第051話 アイドル達恋愛話⑴ ~ 黄金。再会⑴ ~
【 ホテルの大ホールにて】
(麗奈) 小・中学校の時の恋愛体験についてお話しましょう
(静香) あれ?怪談話するんじゃなかったの?
(凛音) 静香ちゃん。変わったの。
(静香) そうなんですね。
(真緒) 小・中学校の時の恋愛経験かぁ…
覚えてるかなぁ〜‼︎ あれから7.8年経過してるし。
(恵理奈) 私はドイツに居た時の話なら言えるよ‼︎
(美里) 中学2年の時の恋なら言える。恥ずかしいけどね。
(沙友理) 私は無いね。恋愛体験とか…
(遥香) 私は吹奏楽部の男の子が好きだったなぁ‼︎
(理恵) 遥香。その話聞きたいです。
(遥香) 告って、2.3年だけ付き合ってたけどね。
(理恵) えっ!付き合ってたんですか。
(遥香) 付き合ってたよ。
恋人繋ぎとか観覧車に映画とか行ったりしてたよ‼︎
(結依) そうなんですね〜 素敵です。
(紫穂) 私は絵や美術展巡りで恋愛には疎かったです。
(莉菜) 皆さん… 色々あるんですね。
(真緒) 私の家は歌舞伎一家だから縁が無かった。
とは嘘になるけど… 男性から声は掛けられない。
(真鶴) そうなんですね。
(野香) 真緒の歌舞伎役者姿見てみたいです。
(真緒) あるよ‼︎ (携帯の写真を何人かに見せた。)
(菜那子) カッコいいです‼︎
(菜七子) イケメンです。惚れちゃいました。
(美波) 真緒さん。かっこいいですね‼︎
(野香) カッコいいなぁ〜‼︎
(美波) 私は小学校の頃に好きな男の子は居ました。
声は掛けられませんでしたけど…
(七瀬) 今やりとりとかは?
(美波) してません。15年会ってませんね…
それでしたら七瀬さんは?
(七瀬) 私?私は居たね。付き合ってたよ。
小3から3年間。6年生の終わり頃まで…
(理恵) 七瀬ちゃん。それも詳しく聞きたいです。
(七瀬) 私のはつまらないよ‼︎
(真純) 真鶴。お笑い好きの男の子とか好きだった?
(真鶴) 今現在お笑い芸人なってる人は小学校の時好きだった。
(理恵) エ!? なんて名前の人ですか?
(真鶴) “ 藍扇子 ” の 『 中谷くん 』
(真緒) あ、その人。○-1で見た事ある。
(美波) 確か決勝まで行った人ですよね?
(真鶴) その当時… 優勝しました。
(菜七子) イケメンじゃないですか‼︎ (彼の写真を見て)
(菜那子) 小さい頃もこのような顔立ちでしたの?
(真鶴) うん… もしアイドルならなければ好きって言ってた。
(優美) あ、結婚されてるのね。(個人ページを見て)
(真鶴) 御相手も私の知ってる子‼︎ 2年生の頃の同級生
(菜那子) そうなんですね。
(菜七子) あらら、残念ですね…
(真鶴) 仕方ないです。アイドルの私を応援してくれてますから… 頑張らないと。
(菜七子) 当時付き合ってたの?彼と
(真鶴) 付き合ってません。
(菜那子) アイドルじゃなかったら彼と結婚してた?
(真鶴) 分かりませんね… それは。
(麗奈) 覚悟してこっちの世界に来るって事を決めたんだね。
(真鶴) はい。覚悟してGRT48(ここ)に入りました。
(麗奈) 一旦… 休憩ね。
一旦水分補給したり…
御手洗に行ったり身体を動かしたりした。
(凪沙) 彩香さんって学生の頃は素敵な男性とか気になる男の人いらっしゃいましたか?
(彩香) 居たね。小学1年生の頃…
(凛音) (※勘付いた。)
(麗奈) (※その話を知っている。)
(理恵) 小学校1年生って事は7歳か。
(真鶴) 彩香さん。御相手は?
(彩香) 30歳の年。
(真鶴) えっ… 23歳差⁉︎
(彩香) はい。
(菜七子) えっ… 23歳差。御相手の方は結婚されてるの?
(凛音) (彩香に手で小さくバツをした)
(麗奈) (彩香に耳元で“ 分からないと答えろ ” と言った。)
(彩香) 分からない。
(菜那子) 何処の会社で働いているのかも知らないの?
