【 番外編 】とある日の摩耶と千夏の1日❷
[ 11話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(1) ~ [千夏編①] 】
千夏は同級生4人に質問攻めをされていた。
男1 「 山本さん。確か、お姉さんって韓国でLIVEあるんだったよね? 」
男2 「 山本さん‼︎ 韓国一緒に行かなかったの? 」
女1 「 千夏ちゃん。韓国… 一緒には行かないの? 」
女2 「 韓国LIVE 行きたかった。千夏は行かなかったの? 」
葵ちゃんが話に入ってきた。
「 4人とも一斉に千夏に言っても分からないよ。」
千夏は葵ちゃんに “ 大丈夫だよ。 ” と言った。
そこに美恵子さんと榮さんの2人が後からやってきた。
『 私は行かないよ。』
その一言だけ言って終わった。
かと、思ったが… 美恵子ちゃんが言った。
「 もうすぐ試験あるのに、休めないよね?
韓国LIVE行く時間あるんだったら、勉強しなきゃね‼︎ 」
男1「 そういや、もうすぐで試験だったな… 」
男3「 嫌やなぁ。試験。韓国行けないな〜 」
女2「 LIVE行ってたら… 試験の勉強出来ないよね。」
女4「 千夏ちゃんは試験勉強進んでる? 」
『 私はあと少しで… 終わる所。』
男3「 良いなぁ… 俺なんかまだまだやぞ‼︎ 」
男4「 お前(男3)はまだなのか⁉︎ 俺はもうすぐや… 」
女2「 良いなあ〜 もうすぐなんだ。」
女4「 私も千夏ちゃんと同じであと少しで試験勉強終わる。」
女5「 こんな話してる場合じゃないね!勉強しないと… 」
全員「 だね‼︎ 」
そう言って… 千夏ちゃんと他何人か自分の席に座った。
読書をしてる女の子に如何にもガリ勉と眼鏡の縁をクイっと触る男の子は音楽を聴くのを辞めペンをノートに記載していたのだ。
美恵子ちゃんが千夏の所にやってきた。
「 千夏… もうすぐ試験だと思うけど、
韓国LIVE。本当の所は行きたかった?どうなん⁉︎ 」
『 美恵子。さっきはありがとう…
そうね… 正直言って行きたかった。
でも、もうそろそろ期末試験あるからね。』
「 まぁね。勉強しないと…
もうそろそろ点数取らないと単位貰えないしね。」
美恵子も千夏にそう言って自分の席へ体育の準備を。
話には参加してないが…
榮ちゃんが小さい声で “ また後で話そう。 ” と言って体育服に着替えた。
[ 12話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(2) ~ [摩耶編] 】
摩耶は昼飯を食べた後…
1人で図書室で不思議系と探偵物の小説を読んでいた。
1人の女性が摩耶の所にやってきた。
彼女の名前は帆希香ちゃん、摩耶と同じ組。
眼鏡を掛けていて頭脳明晰でスポーツが苦手な女の子。
「 摩耶。こんな所に居たんだ… 」
『 帆希香‼︎ 声が大きい。』
そう… 摩耶は図書室に居るのだ。
勿論、他の生徒も何人か居て何人かの人が私達に注目していたのだ。
「 ごめんごめん… 」
『 で、なんか用? 』
「 あ、忘れてた。そういや、彩香さんって君の親戚だったよね? 」
『 私の父親の弟の子供。』
「 その子の妹が千夏ちゃんだったよね⁉︎ 」
『 うん。そうだよ‼︎ で… 話とは? 』
「 そういや、彩香さんって今の時期は韓国でLIVEだったよね? 」
『 そうだけど… なんで? 』
「 行かなかったの? LIVEに… 」
『 行かないよ。ってかもうそろそろ試験でしょ⁉︎ 』
「 だね。もし試験無かったら行ってた? 」
『 そりゃ、行ってたね。』
「 まぁ、行きたかっただろうね。」
『 話はそれだけ? 』
「 試験勉強はどう? 」
『 何とか進んでるよ! 』
《 お姉ちゃん‼︎ そこで何してるの? 》
中庭の方から大きい声がした。
摩耶は小説を2冊借り事務員に貸出カードを提出。
そして、2冊を右手に掲げ図書室を出た。
「 帆乃凛‼︎ 図書室からお前の声丸聞こえだぞ。」
「 ごめんごめん。お姉ちゃん‼︎ 」
