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白の竜騎士物語  作者: 涙涙涙
58/136

Lv57 採寸

肩には小吸血鬼を乗せて、トテトテと歩いて酒場に戻る。


「なんで女の娘ばかりのパーティーなんだし?女好きだし??」


「たまたまだよ。劇的な出会いをしたのが全て女の娘だったってだけさ」


「むぅ。そのルックスで言われれても説得力ないし。。。」


「吸血鬼から見ても、オレは顔がいいのか?」


「くあぁっ!なんたる自信過剰だし!ムカつくけど事実だし文句はないし!!」


「いや、実はな。。。」


オレは二柱の神を喰ったことを教えた。


「なるほどだし。。。美貌の女神喰べたんだったら、その魅力にも納得だし。てことは、もともとは平凡ボーイだし??」


「ボーイではないけど、平凡だと思うよ。ちなみにオレは35歳だ」


「まだガキンチョし」


「まぁ。。。あなたに比べたら……」


「でも、愛に年の差は関係ないし!」


「はは。。。お手柔らかに頼むよ」


「今度魅了の魔法かけてやるし!力はなくなってるけど、不思議系な魔法はまだ使えるし!!」


「不思議系?」


「操作系とか、罠系とか、変身系とか色々。攻撃力とかに影響のないような魔法全般だし!」


「へぇ〜。凄いんだな、ヴェルダ」


「ヴェルちゃんて呼ぶし!」


「。。。気が向いたらな、ヴェルダ」


「も〜、恥ずかしがんなし」



・・・などと雑談してる内に酒場に着いた。



ーーーーーーーーーーーーーー


「みんな、ただいま〜。出かける準備はできてるかな?」


「おかえり、チーど…の?」


「なんですの?そちらの肩の方は?」


「あぁ、紹介するよ。魔法書の中に封印されてたヴェルダだ。この世界で、おとぎ話に出てくる『迷いの森のヴェルダ』の本人らしい」


「イェーイ!よろしくだし!!」


ヴェルダが肩から飛び、Vサインとウインクで挨拶する。アイドルか。


「、、、本物?」

「小さい頃ばあさんに聞いたことがある」


「だし!敬えだし!」


偉そうに腕組みして踏ん反り返るが威厳は、ない。


「魔法書に封じ込められてたんだが、どうやら他の吸血鬼に力を奪われてしまったらしいんだ。旅の途中でその吸血鬼の情報が手に入ったりしたら教えてやろうと思うんだが……」


「まぁいいんじゃない?別に害はなさそうさね」


「げげっ!?なんだしこの反則女は!?」


「反則たぁ聞きずてならんね。一体なにがだい?」


「全部さね!顔もスタイルも雰囲気も強さも!反則の塊だしー!」


「ふんっ、悔しかったら育ってごらんよ」


ムキーッ!とヴェルダは怒っているが、どうやら仲間には受け入れてもらえそうだ。


「まぁ、いいんじゃない?どうせ1人や2人敵が増えたところでかわらないし。それよりチハヤ、早く行こうよー」


むぅ、なんだかオレの周りに女が増える前提の雰囲気を感じるが…


「あぁ、そうだな。それじゃあ全員で出発だ!」



ーーーーーーーーーーーーーー


オレたちはまずラックの店とリックの店に寄った。


「おぅおぅおぅ!。。。。。」

「おやおやおや!。。。。。」


ラックとリックが女の娘全員の体を調べる。

なぜかヴェルダも調べてもらっているが、おい、お前はいいだろ。。。とは言わずスルーした。


今から製作に取り掛かるらしく、明日の朝また来て欲しいと言われた。

ミスリルを加工したくてたまらないんだろうか、ドワーフ双子の目はミスリルになっていたし。1日で準備できるものではないだろうが、張り切りまくっていた。


「チー殿、感謝する」

「ホントですわ。こんな用意もしてくれるなんて」

「チーやんおーきに!」

「、、、、、ありがと」

「私の分まであるなんてねぇ」

「チハヤとの約束だもんねー」

「やったし!」


女の娘たちも喜んでくれてなによりだ。

蟻退治に備えるつもりだったんだが、みんなの強さがあがったから急ぎでは必要無さそうだな。


「さて、それじゃあ蟻退治に行きますか!!」



おーっ!

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