表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
白の竜騎士物語  作者: 涙涙涙
54/136

Lv53 神器″杖″

「あ、そうだ。話は全然変わるけど、みんなの武器を新調しようと思うんだけど、ナナはナックル、カナデは槍、ライアは小剣、セリーヌは片手剣、でいいかな??」


「あっ、、、でしたらチー様。ちょっと考えてることがありまして。。。」


「なんだい?」


「姉様に指摘されたのですが、わたくしの盾は頑強さには自信があれど、攻撃に使うものが盾と同時に装備できる小剣だけという火力の無さを悩んでおりまして。。。」


「ふむふむ、なるほどね」


となると、盾や守りは保ちつつ、一気に強力な攻撃もできる武器がいいか。。。


「うん、わかった。オレも考えておくから、ライアも一緒に考えようか」


「は、、、はい!!嬉しいですわ!!!」


とはいえ、どうしたものか。。。

大きくて頑強な盾で両手はふさがる、、、か。


ん?


クイ、クイ


誰だ!?オレの服の裾をつかむやつぁ!?


「、、、メル、、忘れないで」


!!!メルちゃん!?


下を見ると涙目でうつむいたロリ魔法少女がいた。


「メ、メル!大丈夫、忘れてなんかないよ!

メルには、、、これを渡そう」



キュィィーーン。。。


パッ!


オレの目の前に、光り輝く杖が現れた。



「、、、こ、これ!?」


「これは魔導の神の神器″究魔杖″だよ」


「、、、カミサマ??」


「そう。これを君にあげよう」


オレが輝く杖を差し出すとメルは恐る恐る両手で受け取った。瞬間、


ボゥッッッ!!


メルの体が金色の光に包まれた。


しかし、同時に。。。



「これ、、、、は??」


メルの魔力がドンドン膨れ上がる。


「むっ!いかん!メルよ、魔力を抑えるさね!!」


「ど、、、どうやって、、、??」


杖から魔力がバチバチ放電し始めた。

ヤバい、爆発しそうだ。


「よいか、よく聞け!心の中が水面になるようにイメージするさね!波ひとつ揺れることのない、静まり返った水面だよ!」


「、、、、、、、、こう?」


暴れまくっていたメルの周りの魔力が真円を描いてまとまった。


「まだだ、気をぬくな!今度はその心の水面を、息を整え吸った瞬間に雨粒大の水滴にするようイメージするさね!いいかい、一瞬で水面を水滴にだよ!」


「、、、、、、わかった」


メルが杖を手に、目を閉じゆっくり呼吸し始めた。



スー


ハー


スー


ハー


スー


ハー


スー


ハー


スー


ハーーーーー・・・・・スッ


ブーンと言う微かな音とともに、メルを中心に描いていた魔力の円は一瞬でメルの体に膜一枚張るように収まった。


「、、、、、、でき、た」


おおおぉっ!


オレたちは思わず拍手した。


「なかなかやるじゃないか、一発でできるとはね。コレは、昔パメラの婆さんに教わった集中法だよ。覚えときな」


「、、、、ありがとう」


「ちょっ、ちょっとチハヤ!あたしにはー!?」

「ウチもや」

「わ、私にも無いのか??」

「うらやましいいいいぃですわー!」


「ご、ごめんよ。まだ二柱の神しか倒してないから、今はこれしか。。。」


「はっ?二柱って、、、もう一つは?」


「これさね」


キュイーンと姉さんが神器の弓矢を出した。


「えーーーーーっ!?ずるいー!あたしが1番早くチハヤと出会ったのにー!!」


「まぁ、これが愛の形さね」


悪そな顔で姉さんがいじった。


「ち、ち、チハヤーーー!!!?」


「うぉっ!?」


ナナが悔しさのあまりいきなり飛び蹴りをかましてきた。


ーーーーーーフォン


「きゃぁっ!!」


ナナが見えない壁に弾かれ尻餅をつく。

いや、壁じゃない。これは、、、、風だ!


「これが、、、、チーくんの、愛」


見ると、メルが神器を手に風魔法を使っていた。


「す、、、、すごい、、、、ただ、風、、、起こしただけ、、、」


たしかに、メルの起こした見えない風はまるで大砲でも通さなそうなバリアーのようになっている。


「う、う、、、、うあぁぁぁぁ!!あたしもほしぃーーーーああぁぁぁぁ!!!!」


神器、だよな?オレの愛、なのか??


