第043話 ゲストハウスにて❶
茉美さんと信恵さんと3人で宿泊施設に向かっている私達。
(蓮と紬も乗せて… 茉美さんが運転してる車 )
「 紬ちゃんに蓮ちゃん。可愛いですね。
黄金さんの子供さんですか? 」
信恵さんが韓国語で私に言ってきた。
『 はい、そうです!私の子供ですね… 』
信恵さんが子供達の手を触りながら言った。
「 ちなみに、奥さんは彩香さんですよね? 」
私と茉美は声には出さなかったが…
“ ギクっ ” っと胸を刺された感覚で何も言えなかった。
「 な、信恵。お前気付いてたのか? 」
「 うん、なんとなくね。その様な感じ出てたし… 」
『 いつから気付いてたんですか? 』
「 空港に着いた時の黄金さんと彩香さんのやりとりで。」
「 おい、信恵。それだけで分かったのか? 」
「 うん… 」と信恵さんはまだ蓮と紬の身体を触っていた。
すると… 娘の紬が私の手を握ってこう言った。
「 ねぇ… パパ。何処行くの? 」
片言だけど… そう言ってる気がした。
蓮も… 「 ママは何処に居るの? 」と聞いてきた。
「 後でママ来るから待っておこうね!大人しくしてたら彩香来るかもしれないよ! 」
“ うん、分かった!” と蓮は頷いた。
娘の紬には茉美さんの家に向かうんだよと難しい事は分からないので… 遊びに行く事を伝えた。
その頃… 彩香や麗奈ちゃん達は大型バス10台弱が海雲台ホテルに向かっている最中だった。
「 なぁ、彩香。お前… この後の予定とか決まってる? 」
『 うん… 茉美姉さんのゲストハウスに後で向かう予定。黄金さんも信恵さんも待ってるだろうし、』
「 どうやって行くの?宿泊施設の住所聞いてるの? 」
麗奈ちゃんが彩香に聞いてきた。
彩香は “ そう言えば聞いてなかった。 ” と。
すぐさま黄金さんに聞いた。
すると電話では茉美さんが迎えに来てくれるの事…
彩香は麗奈に迎えにきてくれるからホテルで待ってると伝えた。
1時間ぐらい海雲台ホテルまでの外の景色を見ていた。
1、2期生や3期生の子数人は楽しいお喋りを。
今回来たのはレギュラーメンバーで他の数人は日本で活動中との事なので、お土産を買う為にどんなのが良いのかで話が盛り上がったのだ。
「 彩香。夕飯とかはどうするのか決めてる? 」
麗奈ちゃんが彩香に聞いてきた。
『 多分だけど、黄金さんが高校の時に通っていた焼肉店に行くかも… 』
「 焼肉良いなぁ〜! 」と聞こえていたかの様に…
莉菜ちゃんが大きな声で言ってきた。
「 韓国の焼肉は一回は必ず食べたいですね! 」
「 私も食べたいですね… 東京都内の韓国焼肉専門店では何回か行った事ありますが… やっぱり本場の味気になります。」
「 あ!新大久保のビル一階の店ですよね?
確か…… 店の名前は、なんでしたっかね? 」
「 《 炭火焼肉・韓国料理 KollaBo 新大久保店 》だったはずですね! 」
(※実際にある店舗名です! )
「 私でしたら西武新宿駅の… 」
「 《 ジャガルチ市場 》ですよね? 」
「 そう。その名前。」
「 他にも… 新大久保駅の 《 SOOKDALってお店も。有名かな? 」
「 富山でしたら… Koreankitchen《 デジカエン 》って言う韓国焼肉料理もおススメですよ!」と富山出身の莉菜ちゃんが手を挙げて言った。
「 大分県は… 《 韓国(KANKOKU)焼肉苑(YAKINIKUEN) 》って言う焼肉店を聞いた事があります! 」と常川姉妹の姉(姉)彩香が言った。
「 ん?今の所… 大分出身の子って居なかったよな? 」
「 確か… 指原先輩が大分出身じゃありませんでしたか? 」春桜ちゃんが言った。
「 そうですね… 梨乃茅先輩でしたね。」と妹の遥香が言ってきた。
「 2期生か3期生の中に今ここに居ないけど… 大分の別府市出身の子居たよね? 」
「 はい、確かに居ますね! 」奈美ちゃん。
「 山本先輩。その黄金さん?黄金社長が高校の時に通っていたお店の名前ってご存じだったりしますか? 」
と麻里香さんが彩香に聞いてきた。
『 いや、知らない。店の名前までは聞かなかった。』
「 もし、店の名前分かりましたら教えて下さいね! 」
『 麻里香ちゃん… 分かったよ! 』
