箱庭深層・水電室。上 さーしーえー
びぐろちゅーい?((((;゜Д゜))))
はいけい、くろ!
──( Y/N )……▽/
──▽
────buffering.|▽
────実施しています▽
────Now Loading.../▽
──復元可能なデータを/
──検出しています...▽
────□□□□□□□□|
────完了。▽
───読点プログラムが復元。▽
──破損データ:Ø。▽
──復元可能領域:100/pe.せルTA-nlジ。▽
────切り離し作業:44/100。▽
────安全領域を獲得。▽
──前頭葉の切り離しを確認。▽
──内部呼吸の開始。▽
──/:一定領域への回帰を/
──果たしました。▽
password:?▽
〔 *******∥******* 〕
──パスワード:7垓桁を/
──もう一度:入力してください。▽
──承認されました。▽
──再起動しています...▽
──再起動しています...▽
──アンティ・キティラ /
──マイスナ・オクセン /
────精神データを:起動します。▽
■□▶▷ AWAKENING ◀︎◁□■
──。
──……。
……ん?
「もゅ……」
「むぉ?」
「……んむ!?」
「む、む!」
──ん!?
──んん!?
なんだコレ!?
「む……むむ!」
「むぅう、む!」
『>>>おちつきなよ』
っ……!?
……。
せんぱい……?
「む、む?」
「むぅ……」
『>>>きみ達が気絶してから、
>>>27時間が経った』
「むぉ、むみゅぉ……?」
「むぐむぐ……!?」
『>>>今は、しゃべれないよ。
>>>箱庭ではね──』
こ、っち・・・?
ここは……"箱庭"、なの……?
ん、これ……私、、、あおむけ、か。
したに、、、床を、感じない。
浮いてる……の?
「むむ……」
「むぅ……!」
うえに、乗ってんの、
これ、マイスナ、だよね……?
なんか、変だ。
ど……、どーなってんの??????
あんで、何も、見えない……?
{{ ──っ!!
ピエロちゃんっっ!!?
紫電ちゃんっ!!!
────起きたのねっっ!!? }}
──あっ!?
──ぱちゃ、ぱちゃ、ぱちゃ!
という音がしてくる……!!
これは、足音? よね……!?
近づいてくる……っ!!
「むぃむぁぅ……!?」
「むあむむぅ〜!?」
{{ あぁ、今は、しゃべれないわよぅ。
ムリしないっ! }}
やっぱり、イニィさんだっ!!
そばに……気配を感じる!
やっぱり、したは、水……っぽいよね?
いやでも、背中には、
そんな感触、ないな。
やっぱ、浮いてるっぽい。
「???」
「???」
マイスナと、思考の中で、
首、ひねりまくる。
どーなってるの……?
『>>>……じゃ、あとは、
>>>任せていいかな?
>>>ふあぁ……』
{{ えぇ! お疲れ様さま }}
ポチャ、ポチャ、ぱちゃ……──。
あ、ちょ!? 先輩っ!?
いっ、ちゃった……、……?
ん……、足は……うご、く、
わね……、ん!?
なんだ!?
この、ここにあんの・・・!?
ぁ………"足"!?
……ん!? なんで!?
わたしの、あし、 "三本"……!?
「……!? むぅ!?」
「むぅん……!! むん……!?」
{{ ぉ、おちついて!
今から、貴女たちの状況を、
説明するから……! }}
ポチャ───、、!
──キシィ。
そばの、イニィさんの気配が、
移動する。
たぶん……何かに、座った。
なんも、見えん。
あれっ。
この、高さの感じ……、
やっぱり、へんだ。
座っているはずの、
イニィさんの呼吸音が、近すぎる。
……。
私たちは……床に横たわっては、いない。
たぶん、空中に、、、
固定されてる──。
──っ、
──────ていうか!!!
ナ ト リ の 街 は 、
ど う な っ た の よ !!!
「むむむむむ──っ!!」
「むむむっ、むー!!!」
じたばた、ジタバタぁ!!!
{{ ぉっ、──落ち着き、
なさあああああああい!!!
みんな、無事に、おわったから……! }}
「「 むっ、むむむむむ──っ!!! 」」
{{ し ゃ ら っ ぷ !!! }}
「「 むんぅ…… 」」
魔王さまに怒られて、
しょげたった。
しゅん……。
{{ 誰も、損耗してないし、
大きなケガ人も、いなかったわよぉ!
安心なさいっ! }}
──ピピピ・プバ。
┌─"┐
¦__.¦
/ //
 ̄ ̄ ̄
……──!
イニィさんの、アナライズ式の、
ノートパソコンの音がした。
いつも、箱庭の居間で、
変態が店長やってる服飾店の、
売上とかを、入力してる、
半透明の、アレだわ。
「むぅむぅー?」
「むぅっんーっ」
つーか、
ホントに、動けない……っ!
あんでや……!?
{{ ふぅー。やれやれ、ねぇ……。
ここは、箱庭の第18地下ブロックの、
"水電室剥離機構"、
って部屋の中よ }}
「「 むゅん……? 」」
{{ 床下が、情報水で満たされた、
青・薄暗い、実験棟、、、
ってな、感じの場ね── }}
ん、んんぅ……??
下が、水で満たされた、
じっけん、しつ……???
んなトコロで、なして……。
……。
イニィさんや先輩が、
歩いて来たってことは、
下に溜まった水……? は、
そんな、深くは、ないのかも。
なんにせよ、音しか聞こえんので、
他の感覚で、推理するしか、ない。
{{ ふむ……経過は、
順調、ね── }}
──ぽぽぽ、ぽぽぽプ。
……!
イニィさんのパソコンの、
キーボード音だわ!
まちがいナス!
{{ 誰がナスだ }}
おっと!
さすがの、読心力……!
なに、入力してんすか……?
教えて、イニィさぁーん……!!
{{ 誰が独身よ……。
はぁ……、ま、元気そうで良かったわ }}
「ふむっ、ふむんむ!」
「むむむむ」
{{ 言ったでしょ。
まだ、しゃべれないわよ }}
なんでやねんな……。
この違和感は、なに……?
てか、そろそろ、
ナトリの街が、
あの後、どーなったか……を?
{{ その前に、ね }}
「「 ……??? 」」
{{ ふぅ……。いーぃ?
今、貴女たちはね── }}
──つづく、イニィさんの、ことば。
{{ ──"魂の前半分"、
──くっついちゃってるから! }}
「「 …… む ぃ ? 」」
……。
…………。
………………………くっつ、、、。
く っ つ い ??










