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みんなでつくろう

2020/03/06(●´ω`●).*・゜

お昼12時からコミカライズ版、スタート!

ありがとござんまさぁあああああ!!!

.˚‧º·(°இωஇ°)‧º·˚.


あ、なんか『はぐるまどらいぶ。』の

『。』が抜けたりして大変だったみたいです……。

(^_^;)(笑)


まぁおいおい直るっしょ!((´∀`*)).*・゜




 "緊急事態"が発生したわ。



 ほぼ全員、箱庭に集まっています。


 あ……そーいや。

 ブロンズ団の皆さんに出すポタージュから、

 ミニトマト抜くの忘れたわ……。


 ま、いっか。

 キライでも、しにゃーしない。


 今は、それより──。




「で……どーぅ?」


『────申し訳ありません……。

 ────私がすぐにスキャンしていれば……。』



 や、あんまヘコまないの。

 先輩、励ましといて……。

 巨大ちゃぶ台に並ぶ、たくさんの湯呑み。



『>>>はは……オーライ。状況を確認しよう。

 >>>"銅の刑死者(ブロンズ・ワークス)"の中破した鎧を、

 >>>ぼく達は、明日の朝までに、

 >>>完全修復しなけりゃいけない。

 >>>6人分ね──』



 うんうん。



『>>>当初の手筈(てはず)としては、こうだった』



 ──ヴォン。




─────────────────────


   [ 鎧復元・簡易工程表 ]


 ①6体分すべての鎧のアナライズスキャン

 ②破損箇所の確定及び、鎧の設計図の作成

 ③装備対象者のボディスタイルのスキャン

 ④中破軽装鎧の"電鎖歯車法(でんさはぐるまほう)"による分解

 ⑤"電鎖歯車法(でんさはぐるまほう)"による6体分の鎧の復元・再構成

 ⑥設計図とボディスタイルデータによる微調整

 ⑦朝食時に受け渡し完了


─────────────────────




『>>>ぶっ壊した6つのヨロイは、全て同じデザインだったからね。アナライズスキャンさえすれば……、各・破損箇所の設計図は(おの)ずと補填され合って……完成していた訳だ』



 ふむふむ、そうね。



『>>>だが……その、実際は、だねぃ……』


〘------の;のんのんなぁぁ──……☆〙


〘#……すまない。こちらも反省している……。

 #……私が律するべきであった……〙



 あはは……ま、やっちゃったモンは仕方ないわよ。



『>>>あ──……当の本人は?』


「いま、私の背中で半泣きになってる」

「ぐしゅ……」


『>>>あっ……、ぃ、いたんだね……』



 マイちゃん、めそめそモードです。



「ほ、ほら……泣かないの。皆で頑張りゃ何とかなるって」

「ふ、ふみゃあああ……!」



 おおぅ、ブルブルしとる。

 ま……何となく、伝わったかな?



『>>>え──……、つまり。設計図データを作る前に、ヨロイを全て分解してしまった訳だが──……』


「ぶああぁぁぁぁ──……!」



 ちょっと先輩……。

 嫁泣いてるんで、やめもらっていすか。



〘#……オリジナルの鎧の構造図は、その……ビタ一文、残っていないのかね……?〙


〘------のんのん☆

 ------ダメのんのんっ☆〙


〘#……鎧の現在の状態は?〙


〘------粉のんね☆〙



 きんぞくの、こなぁぁ。



「ぶああああぁぁぁ……!」

「ほ、ほーらぁ……よしよし……」


『>>>えーっと……視覚記録とか残ってないかぃ?』


『────すみません……。

 ────流用できそうな画像データは:あまり……。』



 復元すべきヨロイの設計図が──にゃい。



『>>>う、うーん。やっぱり、イチから造るしか……ないかぁ』




 結論。


 復元しようと思ったけど、

 新規で造り直すコトになりましたァー。




「ぶああああぁぁぁぁ……!」

「ょ、よしよしよしよし……」



 回収した破損ヨロイを6つ、

 瞬時に粉にしよったマイスナさん。

 猛省しています。



『C7:クニャウンズも集合したにゃけど。にゃーん、今夜は徹夜にゃねぇ……』


「あっ……。そーいや、シーニャは? 帰ってきた?」


『C7:まっ、まだにゃん!! おおおおお腹減ったら帰ってくるにゃよ……!』



 ほ、ホントなのソレ……?

 可愛い半裸に旅させちゃダメよ……?



「クラウン。母としてどなの」


『────空間(ストレージ)内には居ますので。

 ────ああ見えて:しっかりしています。』



 親バカスキルめ。



『>>>生体反応はキッチリ確認してんだ、あまりにも遅かったら、ぼくが迎えに行くよ……。んで、話を戻すけど……』


「ん。ヨロイをイチから造るって、難しい?」


『C7:一晩しかにゃいかんにゃあ……』



 ネコ娘、イタイトコを突く。

 静まりかえる居間。



「……わ、私が啖呵切ったからか」


『C7:にゃ、にゃにゃ! そ、そーゆーワケでは!』


「あ、朝までって……」

「ぶああああぁぁ……!」



 時間が、ない。



〘#……う、うーむ。見た所、彼女達は中々の手練(てだれ)のようだ。話は通じるようだから、それなりの物を渡せば納得はするだろうが……〙


〘------暗殺系統・盗賊系統の使用する鎧は;

 ------とても重要のん☆

 ------半端モンわたしたら;

 ------命に直結するのんっ☆〙


「ぶぁぁぁぁあああああ!」


『────記憶データより:

 ────ざっくりとした設計図は起こせます。

 ────ですが:関節部となると──。』



 むずかし、そうですねぃ……。



『>>>──で。後輩ちゃん達に、相談があるんだけど……』


「にゃに?」

「ぶあぁ?」


『>>>ほら……身近な所に、参考にできる軽装ヨロイの傑作が、2つもあんじゃん?』


「 ま 、 ま さ か ! !

