マ ジ カ ノ マ ヂ カ ラ さーしーえー
お〜〜〜〜〜〜〜♪♪♪
またまたまたまたまたまた♪♪♪
またまたまたまたまたまた♪♪♪
たんたんたんタンタンタン♪♪♪
タタンタンタンバババババババ♪♪♪
………………………。
………………。
…………。
白マジカくるぞ。
※前書きココマデ
しちにん の かみ が
せかい を つくる とき
つき の かみさま が
おもい ました
「
そうだ! でんわ を
つくろう! はなれて
いても みんな で
しゃべれる でんわ を !
」
つき の かみさま は
がんばって ななつ の
かみ の でんわ を
つくり ました
これで とおく ても
みんな しゃべれ るに
ちがい ありません
でも とても だいじな ひ
つき の かみさま は
そら から でんわ を
おっことして しまいます
つき の かみ は
くい ました
しに そうな ほど
くい ました
こわがり な
つき の かみ が
おそら から ちじょう に
とりに いこうと おもうほど
それは おおきな
しっぱい でした
でも ほんとう は
かみ の でんわ を
おっこ とした のは
つき の かみ では
なかったのです
──|
── completed.
──" アーツ・エフェクト "が
アンロックされました ▼|
── 解除申請者:マジカ・ルモエキラー
── " 承認 " ▼|
──" さいご の みぎあし "
の 効果 が 適用 されます ▼|
INT +++@
──レディ ▼|
──スタンディング・バイ ▼|
──── " 叩頭 " 、
という、言葉が ある。
聞き慣れない言葉だが、
読んで字の如く、
それは、頭を地面に、
叩きつける行為────、
────すなわち、" 屈服の証 " である。
──それは、" 魔神 " に、近かった。
黒黒:『『『『『 ──……ッ!? 』』』』』
──ド ゴ ン ッ ッ !!!
という、重なる音がして、
見ると、黒い女たちが、いっせいに、
地面に──頭を、打ち付けている。
黒黒:『『 ……、……ギ、ガ……? 』』
節足動物のように、
肌が輪切りに裂け、
内部から、ギアやチェーンが はみ出し
有機ロボットのようになった、
黒いバケモノたちが、
────頭を、下げているのだ。
そう、頭を、下げよ。
叩き、つけるが、相応しい。
見えぬチカラに、
アタマを、押さえつけられた、
黒い俗物たちが、
なんとか、見上げる──。
浮遊するのは、白い、魔女であった。
熊神:「なんだ、ありゃあ……」
そこにいたのは、
彼らが知る、寸胴の、コケシではない。
確かに、見た。
"角"を、折ったのだ。
白童:「……フタ、を、あけたんだ」
エルフが、感覚的な物を言い、
しかし、それは的外れではない。
ツノが、折れた瞬間、
膨大な魔力の奔流は、
魔女の髪の色素を吹き飛ばし、
姿は、変容し、
服は、辛うじて、残っている。
魔素の、存在しないであろう、
無の、空間に。
──今は、魔力が、溢れている──。
熊神:「あれは……プレミオム・アーツ……なのか?」
白く、淡く、ピンクに光る。
その、右足に光る黄金は、
だれも、見たことがないカタチをしていた。
白金のブーツ。
ふくらはぎに、あった輪金は、
片足の、つまさきまでを、
スッポリと覆い、
それは、まさしく、" 光る足 "、
と、なっている──。
夢魔のような、
スペードとハートを、
組み合わせたかのような尻尾が、
今は、ビームのような光帯で構成され、
それの、ゆらゆらと揺れる動きが、
神のブーツに、反射した。
姉乳:「……あのツノは、なに?」
折れたはずの、ふたつのツノは、
光のような魔力が溢れ出し、
まるで、悪魔か、ヘラジカのような、
そんな、シルエットを、浮かべている。
手に、魔力が、宿った。
萌神:『 ──── - - - ☆♡ 』
白く浮遊する魔女の右手に、
召喚されたるは、
でっかい、フトンタタキ、である。
いや、フトンタタキである。
だが、神秘を孕む。
それは、恐らく、
地色はピンクなのだが、
凄まじき魔力の奔流によって、
内部より光り輝き、
愛の神の、ステッキないし杖に、
見えなくもない。
いや、初見で、まず、
フトンタタキだとは、気づかない。
とにかく、神々しい。
とてつもなく素晴らしい、
フトンタタキである。
黒黒:『『 ──ググ、ギギギ! 』』
謎のチカラに頭部を押さえつけられた、
数十体の、黒い、女のサイボーグたち。
無理やり、頭を持ち上げようとする。
萌の神は、それを──ゆるさなかった。
肌が多く露出する、
光るフトンタタキを、天に掲げる──。
──────となえよ。
萌神:『 マヂカル - スタンプ --- ♡ 』
ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
ⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡ
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
大量の愛が、ふりそそいだ。
黒黒:『『 ──……ッ、!?!? 』』
押し潰される、黒い怪異たち。
持ち上げようとしていた ドタマは、
再び、足元に、叩きこまれる。
熊神:「なんだ、ありゃあ……」
白童:「ぜんぶ……魔力の結晶なのか?」
ふりそそいだのは、
♡の形をした、
ガラス板のような、物質である。
むちゃくちゃな量で、
すごく、硬そうだ。
発光する、マジカの前方、
50体ほどの、ブラックアンマイたちに、
1体につき、7枚ほど、
その、巨大な魔力の板が、落下した。
ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴぉおおおんん──!!!
