第049話 ゲストハウス❸
買い物を終えた茉美さん達はシェアハウスに向かっている途中だった。
彩香から電話が掛かってきたのでホテルに向かった。
外は寒かった。
『 凛音ちゃん。なんか寒いね… 』
「 そうですか?私は平気です。」
『 平気なんだね。この寒さ 』
「 なら、一枚服貸してあげましょうか? 」
『 え?それやったら凛音ちゃんが寒くないの? 』
「 大丈夫ですよ‼︎ 厚着服下に着てるんで。」
『 なら、お願い出来るかな⁉︎ 』
凛音ちゃんは自分が着ていた服を1枚脱いで彩香さんに渡した。
凛音ちゃんは身体を動かしてホテルの前で歌踊をしていた。
車の警笛音が鳴った。
彩香と凛音の2人は後ろを振り返った。
(茉美) 彩香
(凛音) 信恵お姉ちゃん‼︎
(信恵) 凛音。よく来たな!
(凛音) 信恵姉ちゃん。夕飯何処かで食べるの?
(信恵) 夕飯の食材買ってきたから一緒に食べるか?
(凛音) うん。食べる‼︎
凛音は車の中に乗った。
彩香も車に乗車し… 蓮と柚を膝の上にのっけた。
(凛音) お姉ちゃん。この方誰?
凛音は車に乗っていた夕凪さんを見て言った。
夕凪さんは笑顔になり自己紹介をした。
(夕凪) 凛音ちゃん。初めましてですね。
私の名前は松中夕凪と言います。
韓国のfilaと言う会社で働いています。
(凛音) あ、お姉ちゃんのルームメイトの方?
(夕凪) そうですね。宜しくお願いしますね‼︎
(凛音) 宜しくお願いします。
数分後… 凛音は彩香の膝の上に居る蓮と紬を見た。
(凛音) ねぇ、彩香先輩の膝の上に座っている2人の子供って誰の子供ですか?
(信恵) 凛音。誰にも言わないのなら言えるけど… 大丈夫?
(凛音) え?言ったら駄目なの?
(夕凪) そうね… 言ったら大騒ぎになるのは確実だね…
(茉美) 凛音ちゃん。私の家族にも響く事だから本当は言いたくないけど、誰にも言わないのなら話すね。
(凛音) それって全世界が驚愕する事ですか?
(信恵) まぁ、そうなるね…
凛音ちゃんは(すぐ)彩香の方を見てこう答えた。
“ もしかして… 彩香さんの子供ですか? ”
(信恵) 凛音。この事を他の人に言わない?
(凛音) いや、言わない。じゃなくて驚きました。
彩香さん。大丈夫なの?
(彩香) ん?何が?
(凛音) 何がじゃないです。結婚って私達したら駄目じゃないですか‼︎ それよりも恋愛自体禁止してるってのに…
(彩香) 社長にはこの事知ってるよ。あと麗奈ちゃんも…
(凛音) 生駒先輩も知ってるんですか?
(彩香) 知ってるよ。凛音… この事秘密ね‼︎
(凛音) 分かりました。(※頭を掻きながら)
(信恵) 凛音‼︎ 御願いね!
そう言っているうちにゲストハウスに到着した。
凛音は車から降り、彩香は自分の子供を抱き抱えた。
玄関の扉を開くと秀娥ちゃんが片付けをしていた。
(秀娥) 信恵さん、茉美さん、夕凪さんお帰りなさい。
(信恵) 秀娥。帰ってたのか…
(秀娥) はい。少し前に家に到着してました。
(夕凪) 秀娥。袋持って‼︎
秀娥ちゃんは夕凪ちゃんが持っている買物袋を受け取った。
夕凪さん達の隣にいる2人を見た秀娥ちゃんは…
(秀娥) あれ?この子達って… もしかして。
(信恵) そう… これが私の親戚の凛音。GRT48所属の…
(秀娥) 初めまして。秀娥と言います。
(凛音) あれ?もしかしてTwitterやInstagram400万人フォロワーがいる有名な秀娥ちゃん?
(秀娥) あれ?もしかして私の事知ってますか?
(凛音) 勿論… 知ってるよ!
(自分の携帯でフォローしてる事を確認させた。)
(秀娥) もう1人の子は彩香さんね。
(茉美) 私の親戚の子ね。(詳しい系図)
(彩香) 宜しくお願いします(秀娥ちゃんに握手)
(秀娥) 宜しくね‼︎ (彩香に握手)
(茉美) あれ?兄貴は?
