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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

騎士物語シリーズ

黒騎士物語 [墜ちた勇者の伝説]

こんにちは、すらいむ Nです。

今回は前々から書いてみたいと思っていた暗い感じの作品となっています。


文章表現がめちゃくちゃで読みにくいと思います。


某ゲームをプレイしたことのある方には楽しめるのではと思います。


ではまた後書きで会いましょう。

俺は死んだ。


暗闇で目を閉じたときのような真っ暗な空間にふわふわと浮いている感じだ。

死に際にやられた傷の痛みが続く。確か背中からの一撃だったはすだ。


これまで何度死んだのか、もう覚えていない。

あの日城から旅だった時、魔王を絶対倒して平和な世界を取り戻すのだと心に誓った。


だが旅を進めるうちに、困っている国を、人を助ける度にその気持ちは薄れていった。

旅先で出会う魔物たちは容赦なく襲ってくる。

休む暇もなく眠れない夜が続くこともあった。


困っている国があれば助け、困っている人がいれば助けた。

だが何だ、助けてもらって当たり前のような顔をして心のこもっていない感謝の言葉を残して去っていく。

国もそうだ。国が傾くような問題を解決しても通行止めだった門をあけるとか、小さな船をもら

えるくらいだ。

母国になど一回も助けてもらったことはない。

たまに帰郷したときでも、「さっさと魔王を倒しにいけ」というような言葉を浴びせられる。

今回のように死んだときでもそうだ。

変な力で無理やり王の前で生き返らされる。武器や防具を買おうと頑張って貯めた金も半分減っている。そして王には情けないとでも言うような目で見下され、レベルアップまでの経験値と「魔王を倒すのだ」という言葉を投げつけられて終わりだ。見張りの兵士や重役の大臣などは突っ立っているだけだ。中級の魔物に攻められればすぐに陥落するくらい脆い城だろう。


今俺はなんとか世界を一周し魔王のもとへ届こうというところだ。

だが俺が魔王を倒したところで何が変わるのか。皆は俺が魔王を倒すだろうと思っているのだろう。だが、魔王を倒したあと、俺はどう扱われるのか。きっと「魔王を倒した勇者」と呼ばれるだけで扱いは変わらないだろう。役立たない上無駄にレベルの高い勇者は世界にとって脅威であり邪魔な存在だろう。もしかしたら俺を殺しにくるのかも知れない。俺はそんな終わりかたをするのだろうか。


そんなのは御免だ。俺は殺されるわけにはいかない。



そろそろだな、背中の傷の痛みが限界に近づいていた。傷の痛みに耐えられなくなると目を覚ます。


パチッ


赤い絨毯。地面に足をついている。

そうか、生き返ったのか。

顔を上げると情けないとでもいうような目でこちらを見ている王がいる。

王が口を開く前に俺は背中の剣を鞘から抜き放った。

伝説の地から引き抜いた伝説の剣だ。遥か昔に俺の祖先が使った剣らしい。

今まで数々の魔物を倒してきた剣だ。

王や見張り兵、大臣は唖然としている。

驚いているだろうな。魔王を倒すための勇者が王に向かって剣を抜いたのだから。

俺は剣先を王に向けた。

今まで旅のなかで鍛えてきた剣技だ。


< 一閃 >


ポーン


王の首が宙を舞って赤い絨毯に落ちた。

金色の刺繍が真っ赤な血に染まる。


ブブブブッ!!


王の首から吹き出る血を俺は全身に浴びた。

その姿はもはや勇者ではなく、真っ赤な血に染まった騎士だろう。

俺はそばにいた見張りの兵士と大臣を切り刻んだあと勇者のみが使えた呪文を唱え、母国を滅ぼした。


そして次にその騎士が向かうのは・・・・・・

どうでしたでしょうか。



連載小説にもできそうな勢いです。

そんな感想やコメントがありましたら書きたいと思っています。


ご指摘やその他感想やコメントお待ちしてます。


連載版書きました、続きが気になる方は是非どうぞ。



ではまた!

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― 新着の感想 ―
[良い点] 勇者が王にまさかの反逆!本来闇落ちのはずなのにこの話は爽快で良いですよね。自分が歪んだだけかもですけど(笑) [一言] ド○クエ系の役立たずな王族と助けてもらって当然な考えの愚民達が元ネタ…
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