黒黒:『『 グ、ギ……ガ! 』』
それらは、自然落下ではなく、
ものっっっっっそい、速さである。
軌道は、バラエティのタライと、
なんら、変わりないが、
あのデカさと速さと量と硬さは、
ミスリル・ゴーレムでも、
ドタマ、カチ割れるに、違いない──……!
熊神:「うおぉ……、──!!
ま、マジィぞ!! 後ろのやつら!
また、手足を銃みたいにしてやがる!!」
萌神:『 - - - ── 』
うつろな、ハートマークが浮かぶ瞳で、
マジカは、その敵を見た。
うでが、じゅう。
うでが、じゅう。
うでが、じゅう。
うでが────。
萌神:『 ---マヂ、ふざけろ--- 』
それは、無表情の中の、苦み──。
萌神:『 --- マヂカル - ふらっしゅ──♡ 』
ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド
♡== ♡== ♡== ♡==
♡== ♡== ♡==
♡== ♡== ♡== ♡==
♡== ☆== ♡==
♡== ♡== ♡== ♡==
♡== ♡== ♡==
たまに、ホシも、混ざっとる。
ハートに貫かれた黒いメカ娘は、
ダンプカーとコンニチハしたのと、
同義である。
それは、F1レースのようであった。
熊神:「すげぇ……」
姉乳:「もはや、物理攻撃じゃない」
でっかいハートを、叩きつける、
光り輝く、半裸のマジカ。
それは、奇跡か。
はたまた、神意か──。
白童:「見てください。毒が──」
獣王:「ガオオ……!」
マジカから迸る魔力の輝きで、
暗い、だだっぴろい空間を、
少しだけ、視認することが できた。
熊神:「……!! 毒の霧が……!?」
白童:「ええ……ボクたちを中心に、
大きな、ハートマーク型に、
押し退けられています」
おおきな、おおきな、
不可侵の、ハート。
その、ちゅうしんに、
かれらは、いた。
その、ちゅうおうに、
ほんとうの、ちゅうおうに、
いたのは────。
銃侍:「 、- 」
異火:『 ひなわ…… 』
魔女の、変貌した、魔女に、
守られし、ココロの、カタチの、
その、中で。
妹乳:「毒を……大量の魔力で、
押し退けつつ、
私たちの呼吸も、
できるように……気体を集め、
尚且つ、あんな、デタラメな、
大量の、魔力結晶体を、
放ち……続けているというの?」
半身が、吸血鬼のヒキハの目から見ても、
その、魔力量は、異常である。
ものっっっっっそい、量である。
そう──。
妹乳:「こんな……速さで……続けたら──」
────心配に、なるほど の。
黒黒:『『 ギ、ギ…… 』』
萌神:『 --- ! 』
黒黒:『『 ギギ、ギ……!? 』』
獣王:「ガオオッッー……!?」
熊神:「──か、かてェ!!」
冗談のように重なっている、
ハートの板の下から、
無傷の、黒いサイボーグたちが、
這い出してくる。
モゾモゾ……、
ガキガキ……、
ビキビキ……、
熊神:( あ、ありえねェェ……!
おれは、重盾職だ、
攻撃は、受け慣れてっから、
音で、どれくれェの衝撃かは、
推し量れる……!
マジカの叩っつけたハートは、
ありゃあ……相当なモンだ……!!
フツーの家なら、
吹っ飛んでやがるぞ……!!
なのに……!! なんなんだ!!
あの、嬢ちゃんたちをコピーした、
黒い、連中と、きたらよォウ……!!? )
白童:「まずいな……頑丈すぎます」
姉乳:「強度が、あがってる……」
妹乳:「皮膚の……下から、装甲を……!
く……! アンティ……たちも、
やろうと、すれば……、
あんな、改造が、できると言うの……っ」
まるで、金属でできた、ゾンビだ。
黒い、悪夢だ。
萌神:『 ---ち、マヂ、ありえねぇ── 』
叩きつける愛は、再開される。
有限の、魔力によって。
絶え間ない、轟音が、聞こえる。
ドドドドドドドドドドドドドドドドド
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♡== ♡== ♡==
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♡== ♡== ♡==
♡== ♡== ♡== ♡==
♡== ♡== ☆==
♡== ♡== ♡== ♡==
♡== ♡== ♡==
白童:「……」
一進一退の、
攻防の、中で。
ユユユは、サムライを、見た。
銃侍:「 - 」
白童:( ……残念、だ )
経験が、未来を、見る。
白童:( ボクみたいには、できないよ……?
ヒナワくん…… )
看取る。
みとらなければ、ならない。
そんな、回復職の、さが──。
………。
白童:「 、 」
ふと、小さな、火神の、手が。
白童:「 ──? 」
銃身まみれの、手が。
事切れつつある、
サムライの胸元に。
置かれていることに、気づく。
異火:『
ひなわ よ……
しなせは せぬぞ
』
※今日もノリでやったで ごめぬョ
✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。