彼女は帆希香の妹で帆乃凛と言って1学年違う。
何人かの男子がこっちを見た。
何故なら… 帆乃凛は学園のアイドルで姉と違って容姿端麗であるからだ。
“ あ‼︎ 帆乃凛ちゃんだ。 ”
“ 帆乃凛ちゃん… いつ見ても綺麗だ。 ”
“ あれって確か、帆乃凛ちゃんのお姉さんだな… ”
「 帆乃凛。お前1番目立つから別の所で話そう。」
「 え⁉︎ ここで良いのに… 」
『 何人かの人、帆乃凛ちゃんの事見てますね。』
「 数分で話終わるので摩耶さん。これ渡してくれますか? 」
『 ん⁉︎ 帆乃凛ちゃん… これは? 』
「 摩耶さん。彩香さんに私とお姉ちゃんのサイン書いて貰えますか? 」
「 帆乃凛‼︎ あんた… 恥ずかしい事して。」
「 なら、摩耶先輩‼︎ お願いしますね… 」
帆乃凛ちゃんはそう言って自分の教室へと走って行った。
帆希香は手を合わせて “ ごめん ” と言った。
私達は中庭を離れて次の授業の体育の服へと着替えた。
[ 13話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(3) ~ [千夏編②] 】
昼飯の時間になった。
千夏は葵ちゃんと清海ちゃんの2人と一緒に食べていた。
「 ねぇ、千夏。彩香さん、活動復帰してからなんか調子良いね。」
「 清海ちゃん。私もそれ思った。もうそろそろ韓国LIVE始まるね。」
「 葵ちゃん… 行きたそうな顔してるねw 」
『 葵ちゃん。行きたかったの? 』
「 正直、行きたかったね。まぁ、でも試験近いし仕方ないかなぁって… 」
「 でも、葵。あんた割に試験の点数、高い方じゃない?勉強してるの? 」
「 してるよ。1日2.3時間程度… 」
「 少な⁉︎ 」
「 え⁉︎ 清海はどれぐらいしてるの? 」
「 5.6時間程。私頭良い方じゃないし… 」
『 私も清海ちゃんと同じぐらい。それぐらい… 』
「 千夏もそのぐらいなんだ。意外… 」
「 頭いい方だと思ってた。」
『 勉強してじゃないと頭身に付かないし。』
「 あー。それ分かる。」
「 清海ちゃんもそうなんだ… まぁ私はやりすぎると逆に覚えれなくなるからね。」
『 良いなぁ。2.3時間程度で出来るんだ‼︎ 羨ましい… 』
「 そうでもないよ。勉強した後暇だし… 」
「 暇って。そういう事… 私なんか他の事もしないと駄目だし勉強に時間使うのも必要かもしんないけどさ。」
『 なら、今度… 私達と摩耶の4人で試験までの間。勉強会しない? 』
「 良いね。女子会みたくて… 」
「 なら、明日か明後日2人の家行くね‼︎ 」
「 了解 」
『 おっけ‼︎ 摩耶にも言っておくね。』
昼御飯を食べ終え… 休み時間に入った。
清海と葵は体育着に着替え、摩耶は少し本を読んだ。
[ 14話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(4) ~ 体育の授業中① 】
千夏と摩耶は隣同士の組。
今日は排球の試合をする日である‼︎
千夏は排球に少し経験有り。逆に摩耶は排球初体験である。
清海「 今日は排球かぁ… ヤッター‼︎ 」
葵 「 清海ちゃん。バレーした事あるの? 」
清海 「 お姉ちゃんと妹の3人でチーム作って試合した事あるよ! 」
⦅ そこ喋らないで試合するよ‼︎ ⦆
40代前半の男性教諭が大きな声を上げた。
3人はそれぞれ自分のチームへと走りに行った。
まずは準備体操を…
美恵子ちゃんは千夏と同じチーム。
葵ちゃんは185cmと長身の排球部出身の女の子と…
榮ちゃんは排球部で全国No.1リベロと呼ばれている女の子と一緒のチームになった。
摩耶は美晴子さんと言って小、中と排球をしていたという女の子。
彼女は今現在は吹奏楽部に入って長笛を吹いている。
美晴子さんと吹奏楽部の女の子2人と帰宅部と茶道部の女の子の6人チーム。
美晴子「 摩耶ちゃん。今日の一緒のチームだね‼︎ 」
摩耶「 お願いね。美晴子さん‼︎ 」
美晴子「 こちらこそ。宜しくね‼︎ 」
女1「 摩耶ちゃん。お願いね。」
