表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1016/1216

マ ジ カ ノ マ ヂ カ ラ さーしーえー

お〜〜〜〜〜〜〜♪♪♪

またまたまたまたまたまた♪♪♪

またまたまたまたまたまた♪♪♪

たんたんたんタンタンタン♪♪♪

タタンタンタンバババババババ♪♪♪



………………………。

………………。

…………。






 白マジカくるぞ。






         ※前書きココマデ




 しちにん の かみ が


 せかい を つくる とき


 つき の かみさま が


 おもい ました



 「

   そうだ! でんわ を


   つくろう! はなれて


   いても みんな で


   しゃべれる でんわ を !

                 」



 つき の かみさま は


 がんばって ななつ の


 かみ の でんわ を


 つくり ました


 これで とおく ても


 みんな しゃべれ るに


 ちがい ありません



 でも とても だいじな ひ


 つき の かみさま は


 そら から でんわ を


 おっことして しまいます



 つき の かみ は


 くい ました


 しに そうな ほど


 くい ました


 こわがり な


 つき の かみ が


 おそら から ちじょう に


 とりに いこうと おもうほど


 それは おおきな


 しっぱい でした




 でも ほんとう は


 かみ の でんわ を


 おっこ とした のは





 つき の かみ では


 なかったのです
















 ──|


 ── completed.


 ──" アーツ・エフェクト "が

     アンロックされました ▼|


 ── 解除申請者:マジカ・ルモエキラー


 ── " 承認 " ▼|




 ──" さいご の みぎあし "


    の 効果 が 適用 されます ▼|


   INT +++@



 ──レディ ▼|


 ──スタンディング・バイ ▼|




























 ──── " 叩頭(こうとう) " 、




 という、言葉(ことば)が ある。




 ()()れない言葉だが、


 ()んで()(ごと)く、


 それは、(あたま)地面(じめん)に、


 (たた)きつける行為(こうい)────、






 ────すなわち、" 屈服(くっぷく)(あかし) " である。









 ──それは、" 魔神(マジン) " に、近かった。









黒黒:『『『『『 ──……ッ!? 』』』』』






 ──ド ゴ ン ッ ッ !!!



 という、(かさ)なる音がして、


 見ると、黒い女たちが、いっせいに、


 地面に──頭を、打ち付けている。




黒黒:『『 ……、……ギ、ガ……? 』』




 節足動物(せっそくどうぶつ)のように、


 (はだ)輪切(わぎ)りに()け、


 内部から、ギアやチェーンが はみ出し


 有機(ゆうき)ロボットのようになった、


 黒いバケモノたちが、


 ────頭を、下げているのだ。





 そう、()を、()げよ。


 (たた)き、つけるが、相応(ふさわ)しい。





 見えぬチカラに、


 アタマを、押さえつけられた、


 黒い俗物(ぞくぶつ)たちが、


 なんとか、見上げる──。








挿絵(By みてみん)

 

 







 浮遊するのは、白い、魔女であった。







熊神:「なんだ、ありゃあ……」





 そこにいたのは、


 彼らが知る、寸胴(ずんどう)の、コケシではない。


 確かに、見た。


 "(ツノ)"を、()ったのだ。





白童:「……フタ、を、あけたんだ」





 エルフが、感覚的な物を言い、


 しかし、それは的外(マトハズ)れではない。


 

