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白の竜騎士物語  作者: 涙涙涙
77/136

Lv76 オーディン

「白い、、、馬、、、ですわ、、、キレイ……」


どこからともなく光り輝く白い馬がやってきた。


「おいおいー、竜人ちゃーん!どうしたんだいりそのカッコー??まぁ一部始終見てたんだけどねー」


「馬が、、、喋りましたの??」


ライアが呆気にとられて馬を見る


「、、、違う!よく見ろライア!馬に乗ってる奴を!」


ライアが目を凝らして馬の背中を見る。


「。。。こ、これはっ!?、、、騎士!?でもその姿に完全に反してチャラいですわ!!」

「あぁ、上級神の1人。オーディンだ!!」


よく見ると、馬の背には甲冑に身を包んだ光り輝く騎士が槍を携え跨っていた。


「はいっ!せいかーい!よく見つけることができましたー!チパチパッ」


オーディンがふざけた口調で言う。

バカにしてるとしか聞こえない。


「僕は″俊敏″と″探索″を司る神だ、探すことは得意だからずっと竜人ちゃんのことは監視してたのさー。探索が得意ってことはー、逆に言えば……この通り!」


スーッとオーディンの姿が消えていく。


「き、消えましたわ!?」

「いや、ソイツは一切動いちゃいない」


「またまたせいかーい!ひゃっほ、冴えてるね竜人ちゃーん。まぁ、ある程度レベルがない連中には見つけにくいはずだけどねー」


オーディンが再び姿を現した。

先ほどと変わらず、馬に跨ったままだ。


「三国の王に伝令をしたのは、、、オーディン!お前だな!?」


「ぴんぽんぴんぽーん!!だいせいかーい!!どうかな?僕からのプレゼント。楽しんでもらえてるかなー??」


「ぷ、プレゼントですの!?わたくし達があんな目にあったのも、、、!!」

「くっ、、、こいつ、許せねぇ」


オレはかなり腹が立った。

だか、体を再び本気で動かしてもビクともしない。


「あれあれー?竜人ちゃんの体を抑えてる結界はリッチーの神器の魔力でできてるし、ロリッ娘魔法少女の力も上乗せされてるから出てこれないっしょーー??」


「ちっ、そこまで見てやがったからこのタイミングで現れたのか。ご丁寧に大陸中を引っ掻き回しやがって!」


「チー様!わたくしがっ!!」


ライアが盾を槌に変え、馬に乗るオーディン目掛けて飛びかかる。


が、振り下ろした槌が当たる前にオーディンの姿が消えた。


「なっっ!?また消えた!ですわ!!」


「消えてなんかいないよーん」


ライアの真横から馬の蹴りが飛んでくる。


「くっっ!!きゃあぁぁっ!!!」


咄嗟に盾に変形し身を防ぐ。が、蹴りの衝撃に耐え切れず数十mライアが吹き飛ばされた。


「僕はゆ〜っくり横に移動しただけさ、な!ジョセフィーヌ」


ブルルと馬がオーディンの呼びかけに応える。


「お前、何が目的だ!?」

「あれあれー?前にあった時に聞かなかったかい?暇つぶしだよ。ヒ・マ・ツ・ブ・シ♩」


暇つぶし、、、か。。。

ググッと体に力が入る。


「だってさー、最近大きな戦争もないし、歯向かってくる悪魔や魔族もいないしー。世の中平和すぎじゃん?その間も人間は増え続ける一方だし、ちょーっとくらい弄んでも、いーんじゃない?」


「、、、、、言いたいことは、それだけか…」


更にオレは体に力を込める。


「あれあれー?怒っちゃったー??君もさー、何人も女の子はべらしちゃってー、手も足りない状態だから人数少ない方が楽なんじゃないのー?」


「ぐふっっ、、、、、!!!」


オーディンが馬に乗ったまま、馬の前脚がカナデの腹にドカッと乗せられる。


「ぐぅっ!あ、あああぁぁぉっ!!」


カナデが馬の脚を掴み苦しそうにもがく。




「、、、、、どけろ」




ピシッ

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