女2「 お願いね‼︎ 話変わるけどLIVE行かなかったの⁉︎ 」
摩耶「 行かないよ。試験やし… 」
女3「 そうだね。もうそろそろ試験やね‼︎ 」
女4「 嫌だぁ。でも頑張らないとね。」
摩耶「 なら、今日の試合お願いね。」
全員「 お願いします‼︎ 」
摩耶ちゃんチームは円陣を組んで試合に挑んだ。
千夏ちゃんのチームも話を終え円陣を組んで前のチームの試合を終えるのを待った。
[ 15話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(5) ~ 体育の授業中② 】
そろそろ体育の授業も終盤に…
なんと意外にも3位が葵ちゃんのチーム。4位がが榮ちゃんのチーム。
決勝に残ったのは千夏のチームと摩耶のチームだった。
千夏「 摩耶。負けないわよ‼︎ 」
摩耶「 こっちこそ!千夏。手加減しないわよ‼︎ 」
両チーム6人。
千夏と摩耶も互いに固い握手をして定位置に立った。
その頃、榮ちゃんや清海ちゃん。
葵ちゃんの3人と他の女の子達は数人会話中だった。
女4「 確か、山本さんって… GRT48の彩香さんの妹さんだったよね? 」
女5「 そういや、そうだったね。」
女6「 もうすぐで韓国LIVEだったね。」
清海「 行きたかった?他の皆は? 」
女5「 見に行きたかったです。でも… 仕方ないです。
もうすぐで試験ですし… 勉強時間も5.6時間ないと。」
女8「 私も見に行きたかったです。」
女7「 試験じゃなかったらLIVE行けました。」
葵「 LIVEのチケットを取れるかどうかだね。」
女8「 ですよね?当選か… 落選か。」
榮「 家族とか誰か当選したの? 」
女5「 そういや、妹と母親当選してました。」
女6「 嘘⁉︎ 私の姉と切符当選したって喜んでました。」
清海「 そうなんだ。」
体育館の中で歓声が響いていた。
葵も清海も榮ちゃんも話を辞めコートを見た。
すると千夏チームと摩耶チームが良い接戦をしていた。
3セットマッチでお互い1セットは取っていた。
[ 20vs22 ]で千夏のチームが優勢の状況だった。
帆希香が清海や葵ちゃんが座っている所へやってきた。
女6「 帆希香ちゃん。試合は大丈夫なの⁉︎ 」
帆希香「 摩耶に休んどいてって言われた。同点になったら頼むって‼︎ 」
女8「 同点って24vs24になるまで予想してるの? 」
女7「 もしそうなったら面白いね… 逆にwww 」
清海「 だね。」
美晴子「 私も千夏に同点なったら頼むって言われた。」
葵「 あれ?美晴子も⁉︎ 」
美晴子「 うん。」
女4「 今日の試合面白くなりそうだね‼︎ 」
女9「 だね。同点なったら… 笑えるわ! 」
すると… 試合はなんと24対24の同点になった。その場合、相手チームより2点リードするまで試合は続けられます。
女9「 凄い‼︎ 摩耶と千夏。予想通りの結果になってる⁉︎ 」
美晴子「 なら、私呼ばれるかも知れないから行くね… 」
帆希香「 なら、私も摩耶に呼ばれたら行くね。」
美晴子「 負けないわよ‼︎ 」
帆希香「 こちらこそ!手加減しないわよ。」
[ 16話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(6) ~ 体育の授業中③ 】
もうそろそろ結果が決まるかと思いきや、
中々… 勝敗が付かず最終結果がなんと29vs29の同点と…
次の授業の時間になる為、試合はまた後日となったのだ。
この会話は教室で着替えている時の事である…
千夏「 摩耶!今回は引き分けだけど… また改めてな‼︎ 」
摩耶「 こちらこそ。手加減しないわよ。」
女3「 お二人さんともお疲れ様です。」
女4「 千夏に摩耶。美晴子さんに帆希香ちゃん。あとの皆… お疲れ様でした。」
汐恩 「 ありがとうね。」
華魅 「 美晴子さんも帆希香ちゃんも、お疲れ様です。」
帆希香「 華魅ちゃんもお疲れ様です。」
葵「 帆希香ちゃんのサーブもカッコよかったですし、美晴子さんも身体訛ってないですね‼︎ 」