すると黄金は小峰さんと話を終えて居間に居た。
『 居るぞ‼︎ 茉美。なんか用意する事あるか? 』
「 何もしなくていいから休んでて。私達で料理するから 」
『 分かったぞ‼︎ 』
黄金は彩香が抱き抱えていた蓮と紬を抱っこした。
それを見ていた凛音ちゃんが呟いた。
“ 彩香さんの旦那さんって黄金なの? ”
(信恵) 凛音。この事は内密にだぞ‼︎
(凛音) 分かった。
黄金は凛音ちゃんを見て会釈した。
凛音ちゃんも会釈されたのを見て会釈返しした。
茉美、信恵さん、小峰さん、夕凪さんの4人は料理を。
私は子供達と彩香と4人でのんびり部屋で話をしていた。
すると秀娥ちゃんと凛音の2人が入ってきた。
(凛音) お話したいのでいいですか?
(彩香) 凛音ちゃん。入って良いよ。
(黄金) 良いよ。座って良いよ。
(秀娥) 彩香さん。2人の写真撮っても良いですか?
(彩香) 何処かに掲載するの?
(秀娥) 勿論。Instagramに…
(彩香) 子供達(=蓮と柚)は映さないでね。
(秀娥) 分かりました。
(黄金) 秀娥ちゃん。私達の事は秘密ね‼︎
(秀娥) 分かりました。
(彩香) 御願いね‼︎
(秀娥) はい。
秀娥ちゃんは自分の携帯でカメラのアプリを起動。
彩香と2人の写真を何枚か連写した。
あと、秀娥ちゃんは凛音ちゃんとも何枚か撮った。
最後に凛音と彩香の三人の写真を撮りSNSに掲載した。
茉美達4人はキムチ鍋にお肉何枚かを仕込んでいた。
(彩香) 秀娥ちゃんって呼んでも大丈夫?
(秀娥) はい。大丈夫です‼︎
(彩香) 学校は楽しいですか?
(秀娥) はい。楽しいです♪
(彩香) それは良かった。沢山高校生活送ってね。
(秀娥) ありがとうございます。ちなみにお聞きしますが… 以前活動休止した時に子供を産んだのですか?
彩香と黄金は胸にグサっと刺された感覚を味わった。
(彩香) なんで、そう思うの?
(秀娥) いや… 何となく。ってか一年って長いなと感じたのでね。
(黄金) 彩香。2人には話した方が良いよ。
(彩香) (黄金に言われたので、秀娥ちゃんと凛音に正直にお話した。 )
(秀娥) やはりそうでしたか…
(凛音) 先輩。勿論この事は生駒先輩も知ってたんですか?
(彩香) そうだね… 大学院時代の時から交際してた。
(凛音) へぇ… そうなんだ。知らなかったです。
(秀娥) 学生とアイドルの両立だったんですよね…
長いお付き合いなんですね。お幸せに‼︎
(彩香) ありがとう。秀娥ちゃん。
(黄金) ありがとうね!
(秀娥) この事は内密にですね…
(信恵) 凛音… この事は誰にも言うんじゃないぞ!
(凛音) 分かりました。
茉美さん達4人は料理を終えた所だった。
あとは、覇惇さんが来るのを待った。
ホテルでは… 【海雲台の食堂にて】
(夕ご飯は殆どの人が食べ終えていた)
(麗奈) 皆。夕ご飯食べ終わった?
(桜雪) 私は終わりました‼︎
(麗奈) アンタは聞いてない。
(桜雪) ギクっ(胸刺さった感触) そんな言い方無いでしょ
(麗奈) ごめん。他の皆は?
(真依) 私は食べ終わりました。
(結衣) 私も終わりました。
(真緒) 私も終わりましたよ!
(静香) 何人か食べ終わってないと思います。
(美里) 3期生の子は終わってませんよ!
(清香) 私はまだ食べてます。
(緋奈子) 私も食べてます。
(瑠美) 私は終わりました。
(紗綾香) 私もまだです。
(春桜) 私もまだです。すいません…
(麗奈) ゆっくりで良いよ(春桜ちゃんに慌てないでと… )
食べ終わってない人はそのままで良いよ。
(※3・4・5期生の子達数人に声を掛けていた。)
(菜七子) そういえば… 彩香さんは?
(菜那子) あれ?そういえば居ないな。
(春桜) 安川先輩も何処へ行かれたんですか?