 ツノが、折れた瞬間、


 膨大(ぼうだい)な魔力の奔流(ほんりゅう)は、


 魔女の(かみ)色素(しきそ)を吹き飛ばし、


 姿は、変容(へんよう)し、


 (ふく)は、(かろ)うじて、残っている。



 魔素(まそ)の、存在しないであろう、


 無の、空間に。



 ──今は、魔力が、(あふ)れている──。





熊神:「あれは……プレミオム・アーツ……なのか?」





 白く、淡く、ピンクに光る。


 その、右足に光る黄金(コガネ)は、


 だれも、見たことがないカタチをしていた。


 白金(しろがね)のブーツ。


 ふくらはぎに、あった輪金(わがね)は、


 片足の、つまさきまでを、


 スッポリと(おお)い、


 それは、まさしく、" 光る足 "、


 と、なっている──。



 夢魔(むま)のような、


 スペードとハートを、


 組み合わせたかのような尻尾(しっぽ)が、


 今は、ビームのような光帯(こうたい)で構成され、


 それの、ゆらゆらと()れる動きが、


 神のブーツに、反射した。





姉乳:「……あのツノは、なに?」





 ()れたはずの、ふたつのツノは、


 光のような魔力が(あふ)()し、


 まるで、悪魔か、ヘラジカのような、


 そんな、シルエットを、浮かべている。





 手に、魔力が、宿(やど)った。






萌神:『 ──── - - - ☆♡ 』






 白く浮遊する魔女の右手に、


 召喚されたるは、


 でっかい、フトンタタキ、である。



 いや、フトンタタキである。


 だが、神秘を(はら)む。



 それは、恐らく、


 地色はピンクなのだが、


 (すさ)まじき魔力の奔流(ほんりゅう)によって、


 内部より光り輝き、


 愛の神の、ステッキないし(つえ)に、


 見えなくもない。


 いや、初見で、まず、


 フトンタタキだとは、気づかない。


 とにかく、神々(こうごう)しい。


 とてつもなく素晴らしい、


 フトンタタキである。





黒黒:『『 ──ググ、ギギギ! 』』





 謎のチカラに頭部を()さえつけられた、


 数十体の、黒い、女のサイボーグたち。


 無理やり、頭を持ち上げようとする。




 萌の神は、それを──ゆるさなかった。



 肌が多く露出する、


 光るフトンタタキを、天に(かか)げる──。





 ──────となえよ。






萌神:『  マヂカル - スタンプ --- ♡  』





 ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドド


      ⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡⅡ

     ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

     ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡

     ♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡




 大量の愛が、ふりそそいだ。




黒黒:『『 ──……ッ、!?!? 』』





 押し潰される、黒い怪異たち。


 持ち上げようとしていた ドタマは、


 再び、足元に、(たた)きこまれる。




熊神:「なんだ、ありゃあ……」


白童:「ぜんぶ……魔力の結晶なのか?」





 ふりそそいだのは、


 (ハート)の形をした、


 ガラス板のような、物質である。


 むちゃくちゃな量で、


 すごく、(かた)そうだ。


 発光する、マジカの前方、


 50体ほどの、ブラックアンマイたちに、


 1体につき、7枚ほど、


 その、巨大な魔力の板が、落下した。




 ドゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴぉおおおんん──!!!




黒黒:『『 グ、ギ……ガ! 』』





 それらは、自然落下ではなく、


 ものっっっっっそい、速さである。


 軌道(きどう)は、バラエティのタライと、


 なんら、変わりないが、


 あのデカさと速さと量と硬さは、


 ミスリル・ゴーレムでも、


 ドタマ、カチ()れるに、(ちが)いない──……!





熊神:「うおぉ……、──!!

    ま、マジィぞ!! 後ろのやつら!