(彩香) 知ってるけど… 名前分かってしまうから。
(真緒) まぁ、言うて私達は恋愛禁止だからね。
(真純) 彩香が7歳の頃って事は御相手は30歳ぐらいか…
(莉菜) 彩香さん28歳って事は御相手はもう51歳か。
(七瀬) 彩香さん。その方とは連絡は…?
(彩香) 連絡してるよ‼︎
(結依) もしかして… 親戚の方とか?
(麗奈) 皆。分かってると思うが… いとこ同士しか結婚出来ないからね。
(美波) そうだね。
(結依) 確か…4親等でしたよね。
(麗奈) そうだよ。
彩香は思った。不安になった
《 私と黄金さんって4親等? 》
《 あれ?彩香と黄金さんの関係大丈夫なの……… 》
(小夜) 遥香さん。吹奏楽部の男の子の恋愛聞きたいです。
(理恵) 中学生の頃ホルン担当だったんですよね?
(遥香) よく知ってるな‼︎
(理恵) 前話してたの覚えてます。
(遥香) 私は角笛で彼は長號と小號の二つを使用していた。
で、彼の優しさに惹かれて告白したの。
(小夜) で遥香さんから告白したんですね。
(遥香) そうね。告白したらOKしてくれた。
(小夜) それが中学1年生のどの時期ですか?
(遥香) 夏休み。
遥香さんは一員に中1~3年の時の思い出を…
空演奏を一緒に行った事。遊園地に行った事。
水族館に行った事。プールで泳いだ事を一員に話した。
勿論… 周りには付き合ってるのを秘密にして。
(小夜) キスはしたんですか?
(遥香) キスしたね。Hotelで…
(美雪) なんか凄いですね。
(さくら) 水族館や空演奏以外に?
(遥香) スポーツ観戦したかな。野球と蹴球。
(さくら) 遥香さん。好きなんですか?
(遥香) 好きだよ‼︎ プレイするのも観るのも好き。
(彩香) でも… なんで別れたの?
(美里) アイドル方面に行くって彼は知ってるの?
(遥香) 中2の冬に伝えた。
“ アイドル活動したいから恋愛禁止だから… ” と。
(美里) 彼はなんて言ったの?
(遥香) “ うん。分かった‼︎ アイドル活動頑張って ” って。
(美波) 別れるのって辛いね。
(遥香) まぁ、自分で決めた事出しね。
麗奈ちゃんは携帯を見ると… {11:05}と表示していた。
理恵ちゃんのお姉さんである知恵さんがやってきた。
(知恵) お前ら。何やってるんだ!こんな時間まで…
(理恵) え?小・中学生時代の恋愛話。
(知恵) 懐かしいなぁ…
(七瀬) 知恵さん達もやってたんですか?
(知恵) やってたな昔。
(小夜) それは智香先輩とか敦美先輩のも?
(知恵) そうだな。絵梨花に繭夢ちゃんに梨乃茅ちゃんとかのも聞いたな
(理恵) お姉ちゃんは小学校の時の恋愛話ある?
(知恵) 俺は話しても面白くも無いぞ‼︎
(美里) 軟景さんとかは?
(知恵) そこまで覚えてないなぁ。確かあったはず…
(美里) 聞いてみたいなぁ〜。
(知恵) 本人に聞いてみられよ。連絡先持ってるんだから…
(七瀬) 茉都香さんに美優紀さんに未央奈ちゃんのも聞いてみたかったなぁ。
(菜七子) それ… 分かります。美優紀さんのは特に!
(菜那子) 茉都香さんのも気になりますね‼︎
(遥香) 遥香さんのも聞いてみたかったです。
(彩香) 森財閥御令嬢のね。
(莉菜) 美桜ちゃんに綾華さんのも聞いてみたかったなぁ…
(知恵) 流石にそこまで覚えてない。
時間も時間だから早めに寝ろよな。
(麗奈) 知恵さん。
(知恵) なんだ⁉︎
(麗奈) 明日の歌踊… 昼からでも良いですか?
(知恵) 鬼コーチ[憓秀]に聞いてみないと分からない。
(美里) なら私少ししたら連絡してみますね‼︎
(知恵) なら美里。宜しくね!