(夏織) 凛音ちゃんは朴さんの所に行ったよ!
(七瀬) そういえば、麗奈。彩香は茉美さんの所やっけ?
(麗奈) そうやね。
偶々1人の子が携帯を使用。Instagramを開いていた。
それを隣で見ていた莉菜ちゃんが大声を出して言った。
(莉菜) ねぇ、ねぇこれ見て‼︎‼︎
すると由貴ちゃんや美波ちゃん達…
→真純ちゃんや真鶴ちゃん、麻里香ちゃん、優美ちゃん。
(真純) え!凛音。秀娥ちゃんのInstagramに凛音が居るんだけど…
(結衣) え‼︎ それ本当?(自分の携帯を触る)
(真鶴) 嘘‼︎ 凛音や。彩香さんも居る。
(夏織) もしかして信恵さんと茉美さんって方と一緒の共同部屋の仲間なのでは?
(菜那子、菜七子) あー。それは有り得るかも…
(結衣) そうかもね。って本当かどうか分からない…
(真緒) なんか、彩香と凛音。羨ましいな。
(美里) 秀娥ちゃんに信恵さん、茉美さんの周りに囲まれてて。
(麗奈) だね。食べ終わった人は各自解散。
彩香が宿泊に着く時にグループ連絡するから!
(真鶴) 分かりました。(携帯を見ながら… )
(真純) 了解でぇーす。
(七瀬) オッケー!
(茉莉花) はぁーい。(駆け足しながらエレベーターへ)
(千聖) 私は少しホテルの周り走ってきます。
(麗奈) 余り遠い所へ行かないように…
(葵) なら私も軽く散歩しに行きます。
(杏樹) 私も混ぜて‼︎ (千聖と葵の3人で… )
(朝凪) 私は軽く、ホテル内の施設や建物見学します。
(麻里香) 私は部屋で休んでますわ‼︎
他の一員も何人か別行動。
数人はホテル内で… 20歳以上の一員数人はバーを堪能。
麗奈は美里と結衣、桜雪、沙友理、真緒の6人で大広間にて会話をしていた。
玄関の鈴鳴音が鳴った。
夕凪さんが開けるとそこに立っていたのは覇惇さんだ。
(夕凪) 覇惇さん。仕事お疲れ様です。
(覇惇) 夕凪さん。ありがとうございます。
(※覇惇さんは靴を見て言った。)お客さん来てるの?
(信恵) 夕飯少し前に出来たので、皆さんで食べましょう‼︎
(覇惇) ありがとう。信恵ちゃん…
(夕凪) なら着替えて来て下さい。
(覇惇) あ、このままで大丈夫。また戻らないと…
(秀娥) なら席座ろう。
黄金と彩香に凛音ちゃん。
彩香と黄金の間に柚と蓮の2人が座り、私の隣に覇惇さん。
覇惇さんの隣は茉美。茉美の隣は信恵。信恵の隣は夕凪。
夕凪の隣は秀娥。秀娥の隣に凛音ちゃんの順番で座った。
茉美さんはキムチ鍋を運んで… 信恵さんはお肉達。
夕凪ちゃんは熱電卓上調理器具を設置した。
(覇惇) 結構沢山作ったなぁ。キムチは前の残り?
(信恵) 前の残りと追加で買ってきた。
(覇惇) 了解
黄金を含めて九人が手を合わせた。
“ いただきます‼︎ ”
1時間ぐらい食べながら黄金は覇惇さんとお話した。
(覇惇) またお話したいので交換しませんか?
(黄金) ですね… そうしましょう‼︎
黄金と覇惇さんは連絡先を交換した。
覇惇さんは自分の部屋へ向かい軽く準備をしに向かった。
(覇惇さんはその後軽くシャワー浴びた。)
(茉美) なんか最近は大変らしいよ。
(秀娥) 週に2.3回しか顔見てない。
会社近くの銭湯とかスーパーで買い物して
会社で寝泊まりしてるって言ってたよ。
(茉美) だね。偶に顔出そう!会社に…
(夕凪) そうですね。奥様はこの事知らないと思うだろうし…
(凛音) あれ?韓国に住んでらっしゃらないの?
(信恵) そう、彼1人。日本に奥さん居られるから…
(彩香) あ、単身赴任中って事ですかね。
(茉美) まぁ、そうなるね。
そう言ってるうちに時間が過ぎていった。




