第039話 韓国ツアー2週間前❸
玄関の振鈴が鳴った。
私はどうぞと言い、入ってきたのが麗奈と彩香と涼華の3人。
私は妹の茉美に電話してる所だった。
『 ねぇ、誰から? 』
『 妹の茉美だよ! 』と私は彩香に答えた。
“ え?茉美お姉さん!変わって変わって! ” と彩香。
私は茉美に変わると言い、携帯を彩香に渡した。
そして、私は自分の部屋に入って仕事をした。
『 茉美さん。ご無沙汰してます。お元気でしたか? 』
「 おう!彩香。久しぶりって声だけやね。兄貴との結婚おめでとう。仕事で挙式は行けなかったけど、兄貴の事宜しくお願いしますね! 」
『 はい、任せて下さい。それと韓国の件… 黄金さんから聞いてますか? 』
「 あ、あ。お前達の韓国ツアーの時の事な!ハッキリとした予定分かれば迎えに行けるかもしれないわ!蓮君と紬ちゃんの今の顔立ちとかも見てみたいしね。」
『 あと2週間後の今日ですね。韓国に着くのは… 』
「 2週間後の今日なら多分予定空いてると思うわ!ちょっと待ってて! 」
と茉美はマネージャーに2週間後の予定を聞いた。
マネージャーは今の所は大丈夫… 予定が入ってないと。
その日になってみないと分からないからそれは彩香さんに伝えるように言われた。
「 今のところは大丈夫だが、急に予定が入るかもしれないからその時はごめんね。」
『 分かりました。茉美さんは忙しいですからね… 』
“ そうだね… その時はごめん。”
と茉美さんは彩香に言って電話を切ろうとすると…
麗奈ちゃんが “ 話したい ” と言った。
「 はじめまして、生駒麗奈と申します。御目に書かれて光栄です。」
「 お。君が麗奈ちゃんだね… 活躍は聞いてるよ!小説家ですよね? 」
「 私の事知ってるんですか? 」
「 勿論… 小説家『 瑠璃 』 だよね? 」
「 はい、そうです。」と喜びの声で言った。
「 1冊君の小説持ってるよ! 」
「 ありがとうございます。」と麗奈ちゃんは深くお辞儀をした。
「 私は麗奈の姉の涼華です。」
「 涼華さんって言うのか… 宜しく! 」
「 こちらこそ。結婚式場で働いています。」
「 結婚式場って事はウェディングプランナーって仕事ですね。大変ですか? 」
「 大変ですね… 毎日が。」と涼華さんは言った。
「 涼華さんは結婚したいと思いますか?今… 」
「 んー… どうでしょうかね。子供は欲しいですね! 」
「 涼華さんは好きな人とか付き合ってる人とかいらっしゃるんですか? 」
「 いや、居ないんですよね… 好きな人は富山の方に居ます。」
「 ほう… 富山とは私の父の地元ですね。どうして? 」
「 あ、以前… 彩香さんと妹と千夏と摩耶の5人で敏幸さんの御自宅へ向かったんです。その時の息子さんが好きなんです。まだ遠距離恋愛ではなく友達として連絡取り合ってます。」
「 敏幸さん… 私の父の弟さんですね。その後は頻繁に富山の方行かれてるんですか? 」
「 いえ、仕事が忙しいので行けてないんです。月に1回或いは2ヶ月に1回とかの日があります。」
「 ・・・・ なるほどね… 」と少しの間…
「 向こうの人はどういった会社に勤められてるんですか? 」
「 印刷会社と言っておりました。」
「 なるほど、それはなんとも言えないですね。」
「 そうですよね… 」と涼華さんは茉美さんにそう言った。
“ お姉ちゃん。もうそろそろ行くよ! ”
と、妹の麗奈の声が聞こえてきたので…
「 なら、これで失礼しますね! 」と言うと、
「 あ、また色々な話聞きたいから、電話番号教えて! 」
と茉美さんは涼華さんに言った。
「 え?茉美さん… 良いんですか? 」
「 え?良いんですかじゃなくて… これも何かの縁ですからまた相談したい事とかあれば連絡下さいね!電話番号かLINEのIDは兄貴(=黄金)にでも聞いて下さい。では連絡待ってますね! 」と茉美さんは電話を切った。
「 お姉ちゃん… 茉美さんなんだって? 」