知恵さんは大ホールの扉を閉めた。
メンバー達は話を進めていた。(夜11時半が経過…)
朝、黄金は冷蔵庫の物を借りて料理を作り始めた。
(茉美) 兄貴。おはよう‼︎ 何処か出掛けるの?
(黄金) 高校の時に偶に通ってた所に行こうかなぁって。
(茉美) 了解。最近強盗とか事件あるから気をつけてね‼︎
(黄金) ありがとうね。
黄金は軽く朝食を済ませて家を出た。
歩いて高校時代に通っていた海雲台伝統市場に到着した。
《 海雲台伝統市場 》
私が高校生の時に来て以来建物や設備が変わっていた。
市場も昔より賑やかで沢山のお客様で賑わっていた。
(男性) へい、お兄ちゃん。なんか買ってこないか‼︎
(黄金) いや、大丈夫です。
(男性) このお肉安いよ‼︎ コロッケも美味しいよ‼︎
朝8時頃で沢山の行列を並んでいたお店もあった。
“ おーい。黄金‼︎ 黄金だよね? ”
私の名前を(韓国語)呼んでいる男性の声がした。
後ろを向いてみるが誰も居ない。右、左を見ても居ない。
“ 上、3階。”
私は上を見上げた。
すると黒い短髪でスーツ姿の男性が3階の窓から顔を出していた。
その男性は窓の扉を閉めた。
建物の扉が開いた。
その男性は黄金の前に立った。
「 俺の事は分かるか?? 」
『 分かるぞ‼︎ 相佑だよな。何十年振りになるんやっけか?』
「 お前が日本に行って33年になるな… 」
『 もう、そんなに経ったか。』
「 それより誰かに会ったか? 」
黄金はバスの運転手をしてる彼の事を話した。
「 材昱か。海雲台国際Hotelの支配人か。
それにバスの運転手してるんやな。会ったんだな… 」
『 羽田空港着いた時に会った。』
「 あ、そうなんだ。懐かしいなぁ〜‼︎ 」
彼(=相佑)は黄金と抱き合った。
「 そしたら今日の夜同窓会しないか⁉︎ 」
『 そんな時間あるかなぁ〜‼︎ 』(腕時計を見た)
「 時間あったらで良いから… 連絡先交換しようか!」
黄金は相佑のcacaoのQRコードを読み取った。
「 なら連絡待ってるわ‼︎ 出来れば今日の午前中までに。」
『 分かった。』
「 なるべく早く集めたいから… お前に会いたい奴沢山居るだろうし。」
『 OK‼︎ 分かったよ。』
「 聞き忘れたけど… 黄金結婚してるのか? 」
『 いや、してないぞ。』(※嘘をついた)
「 ふーん。」
『 ちなみに相佑は? 』
「 結婚したよ。子供も2人居る。妻と子供達の写真見るか? 」
写真を見せて貰うと…
相佑の隣に妻である慧敎さん。
2人の前には男子高校生と社会人の女性が立っていた。
「 どうだ? 」
『 美人さんですね。男の子もカッコ良いね。』
「 だろ? 」
『 どんな仕事されてるの? 』
「 モデル。偶に女優の仕事もしてる。」
『 男の子は何年生? 』
「 高1。部活は何も… 」
『 慧敎さんは? 』
「 娘と同じ。女優の仕事してるね‼︎ 」
『 ふーん。』
「 反応薄いな‼︎ 」(ツッコまれた)
『 出逢いとかは? 』
「 お!話聞きたいか? 」
『 話長いんだったら後で聞くわ。』
「 OK。何人かに黄金が帰って来たって報告しておくわ。」
『 まだしなくて良い。今日逢えるか分かんないから… 』
「 分かった!」
『 仕事は?』
「 ここの支配人。」
看板を見ると海雲台第一ホテルと記載されていた。
「 なら仕事戻らないと行けないので… またな。」
相佑さんは黄金にそう言って別れた。
話をしていると海雲台市場から離れていた事に気付いた。
市場に戻り、ぶらぶらした。
豚肉湯飯のお店に細切麺、餅炒専門店。
焼き饅鰻のお店、八百屋、沈菜専門店などなど。
(女性) そこのお兄ちゃん。キムチ食べない?