  こ の ヘ ン タ イ ヨ ロ イ を 、

  参 考 に す る 気 ・・・ !?   」


『C7:自分で着てる装備に対しての発言とは思えないにゃ……』


「ぶあぁ……?」


『>>>いちからは、厳しい……。それとも、数日待ってもらうかぃ?』


「ぐっ……! アブノさん印のヨロイに頼らない場合、な、何日くらい必要なの……?」


『────皆目検討もつきません……。

 ────オーダーメイドの鎧装備のフル精製は:

 ────経験がありません。』


『>>>ぼくらが、いつもきみらにやってるのは──あくまで元々のヨロイを活かした"追加装甲"なんだよ……』


〘#……む。武人に見合った鎧を一から鋳造するのは、容易ではない。が、アンティくんとマイスナの鎧は、機動性からすると素晴らしい物だ。参考にできる所は多かろう──〙


「む、むむむ……」

「ふみゅ……?」


『────最終ジャッジは:アンティに従います。』


『>>>あんまり、時間の余裕はないけどね……』



 ぐぐぐ……。


 "クルルスーツ・レディオル改"と、

 "銀の花嫁・百光改"を参考に、


 "銅の刑死者(ブロンズ・ワークス)"の皆さんの、

 ヨロイを造り直すだとぉおおおおお。



「…………」



 みんなの視線が、私に集まる。


 ……なによぉ。

 私が、ここの最高責任者か!


 ちくせぅ!


 私は、ちゃぶ台を叩いた!



 ────ダァン!




「────おへそは、ぜったい隠すこと!!!」


『────絶対に死守いたします。』


『>>>決まりだ。ニャーナ! クニャウンズを全員集めろ! 忙しくなるよ!』


『C7:にゃっ! パパ様もご一緒にゃか!』


〘------あっ;猫ちゃん何人かで;

 ------ボディスタイルデータ;

 ------スキャンしてきて欲しいのんっ☆〙


〘#……む、三人は部屋にて寝ているが、残り三人が屋敷内を回遊しているようだぞ〙


『>>>……ええっ、困ったなぁ。げ。しかもこっちは……例の絵の保管庫だぞ……』


「マイスナの鎖で、ドア、ぐるぐる巻きにしてあんわよ」

「ぅ、うん……やった」


『────ですが:露払いは必要かと。』


『>>>ヨロイの設計図作成があるから……クニャウンズから、あまり人手は出したくないなぁ……。部屋の三人はいいとして……』


『────探索している三人については:

 ────ダイオルノシュオンに打診してみましょう。

 ────身体ボディスタイルデータのスキャンと:

 ────少々──脅かしていただければ。』


〘#……ほぅ。面白い人選だな〙


『>>>いいね。後輩ちゃん達は──ヨロイの"叩き台"が出来たら、最終調整と削り出しは手伝ってもらうよ』


「ん。わかったわ」

「寝てたら叩き起してください」


『────本作戦を"ブロンズ・ワークス"と呼称します。』


『>>>ニャーナ! 3D立体データからプログラムするよ!』


『C7:にゃ、にゃいにゃいにゃー!!』



「ぁ、アンティ……大丈夫かな?」

「ん。こんだけ仲間がいんのよ。だいじょぶだって」



 へそさえ出ていなければ……──問題なっし!!


 慌ただしくなる夜の箱庭。


 ん……?

 先輩だけが、居間に少し残る。

 なんだなんだ……?



『>>>……すまなかった』


「「 へっ? 」」


『>>>顔に……傷がついてしまっただろう?』


「「……!」」



 あの……復活したタコ野郎の……。



『>>>アナライズ積層による防御を担当していたのは、ぼくだ……』


「……気にしていないわ」

「うん」



 マイスナと、答える。



『>>>だが……』


「元々、アナライズカードは情報を表示するもの……そうでしょう? 熱や寒さには強いけど、本来は衝撃に弱い」

「感覚的にわかります。鼻や口があるから、顔の保護は弱くなっちゃうんですよね?」



 えっ! そうなの?



『>>>……! そこまで感じ取っていたのか……その通りだ』



 マイスナすげぇ。



『>>>だが、やりようはあった……』


「気にしないで。私たちが、きっちりヨロイの装甲の方で防げばよかったのよ」

「私も、フルフェイスに変形してれば良かった。こちらの落ち度だと思う」


『>>>ぅ、うーん……』


「いつも、よく守ってもらってるわ。へそとか」

「髪とか!」


『>>>……ふふ、わかったよ。あまり気にはしないようにする』


「……銅のヨロイ、頼むわ。へそ露出禁止だけは死守ね!?」

「ごめんなさい。よろしくお願いします」


『C7:クルクルパパ様ぁー!! ダイさんからボディスタイルデータ、届きましたにゃー!!』


『>>>──やるか。少し……楽しそうだね!!』





 長い夜が、始まる。






((o(。>ω<。)o))

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『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
[気になる点] へそだけは死守……つまりそれ以外は露出させたほぼ全裸……ゴクリ……
[良い点] 新造鎧のさーしーえーに期待が高まります!(*´∇`*) でもアブノ印じゃないんですよね……のんせくすぃー仕様かぁ…… [気になる点] 鎧の新造。なぜアブノ氏に依頼しなかったんだ!! みんな…
[良い点] 祝!コミカライズ! あれ、…金さじちゃん? まるで少年漫画!この後にタグ:ガールズラブが付くと誰が思おうか キャラクター原案:かばやきだれ・杉浩太郎          ↑↑↑↑↑↑ しれっ…
2020/03/06 20:23 ズブロッカ二杯目
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