紗綾香さんが思い出したかの様にデカい声を…
「 日本に居るメンバーに御土産何が良いと思いますか? 」と御土産の話題で話が進んでいた。
その頃… 私と茉美と信恵ちゃん(蓮&紬)達は宿泊施設の目の前に到着した。
私は紬と蓮を抱っこしていたので、
茉美と信恵さんには悪いが荷物を取り出して貰っていた。
今は現在昼の13時を過ぎていた。
「 兄貴。昼飯どうするの?」
『 もう決めてる。あの焼肉店に行こうかな… 数十年行ってないから、ご挨拶しないと。』
「 軫永さんがオーナーの焼肉店ね… 」
『 茉美。知ってるのか? 』
「 なんとなくね。打ち上げ会とか偶に1人で行ってるし… 」
『 なら、お前も行くか? 』
「 え?私も良いの? 彩香迎えに行くから待ってて! 」
と茉美は車に乗り、彩香が居る海雲台ホテルに向かった。
私は彩香に電話し… 茉美が迎えに行くと伝えた。
彩香達はホテルに着いていて麗奈ちゃんとの相部屋に決まった。
『 麗奈。黄金さんから連絡来て、茉美さんが迎えに来るから美里ちゃん達と出来れば行動してて! 』
「 うん、分かったよ! 」と麗奈は部屋を出た。
彩香も準備をしてホテルの前で待っていた。
車の警笛が聞こえた。左側の窓から茉美姉さん!
「 お待たせ!彩香。」
『 いえいえ、大丈夫です。おじさんは? 』
「 今頃… 宿泊施設で話してるはず。」
と、その頃の私は宿泊施設にて信恵さん以外のハウスにいる人とお話していた。
1人は松中夕凪さん。
韓国filaの韓国本社の社員で元日本社員で(韓国人の)旦那さんは同じ会社の取締役社員。
「 茉美さんから聞いています。お兄さんの噂は聞いてます。龍雷神の社長さんですよね?私の友達も貴方の会社で働いています。確か、芸能部で3.4年勤めています。」
『 ほう… その人のお名前は? 』
「 福島魔理沙と言います。」
確か、芸能部にその様な名前が居た。
『 魔理沙ちゃんね。知ってるよ!頑張ってる!笑顔も良く、テキパキと行動してくれるから助かってる。』
「 偶に… 彼女とLINEするんですけど、女優のマネージャーってキツいと言ってますね。でも楽しい事も話してくれるからこの仕事やり甲斐があると言ってます。」
『 へぇー。良かった… 』
「 魔理沙ちゃんは元々女優なりたかったらしいんですが、親に反対されて結果的にはなれないまま幾つかのバイトとかしていたそうです。」
私は夕凪さんのお話を聞いていた。
すると、茉美が運転する車が到着した。
「 なら、兄貴。行こう! 」
「 茉美さん。崔家の家族と覇惇さんと小峰ちゃんは夜ゲストハウスに一旦寄ってからまた仕事らしいよ!それまでに帰ってきてね! 」と信恵さんが茉美に言った。
私は紬と蓮を抱っこしたままで彩香に扉を開けてもらい車の中に入った。
麗奈ちゃん達は釜山の海岸沿いに位置する海雲台ビーチに向かっていた。
韓国きってのマリンリゾートで、海岸通り沿いにはホテルをはじめ、カフェ・焼肉店、テジクッパ店などレストランも豊富で夕方まで満喫した。
彩香は自分の子供達を膝の上に乗せて韓国の外の風景を見ていた。
「 なぁ、兄貴。焼肉屋行くの何年ぶり? 」
『 どうだろう… 高校2年生の時以来だから2.30年は経ってるんじゃないかな? 』
「 高校卒業してからは? 」
『 行ってないね… 韓国には支社あるから寄ったりはしてるけど、焼肉店には行けてなかったな。』
「 そしたら、秀賢さん亡くなったのは知ってる? 」
『 おう、知ってるぞ!ってかお前、秀賢さん知ってるのか? 』
「 うん。知ってるよ、勿論。偶にご馳走もさせて貰ったし… 亡くなられた後の葬式も行ったわよ! 」
『 なら、軫永さんは? 』
「 あ、現オーナーね。知ってるよ! そう言えば… 兄貴の事話してたよ?十何年前に… “ 久々に逢いたいです。” って仰ってたよ。」
『 おう。今から行くね! 』
「 連絡してあるの? 」
『 友人が連絡してくれてると思うから多分大丈夫な筈。』
「 あと、奥さんも美人で綺麗だよ。顔もスタイルも良いし、私もああいう風になりたいって思うね! 」
茉美は運転しながら話をし焼肉店に向かった。
ふと横を向くと… 彩香と子供達は寝ていたである。