(黄金) いえ、大丈夫です。朝食べたので…
(女性) あれ?どっかで見た事のある顔だね…
女性は黄金の顔をじっと見た。
そして、女の人はこう答えた。
「 黄金だよね⁉︎ 私の事分かる?」
『 いや………… 』
黄金はその女性を見たが思い出せなかった。
「 覚えてないかぁ… しょうがない。」
『 すいません。』
「 私だよ。藝珍… 」
私は少しして思い出した。
“ 確か… アイドルされてましたよね? ”
「 やっと思い出したね。」
『 柳さんですか… ご無沙汰してます。』
「 韓に苗字変わったよ。」
『 あ、そうなんですか… お元気そうで何よりです。』
「 君も元気そうで。」
『 お姉さんは元気ですか? 』
「 あー。志旼ね。元気でやってるよ‼︎ 」
『 何処で働いているんですか? 』
「 宝石店で娘2人の3人でやってる。」
『 あ、娘さんお二人居られるんですか… 』
「 ここから近いから会ってこられよ‼︎ 」
『 エッ⁉︎ 近いんですか? 』
「 なら紙書くから会ってこられ。」
と藝珍さんは志旼さんの宝石店の地図を書いた。
紙に書かれていたのは現在地から徒歩7.8分の所で…
3つ目の信号を右折して2つ目の信号を左折し、
2つ目の信号を左折する。
左側を注意して3店舗目のお店が宝石店。
「 と、その前に軽く店でキムチ食われ‼︎ 」
と言われ、黄金はその言葉に釣られ店に入った。
その店の奥には旦那さんと従業員2人の声がした。
“ 貴方… キムチと白飯お願いね‼︎ ”
「 私の店のキムチは少し辛めだけど美味しいから。」
『 分かりました。』
そして数分後… 旦那さんがキムチと白飯を持ってきた。
「 初めまして。妻から貴方の話は聞いてます。」
『 此方は? 』
「 私の夫。施厚さん。」
「 どうも… 施厚と言います。」と日本語で言った。
『 韓国語でも大丈夫ですよ‼︎ 』
「 すいません… 日本語少ししか出来ない」と韓国語。
『 いえいえ。大丈夫です。』
「 私の店の一番のオススメのキムチです。」
食卓の上にキムチと白飯が置かれた。
私は手を合わせ “ いただきます。” と言った。
食べると私が思ってる以上に辛かったが…
炊き立ての白いご飯と合わせるとより美味しかった。
また施厚さんが韓国海苔を持って来てくれた。
その海苔を合わせて食べた。最高に美味しかった‼︎
『 御持ち帰りとか出来ますか? 』
「 大丈夫ですよ‼︎ 是非持ってって下さい。」
『 あと、日本にある自宅に郵送とか出来ますか? 』
「 出来ますよ‼︎ 」と棚から伝票を取りに行った。
「 これ書いたら郵送するから住所書いて‼︎ 」
私は日本の住所を記載した。
「 東京なのね。」
『 はい。そうです。』
「 キムチどれぐらい? 何g? 」
『 出来るだけ多めで。家族や友人にも渡したいので… 』
「 私の店の辛いよ‼︎ 大丈夫? 」
『 大丈夫です。ご馳走様でした。』
「 ありがとうね‼︎ 」と藝珍さんがやって来た。
(キムチ何グラムか入れた袋を持って)
『 また韓国に来た時に寄らせて頂きますね‼︎ 』
(その袋を受け取った。)
「 分かった。姉貴の所には連絡した方が良い? 」
『 いえ、大丈夫です。』
「 分かったよ‼︎ 」
『 そう言えば聞き忘れたんですが… お子さんは? 』
「 家は娘1人と息子1人居るよ‼︎ 」
『 へぇー。お幾つですか? 』
「 高校2年生。って事は17歳かな… 」
『 17歳ですか。若いですね… 』
「 私の娘の写真見る? 」
娘さんの写真を見せて貰った。
「 どう、うちの娘。美人でしょ⁉︎ 」
『 ですね。』
「 ハハ、良ければうちの娘と結婚する? 」
『 いや、大丈夫です。』
「 やっぱり言うと思った。」
『 ちなみに娘は結婚相手ってか付き合ってる人居るらしいから 』
「 そうですね。美人で背も高いし居ると思ってました。」
『 なら… また連絡しますね‼︎ 』
と藝珍さんにcacaoのQRコードを見せた。
『 では、また何処かで… 』
「 連絡待ってるね‼︎ 」
私は7,500ウォン(+2,500ウォン)を会計し店を出た。
そして藝珍さんに教えて貰ったお姉さんのお店に向かった。




