえええええええええええええええええええええええええええイ!!!!!





 マイスナと呼ばれた、その少女の首元で。

 おれ達のアーツとは違った、

 白い輝きが放たれている。


 窓から入る夕陽のオレンジに、

 全く、押し負けることは無い。


 それは、これから始まる。

 夜の月を、彷彿(ほうふつ)とさせるものだった──。



「──……まるで、鏡のようでござるな」



 ヒナワの言うことに、

 皆が、言葉なく同意する。


 隣同士で眠る、金と銀の、少女は。

 まったくの色違いなのに、

 クリソツだった。



「ふん……くまったもんだ。この組み合わせは、色々卑怯だぜ」



 初めて会って神官だと言われたら、

 おれは信じるだろう。

 そういう雰囲気(シンエル)が、

 この二人を包んでいる。


 オシハが、感嘆と戸惑いが入り混じったような、

 悩ましい声で言う。



「見て……これ、ミスリルで出来てるわ。紋章まで一緒……」

「くく……イミテーションにしては随分と凝ってやがるな?」

「笑いごとじゃないわよ、くま……。これは本物と違って液体金属にならない。どうやって外すのかしら……」



 確かにな……。

 見た感じ、かなり高純度のミスリル銀で鋳造されてやがる。

 こんなもん、どうやって首に巻いたまま加工したんだ?


 ヒキハが、マジカに尋ねる。



「……マジカさん。あなた、この子達をパートリッジで見た、と言ってなさいましたね?」

「……」

「この二人は……」

「マジ、ノーコメント」

「……」

「ま……っ、マジ、かんべんしろし」



 妹剣士のプレッシャーに、

 寸胴パジャマっ娘が、たじろいでやがる……。

 ヒキハのやつ、えらく絡むよな?



「あのねぇー、ヒキハちゃん。あんた、人に隠し事しといて、人から秘密を聞き出そうなんて、お門違いよ?」

「……! そっ、それは……」

「つーん。お姉ちゃんより、そんなクルルカンちゃんの方が大事ですかぁー」

「っ!! そ、そんなんじゃなッ……!」

「……ん? なんだ、おま。クルルカンの嬢ちゃんと親しいのか?」

「あ──アンティとは少し前に知り合っただけです!」



 いや……呼び捨てかよ。ガッツリ、

 "アンティ呼び"、してるじゃねぇか……。

 やれやれ……おっぱい姉妹の間にも、

 色々とあるようだぜ。


 おれがヒナワの方を見ると、

 若様は、上手に話をそらしにかかった。



「からから♪ リスク殿のお話では、この御伽(おとぎ)の乙女の、ご両人。どうやら薬草の調査を先行して行っていらした御様子。しからば──目覚めるのを待ち、詳しく話を聞くとする。異存ある者はござらんな?」

「つーん」

「お、お姉ちゃん! すねないでくださいまし……!」

「にょきっとな!」

「くっぷしゅん!」

「わっ! 頭の上で、くしゃみしたぁ……!」



 ……くく。

 何やら、とてつもねぇ隠し事が多そうな、

 二人の寝ぼすけ主人公。だが──、

 小動物にサンドイッチされている審議官を見ると、

 エコープルにとっては、

 良い出会いなんじゃねぇかなと、思う。


 とりあえず……礼装服の件は、

 ここにいるメンツの秘密ってことで、

 いいんじゃねぇか?



「なぁ、エコープル。この二人の件は──」






 ────""""""" ポンっ """""""。



 マヌケな音が、重なった。






「「「「「!」」」」」



 ここにいるプレミオムズ、

 全てのプレミオム・アーツの真上に、

 小さな金の光球が、浮遊して表示される。



「っ! アーツ・エフェクト……! 誰かからの通知でございますか?」



 ヒキハの言う通り、プレミオムズ全員に、

 簡易メッセージが届いたようだ。

 ……!

 パートリッジギルドからだ。

 たぶん、ブレイクさんだろう。


 神秘の術式を、開封する。




「「「「「 リード 」」」」」



 ──ポン!





 『:East thanks.』





 シンプル イズ ザ ベスト 。

 あの人らしい。

 まぁ……元々、短い単語しか送れねぇが。



「は……"東をよろしく"だとよ」



 ブレイクさんは、義理堅いギルドマスターだ。

 短文だが、礼節を感じるぜ。

 はん。休暇中に、

 ちゃんと片付けられるといいんだが……。



「……やれやれ。明日からは地道な調べもんに──、……ん?」


「「「     」」」




 その場にいる何人かの、

 表情がおかしかった。

 ユユユまで、目を丸くしてやがる。



「……なんだ? どした?」

「ベアさん……。アレは、結構ヤバげですよ」



 騒音エルフが静かに言い、

 あごで、クイッ、と方向を示す。

 な、なんだよ。

 普段うるせぇのに、気味がワリィ──……、


 ──そこで、気づく。




「ぅそだろ──」




  ポワワ……!




 通知は、どうやら。

 アンティ・クルルにも送られたようだ。

 何故、ブレイクさんが、彼女にも……?


 黄金の義賊の首輪にも、

 おれ達と同じく、

 金色のアーツ・エフェクトが、

 ふわふわと浮遊している。


 問題は──もうひとつの方だ。



  ポワワ……!


    ポワワ……!




