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白の竜騎士物語  作者: 涙涙涙
59/136

Lv58 ミスリルアント

坑道の中・・・



「あっはっは!!もろい、もろすぎるわ!!」

拳、蹴りの一撃で蟻を粉砕するナナ。



もはやそれは・・・



「次ぃ!貫かれたいのはどいつや!?」

槍で貫いた蟻をそのまま次の蟻に突き刺すカナデ。



戦いではなく・・・



「、、、、、『ファイアボルト』『ウインドウェイブ』『ニューロアース』」

混合魔法で焼いたり溶かしたり圧し潰すメル。



一方的な・・・



「遅い!遅すぎてあくびが出るぞ!!」

目にも留まらぬ速さで蟻をバラバラに斬り刻むセリーヌ。



蹂躙となっていた・・・



「ですわ!ですわですわですわ!!!」

体当たりや盾で蟻の攻撃を防ぎながら壁や地面にめり込ませていくライア。



ーーーーーーーーーーーーーー


。。。みんな強くなりすぎてね??

なんか、作戦や連携も関係なく一人一人が暴れまくっても問題ない感じだよ。


「まぁ、こんなもんさね。あいつらは少なくとも普通の人間とは一歩抜きん出てた連中だ。もともとの潜在能力を出せるようになったらまだまだこんなもんじゃないさね」


「そうか、、、怒らせない方がいいなぁ」


「ん?なんか怒らせることするんかい??」


「べ、べつに!?なにもやましいことなんてないし!」


「ふぅーん。。。」


なんすか、、、その挑発的な目は。

やめて、首に手を絡ませんといて!


「ねぇダァリン?もっぺんあの熱〜いキス、したくなってきちゃった。。。」


いいっっ!!!??


キョロキョロと見回すが皆アリさん殲滅に夢中だ。

セーフ、誰にも聞かれてない!


「ね、姉さん!皆のいる前で。。。!?」


「あらぁ?恥ずかしがってるさね、、可愛い…」


オレはパッと身を翻しなんとかかわした。


「ふふふ、ダァリンたら。。。じゃあ、夜にゆっくりとね………チュ」


ホッペにはキスされた。。。

やれやれ、もうそろそろオレの理性も崩落しそうだな。


ちょうどその後ヴェルダがブーンと飛んで戦場から戻ってきた。


「どんなもんだし!」

「あれ?ヴェルダも参戦してきたのかい?」

「だし!アレを見るだし!」


指差す方向を見ると、ミスリルアント2匹が同士討ちをしていた。


「へ〜、ヴェルダがやったのか?」

「幻惑魔法だし!エッヘン!!」


エライエライと頭を指先で撫でてあげるとヴェルダはへへへと喜んでいた。

お人形さんみたいだし、なかなか可愛いな。


チュッ!

「へへー、カリーナのマネだし!」


「み、見てたのか??」


「ふっふっふ、思い通りにはさせないし!あたしがチハヤんのドーテーをいただくし!!」


「いや、ムリがあるんじゃ。。。」


「元の姿に戻ればいけるし!」


「、、、わ、わかった。期待しないで待ってるよ」


はは、と笑顔でかわしたがヴェルダはやる気を出していた。マジなのか??




「チハヤ!この辺の雑魚は全部片付けたわよ」


「お。そ、そうか。。。凄いなみんな……」


あたりは蟻の屍で溢れていた。


「それじゃ、ちょっと魔石集めるね」


えっと、、、たしか磁石にパチンコ玉が吸い寄せられるイメージをして。。。


『ルイン』


ヒュインヒュイン。。。


成功、魔石が自然に集まってきた。


「なんだ、一度見ただけでもう使えるのかい?こっちは一生懸命練習したのに、たまらんさね」


魔導のカミさまさまですな。

いや、あのガイコツ神に感謝する気はないが。


「もういないんだし?つまんないのーし」


ブンブンとあたりを飛び回り、通路の中へヴェルダが入っていった。


「おいヴェルダ!あんまり離れると、危ないぞー」


「ヘーキヘーキだしー・・・・・ッキャーーーーだしーーー!!!!」



通路の奥からヴェルダの悲鳴が聞こえてきた。

オレたちは急いで通路へかけこむ。


「た、助けてだしーーー!!?」



通路の奥、開けた空間に巨大なミスリルアントがいた。前足の先にヴェルダが捕まっている。服が引っかかっているようだ。



『キシ、、、キシ!キシ!』



「クィーン!?姉さん、なんかこいつ前みたときよりデカくなってないか??」


「おやおや、成長したさね。きっと大量に卵を産んで兵を増やそうと大量にミスリルを食い荒らしたんだろうね」


前は3m前後だった体長が、今は確実に10m越してる。デカすぎだろ!!




巨大な蟻、ミスリルアントクィーンが現れた。





つづく、、、

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