    また、手足を銃みたいにしてやがる!!」


萌神:『 - - - ── 』






 うつろな、ハートマークが浮かぶ(ひとみ)で、


 マジカは、その(テキ)を見た。


 うでが、じゅう。


 うでが、じゅう。


 うでが、じゅう。


 うでが────。





萌神:『 ---マヂ、ふざけろ--- 』





 それは、無表情の中の、(にが)み──。






萌神:『 --- マヂカル - ふらっしゅ──♡ 』




 ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド



 ♡==  ♡==  ♡==  ♡==

   ♡==  ♡==  ♡==


 ♡==  ♡==  ♡==  ♡==

   ♡==  ☆==  ♡==


 ♡==  ♡==  ♡==  ♡==

   ♡==  ♡==  ♡==




 たまに、ホシも、()ざっとる。





 ハートに(つらぬ)かれた黒いメカ娘は、


 ダンプカーとコンニチハしたのと、


 同義(どうぎ)である。



 それは、F1レースのようであった。






熊神:「すげぇ……」


姉乳:「もはや、物理攻撃じゃない」






 でっかいハートを、叩きつける、


 光り輝く、半裸のマジカ。


 それは、奇跡か。


 はたまた、神意(しんい)か──。






白童:「見てください。毒が──」


獣王:「ガオオ……!」






 マジカから(ほとばし)る魔力の(かがや)きで、


 暗い、だだっぴろい空間を、


 少しだけ、視認することが できた。





熊神:「……!! (どく)(きり)が……!?」


白童:「ええ……ボクたちを中心に、

    大きな、ハートマーク(がた)に、

    ()退()けられています」





 おおきな、おおきな、


 不可侵(ふかしん)の、ハート。



 その、ちゅうしんに、


 かれらは、いた。




 その、ちゅうおうに、


 ほんとうの、ちゅうおうに、


 いたのは────。





銃侍:「      、-  」


異火:『 ひなわ…… 』





 魔女の、変貌(へんぼう)した、魔女に、


 守られし、ココロの、カタチの、


 その、中で。




妹乳:「毒を……大量の魔力で、

    ()退()けつつ、

    私たちの呼吸も、

    できるように……気体を集め、

    尚且(なおか)つ、あんな、デタラメな、

    大量の、魔力結晶体を、

    (はな)ち……続けているというの?」




 半身が、吸血鬼のヒキハの目から見ても、


 その、魔力量は、異常である。


 ものっっっっっそい、量である。


 そう──。




妹乳:「こんな……速さで……続けたら──」




 ────心配に、なるほど の。







黒黒:『『 ギ、ギ…… 』』



萌神:『 --- ! 』



黒黒:『『 ギギ、ギ……!? 』』







獣王:「ガオオッッー……!?」


熊神:「──か、かてェ!!」





 冗談のように重なっている、


 ハートの板の下から、


 無傷(むきず)の、黒いサイボーグたちが、


 ()()してくる。





 モゾモゾ……、



    ガキガキ……、




  ビキビキ……、






熊神:( あ、ありえねェェ……!

     おれは、重盾職(シールダー)だ、

     攻撃は、受け()れてっから、

     (オト)で、どれくれェの衝撃かは、

     ()(はか)れる……!


     マジカの(たた)っつけたハートは、

     ありゃあ……相当なモンだ……!!

     フツーの家なら、

     吹っ飛んでやがるぞ……!!


     なのに……!! なんなんだ!!

     あの、嬢ちゃんたちをコピーした、

     黒い、連中と、きたらよォウ……!!? )


白童:「まずいな……頑丈(がんじょう)すぎます」


姉乳:「強度が、あがってる……」


妹乳:「皮膚(ひふ)の……下から、装甲を……!

    く……! アンティ……たちも、

    やろうと、すれば……、

    あんな、改造が、できると言うの……っ」





 まるで、金属でできた、ゾンビだ。


 黒い、悪夢だ。





萌神:『 ---ち、マヂ、ありえねぇ── 』





 叩きつける愛は、再開される。


 有限の、魔力によって。




 ()()ない、轟音(ごうおん)が、聞こえる。





 ドドドドドドドドドドドドドドドドド



 ♡==  ♡==  ♡==  ♡==

   ♡==  ♡==  ♡==


 ♡==  ♡==  ♡==  ♡==

   ♡==  ♡==  ♡==

 ♡==  ♡==  ♡==  ♡==

   ♡==  ♡==  ☆==


 ♡==  ♡==  ♡==  ♡==

   ♡==  ♡==  ♡==


 




白童:「……」





 一進一退(いっしんいったい)の、


 攻防の、中で。


 ユユユは、サムライを、見た。





銃侍:「      - 」


白童:( ……残念(ざんねん)、だ )





 経験が、未来を、見る。





白童:( ボクみたいには、できないよ……?

     ヒナワくん…… )





 看取(みと)る。


 みとらなければ、ならない。




 そんな、回復職(ヒーラーズ)の、さが──。








 ………。






白童:「 、 」






 ふと、小さな、火神(ひじん)の、手が。






白童:「 ──? 」







 銃身まみれの、手が。



 事切(ことき)れつつある、


 サムライの胸元(むなもと)に。







 置かれていることに、気づく。












異火:『

     ひなわ よ……


     しなせは せぬぞ

                』















 

※今日もノリでやったで ごめぬョ

 ✧*。٩(ˊωˋ*)و✧*。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『今回の目次絵』

『ピクシブ百科事典』 『XTwitter』 『オーバーラップ特設サイト』 『勝手に小説ランキングに投票する!』
『はぐるまどらいぶ。はじめから読む』
― 新着の感想 ―
[気になる点] そういえば・・・かばさんのイラスト、ときどき「全年齢版」って補記がありますよねぇ。。。 『年齢限定版』は、どこにあるのかしら?
[良い点] 白マジカさん、にょきっとです。 [気になる点] 〘ウチの作ったデンワ落としたの誰のんか?〙 [一言] 何故かHAHAHAHAHAHAHAHAの笑い声が、あたまに浮かんだ
2021/12/19 11:50 退会済み
管理
[気になる点] さいごのかめん系統かと思ったけど、プレミオムオーツなら7つ既にあることになるし… ライダーのを別と捉えるか、かめんを別と捉えるか
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