「……"銀色"の、アーツ・エフェクト……?」




 "金"と……"銀"の光球が、

 眠る神官たちの首元に、

 浮遊していたのである。


 ガシッ……! と、エコープルが。

 おれの手を掴み、フルフルと顔を左右に揺らした。



「あ、あり得ない……知らない……。そんなものは、教わって、ない……」

「くゆゆゆゆゆ」

「にょきっと……?」


「……」



 エコープルは幼いが、とても優秀な審議官だ。

 真偽球は、ギルドマスターの持つ水晶球と、

 ほぼ、同じ機能を持つ。


 幼い外見では計り知れない、

 徹底された知識。


 この(たぐい)のアイテムの持つ危険性は、

 誰よりも徹底的に教育されているはずだ──。



「……プレミオム・アーツとして、機能しているのではござらんか?」

「……マジ? そんな事、マジで有りえっか?」



 流石に戸惑いが湧く。

 こんなもんが他にあれば……、

 プレミオムズ宛のメッセージを、

 第三者に盗み見されちまう……。


 冷静に見えるオシハが、審議官に頼んだ。



「……エコープル。あなたの権限で、この銀髪の子のメッセージを開封できる?」

「お、お姉ちゃん!? そんな……」

「ヒキハ! その表情からすると、あんたも()()は知らなかったんでしょう? マザーの隠してる事……知りたくない?」

「……!! ……、ぅ……」


「え、っと……?」



 エコープルが、おれを見ている。

 流石に、おれも周りの顔をうかがった。



「いーと思いますよ。ただ今、お姫様方は、お休み中ですし!!!」

(それがし)も……興味が(まさ)るでござるなぁー♪」

「いやー……マジ、大問題かかえてんぞ、コイツら」



 はっ、だよなぁ……。



「エコ、頼めるか? ちっと、看過できねぇわ。義賊と狂銀、お二人とも寝てる間によ」

「──! う、うんっ! えと……開いてみるね!」

「ほれ、こいつで頼む」



 おれは、預かっていた真偽球を、

 カバンから出し、渡す。


 受け取ったエコープルが、

 深紅の紐を首から掛け、

 狂銀の仮面の神官に、近づいた。


 ──思わぬ妨害が入る。



「──にょ、にょきっとなぁ!!」


「ほぉ……くまったな」

「あら、邪魔だてする気?」



 はっ。

 なかなか、見上げた騎士(ナイト)根性だ。



「おらー、マジなめんなよぉー?」

「にょ、にょわー!!」



 パジャマ魔女が後ろから、

 両耳を持って、持ち上げる。

 ヒキハが近寄ってった。



「う、うさ丸、おどきになってください……これは、凄い大変な事なんですのよ!」

「にょにょにょにょにょにょー!」

「ああっ、いたい! いたいです!」

「おっ、マジやったれ」

「くゆー?」



 ヒキハが、宙吊り状態のうさ丸に、

 ポカポカ殴られている……。

 その間に、エコープルは行動した。



「えっと……"審議官権限"──」



 ──ヴォン──・・・!



 神秘の球体が、光を帯びる。



 ──ブゥゥゥウウンン・・・!



「──"中央審議局 所属 審議官 第一位"、

 ──"エコープル・デラ・ベリタ"が行使。

 ──"簡易メッセージ機能"──、

 ──"強制観覧"──"索引開始"──!」



 ── ウ ォ オ オ オ オ ・・・ !



 エコープルの持つ真偽球からの、

 穏やかな光量が、部屋の中に膨れ上がる。


 ちびっ子だが……サマになってやがる。

 やっぱ、ナンバーワンの審議官は違うぜ。


 エコープルは、高らかに詠み上げた──。




「いきます──"流路接続(チャンネルコネクト)"──!」





 そして────。





 ──── ─ ─ ── カ ッ !



 ────それは、光の爆発。






「──!? うわぁっ……!?」



 エコープルがっ……!

 おれの方に、吹っ飛んできた……!

 そんな勢いは無いが、とっさに腹で受け取める!

 鎧を着けてねぇで、よかったぜ……!

 毛皮まみれの腹筋で受けた!

 怪我は無いはずだ!



「エコ!! 大丈夫か!?」

「な、なに……?」



 ……!

 真偽球の光が、消えている……?


 じゃあ、この光は────?





「……マジかよ」

「それ、ウチのセリフだし……」






 金と銀の少女は────、


 劇的な変化を見せていた。






「……摩訶不思議とは、この事なり」

「いやはや、こりゃー……トンデモないですねぇー……!!!」






 二人の少女は、ベッドの上から、


 30セルチほど、浮き上がっている。


 それぞれの肌の上を流れる、


 カクカクと動く、光の線────。





「あ……アン、ティ……?」

「まったく……おったまげるわね」



 


 眠ったままの、ふたりの姫君。


 ふわりと浮いた、それぞれの。


 髪が────解けていく。









   シュルルルルル──…… ポ ォ ン 。



 シュルルルルル──…… ポ ォ ン 。



   シュルルルルルルル────…… !







「髪が──繋がっ……ちゃった?」







 エコープルの声が、下から聞こえる。







「どうなって、やがるんだ……」









 金髪と銀髪は、シルク糸のように舞い、


 互いを食い合うように、


 空中で接続された──。










 いきかう、ひかり。


 えほんの、せかい。










 ────"""" ポン """" ──。








「「「「「 ──……!! 」」」」」







 全員へ届いた通知が────、



 勝手に、ひらく。














『 ──サーバー:


  ──″ アンティマ=イスナ(単独時限通信階層) "に接続されました▼ 』

        (  An time)    (is snA  )





挿絵(By みてみん)





P.S.

ハムスター飼い始めました。(*´ω`)+

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[良い点] 777!!! 大当たり!!! [一言] 祝!!!777話!!! 今後ともついていきます!!!
[良い点] いっっっえ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~い(゜Д゜) ネ兄777話!!!!! フィーヴァーじゃーーーーーーーーーーーーーーー うるさいヽ( ・∀・)ノ┌┛ガ…
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