「わ、わかったから!ナックルの神器を手に入れたら、ナナにちゃんとあげるから、ね?」


「うっ、、ぐすっ、、、ホント、、、?」

「ああ、約束だ」


ふぅ、やっと泣き止んでくれたか。。。


「ち、チーやんウチも!!」

「で、できれば私も!!!」

「ですわですわ!!!!!」


「わ、わかったよ!みんな、約束だ!」



「「「「うわーーい!!」」」」


「ダァリンたら、コレだけの人数相手にするなんて、、、若いさねぇ。もつのかしら??」


こらこら、なにがだ!


「そしたら、とりあえずみんな明日に備えてもう寝ようね」


はぁい

と全員返事してくれた。ふぅ、よかったぜ。



「ダァリン、今夜はあたしの処女Pもらってくれるのかい??」


「ぶぁっ!!?な、なに言うんだいきなり!?」


「おや?それとも、あたしがダァリンのドーテーもらってもいいのかい??」


「お、おんなじじゃないか!?しかも、なんでオレがドーテーだなんて・・・」


姉さんがスッと顔を近づけ耳打ちする。


「おやおや、気づかないとでも、思ったのかい??」


「ち、ちよっと姉さん!チハヤから離れなさいよ!!」

「せや!抜け駆けは許さへんで!!」

「もうっ!!ですわ!」

「チー殿!フケツだぞ!!」


フフフ、と周りを相手にしないように耳元で姉さんが笑う。

はわわわわ、息が。。。



と、その時。。。




バチィッッッ!!



オレの体が雷の檻に包まれた。

「くっっ!!」

姉さんは寸前、身を翻しかわす。


「チーくんの処女Pは、、、、、、、渡さない!」


「「「「いーぞー!メルー!!」」」」


えーーーーーっ!?

「メ、メル!オレは処女Pじゃなくてドーテ、、!?」


「、、、、、、、、、、フフ」



なにその妖しい笑み!

そんな顔できたの!?メルちゃん!



「やれやれ神器とは、飛んだ邪魔が入ったねぇ。ま、いくらでも方法はあるし、焦る必要ないさね。んじゃ、あたしは先に寝るとするよ」


おやすみぃと姉さんは自分の部屋に入っていった。


「ふぅ、ともあれこれで一安心ね」

「せやな、でかしたいメル」

「、、、、、へへ」

「うむ、では私たちも休もうか」

「ですわね」


おやすみぃ、と言い残し女の娘たちがアクビをしながら寝る部屋に入っていった。






おーい、メルちゃんこれ、いつ解けるんだぁ??


雷の檻のバチバチが止まらないよ。。。







(現在の女の娘ステータス)

※メルのみ神器継承済みで強い

ーーーーーーーーーーーーーー

【ナリナ・ツキヨミ】

《《《総合B》》》

体力★★★

魔力★

強さ★★★

頑強★★★

俊敏★★

命中★★

知力★

[魔法属性]聖

[固有スキル]鬼化

ーーーーーーーーーーーーーー

【セリーヌ・クラプトン】

《《《総合B》》》

体力★★★

魔力★★

強さ★★

頑強★★

俊敏★★★

命中★★

知力★★

[魔法属性]風

[固有スキル]なし

ーーーーーーーーーーーーーー

【カナデ・ゲキコー】

《《《総合B》》》

体力★★★

魔力★

強さ★★★

頑強★★

俊敏★★★

命中★★★

知力★

[魔法属性]水

[固有スキル]なし

ーーーーーーーーーーーーーー

【メル・ホーマー】

《《《総合A》》》

体力★★★

魔力★★★★★

強さ★★

頑強★★

俊敏★★

命中★★★

知力★★★★★

[魔法属性]火水土風

[固有スキル]なし

[神気]魔導、知力

ーーーーーーーーーーーーーー

【ライア・ビシュー】

《《《総合B》》》

体力★★★

魔力★★

強さ★★

頑強★★★

俊敏★★

命中★★

知力★★

[魔法属性]土

[固有スキル]なし

ーーーーーーーーーーーーーー

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