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龍神の国  作者: チャロ吉
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2の3 龍神の国の人々 猫

私は猫に転生した。

初めは嘆き悲しんだ。動物になって仕舞って、これからどうやって生きて行けば良いのかと。

しかし、周りを見まわしてみれば、皆似たようなものだったので、その内馴れてしまって、これが本来の自分だと感じる様になった。

何度も生き返り、竜神様の力によって、今では殆どの獣人達は見た目は人間になっている。

皆の要望に竜神様が答えてくれたのだ。

でも、それぞれの持って生れた気質は、変えることができない。私は見た目は人間に近いが、矢張行動は猫である。魔法の属性は闇がつかえる。

住む処は温かい場所、狭い場所を好む。他のもの達とは、馴れ合うことが少ない。ごく一部を除き一人か数人で住んでいる。

犬は私達とは違い、纏まって住んでいる。

熊は個体によって違っている。洞窟に住むものもいれば、猿たちと住むものもいる。鳥は矢張高いところが好きだ。

モグラやコウモリは、洞窟や土の中に住みたがる。

其ればかりではないが。この頃は集落も増えて来てそこで同族で住むものも増えた。

また、近くの島に行ってそこで暮らす者達が現れてきた。


一時期外の世界に憧れて、大量に此処を出ていったもの達がいたが、彼等は今どうしているんだろう。

ここから出ることは簡単にできるが、ひとたび結界の外に出れば、入ってくることは難しい。竜神様がたまにお出かけになるとき、結界が解かれる。

その時を見計らって入ることが出来るかもしれないが、未だ、帰ったものはいない。



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