「 え… 連絡先交換したいから黄金さんに聞けと仰っていました。」
『 なら、涼華さん。私が教えましょうか?ついでに私のLINEも教えますね! 』
「 え?彩香さん… すいません。」
と涼華さんは彩香さんから彩香さん自身のLINEと茉美さんのLINEのQRコードを読み込んだ。
「 なら、おじさん帰りますね! 」
と麗奈さんが2階の私の部屋へ大きな声で言った。
『 今日はなんだって?どうだって? 』
『 茉美さん曰く、予定は急に入るかもしれないけど、今のところは大丈夫だとの事。』と彩香は私に言った。
「 あの… 」と涼華さんが小さい声で。
「 茉美さんの連絡先をお姉ちゃんと交換したんですけどよろしかったですよね? 」
『 まぁ、それは大丈夫。向こうが良いって言ったんなら。』
と私は麗奈ちゃんに言った。
30分ぐらい話をし、麗奈ちゃんと涼華さんは家を出た。
茉美は電話を終え、その居酒屋へ向かっていた。
そして、30分ぐらいが経過し… 中に入ると30人程居た。
「 おーい、茉美さん。こっちこっち!!」と30代女性。
そのテーブルには5人の女性達が座っていた。
衣装師の30歳女性に編集技師の25歳女性、助監督補佐の20歳の若手の新人。
あとは写真家にADの30代2人。
「 茉美さん。さっきの電話誰だったのか? 」
と30代前半のADの人が茉美に聞いてきた。
「 電話してたのは私のお兄さんですが… 何か? 」
「 茉美さんのお兄さんってどっかの会社の社長さんでしたよね? 」
「 確か、韓国にも支社がありましたよね? 」25歳の編集技師。
「 あ、確か… (株)龍雷神って会社じゃないでしたかね? 」
「 あ、その会社。私のお兄さん韓国の支社に勤めてます。」
「 あんたのお兄さん韓国支社に勤めてるのか。大変ですか? 」
「 一緒に暮らしているわけではないので分かりませんが、兄の嫁さんと偶に食事に出掛けるんですけど、残業とか朝帰りとかの日が多いから困ってるって前に言ってました。」
茉美はそれを聞いていた。
30歳の衣装師が25歳編集技師の女性に聞いた。
「 他の会社とかは?探しているの? 」
「 うーん。兄貴に直接聞いてみないと分かりませんが、嫁さん曰く給料が良いから辞めれないそうです。ただ楽しく帰って来る日もあるので何とも言えないとの事…… 」
そうなんだね… と、
30歳の衣装師はマッコリを飲み、25歳編集技師の女性は韓国梅酒を飲み、
茉美さんと30代の写真家はOB麦酒を飲んだ。
40代の男性助監督補佐に30歳にもうすぐなるED女性も酔っ払っていた。
「 もうすぐ、私三十路になるんですよ!30歳になるんですよ。独身です。他の人は羨ましいです… 結婚されて、これでも高校生の時には私モテてたんですよ!ねぇ!! 」
CASSの飲み物を入った片手にガラスのグラスを持ちながら4つのテーブルを行き来しベロベロになっていた。
「 いつなったら、助監督または総合監督になれるんだろう!本当に早く自分の映画製作したいわ! 」
と2人は “ バタン ” と木の食卓に手を広げた。
一旦車の中に忘れ物を取りに行っていた20歳の若手女優がガラス越しから見ていたのか、毛布を2人に掛けた。
「 ありがとうね!○○(20歳の若手女優の名前)。」
と後ろから40代女性映画監督は声を掛けた。
茉美さん達は居酒屋で夜11時の閉店まで居た。
その頃… 茉美さんとの終えた私と彩香は夜ご飯を作りながらの洗濯物や家に散らばっているゴミなどを掃除機で吸い取った。
[ 私はご飯の準備 彩香は家のゴミや掃除機など… ]
また彩香は蓮や紬のおむつを変えたり、
遊んでいた積み木の玩具を指定の場所に閉まった。
そして、食卓の上に置かれたのは塩ラーメンでした。
と言っても冷蔵庫の下の床棚から袋麺を取り出して御湯で温めていた。
他にこの2週間の間に路上LIVEの見周りなど、
私は金曜日を問わずに毎日夜22:00まで首都圏内を探索した。