美晴子「 そりゃ。やってた排球は本気ださないとね。」
千夏「 私は少しやってた経験あるけど、難しいね。この排球は… 」
女5「 でも、そこがこの排球の面白い所ですしね‼︎ 」
美恵子「 もうそろそろ次の授業始まる所やね。早く着替えようか。」
皆が着替えている間…
榮ちゃんが千夏と摩耶の所に寄ってきて。
「 2人とも後で少し時間ありますか⁉︎ 」
千夏と摩耶の2人は庭球部に行く前なら良いよと。
榮ちゃんは着替えて自分の教室へと黙りと向かった。
千夏は首を傾げながらも、なんだろうと小言を呟いた。
榮ちゃんは少し無口な女の子で引っ込み思案な性格の子。
但し… 頭が良くて1年の時からの成績はいつも上位。
葵「 榮ちゃん。今日の試合も静かで仕事はしてたけど、なんだったんだろう… 」
美恵子「 分かんない。でも2人に話があるんなら、千夏… 後で何の話をしたのか聞いておいて‼︎ 」
千夏「 分かったけど… 本人が嫌だったら言わなくても良いな‼︎ 」
紫苑「 もしかしてだけど、GRT48のファンだったりして… 」
汐恩「 まさか。」
帆希香「 それだったら、隠す必要も無いと思うけどね。」
摩耶「 本人が隠したいってなら地方ないけど… 私から伝えておくね。」
美晴子「 了解。」
葵「 お願いね。」
汐恩「 韓国LIVE行きたかったりしてね。」
美恵子「 それはあるかもね。」
そう話が盛り上がっている内に女子全員は服を着替え終えた。
男子達も教室へと入ってきて次の授業の準備を進めたのだ。
[ 17話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(7) ~ 授業終わりの2人。】
授業が終わった2人は庭球部の前に…
榮さんから話をあるのを思い出して教室の前で待っていた。
千夏「 お待たせ‼︎ 摩耶。」
摩耶「 いいよ。で、部活行く前に話あるんだったよね? 」
千夏「 そういや、そうだったね。榮ちゃん居る? 」
そぉっと彼女が教室から出て来た。
無口で何も言わないので2人は驚愕し後ろに引いた。
千夏「 榮‼︎ びっくりさせないでよ。」
榮「 ごめん。 」
摩耶「 ごめん… じゃないよ‼︎ で… 話って何⁉︎ 」
榮「 あ、今… 渡す物は無いんだけど、色紙描いて貰えない? 」
千夏「 あ、もしかしてお姉ちゃんの? 」
榮は千夏のその言葉に “ うん ” と縦に頷いた。
摩耶は笑顔になり… 千夏の顔を見てこう言った。
摩耶「 良いんじゃ無いの? 」
千夏「 だね。榮ちゃんはお姉ちゃんのファンなんだね‼︎ 」
榮ちゃんは縦に頷き、
下を向いて恥ずかしそうに笑った。
千夏は彼女に他誰のファンかと尋ねた。
すると小声で夕姫ちゃんと高槻さんと答えた。
千夏「 夕姫ちゃんに高槻さんか… 」
摩耶「 榮ちゃん。その2人以外は? 」
榮「 久保姉妹と十年明さんと天納さんの4人… 」
千夏「 意外に薆瑠璃ちゃんと鏡花の2人が入ってるのか。」
摩耶「 だね。詩緒里ちゃんと志帆理さんの2人は知名度高いけど… 他の2人は分からないね。」
榮「 色紙を今度持ってくるので… サインお願い出来ますか⁉︎ 」
千夏「 分かったよ。(千夏は首を傾げた。あれ?おかしいな… )分かったけど… それ1人分じゃないよね? 」
榮「 妹2人の分も入ってます。」
摩耶「 妹さんが2人も居るんだね。」
千夏「 知らなかった。」
榮「 お二人さん。この事は他の人には言わないで下さい。お願いします‼︎ なんか恥ずかしいので… 」
千夏「 分かったわよ‼︎ で… 君は誰と誰の分? 」
榮「 夕姫ちゃんと高槻さんは私で… 私の2個下の妹は薆瑠璃に志帆理ちゃん。3個下の妹は天納さんと詩緒里ちゃんですね。」
摩耶「 あ、そうなんだ‼︎ 」
榮「 お二人とも試験無かったら韓国LIVE行きたかったですか? 」
2人「 そりゃ行きたかったですね。」
榮「 私の3個下の妹は母親とLIVE当選して韓国に行ってます。」
摩耶「 あ、そうなの⁉︎ 羨ましい。」
千夏「 榮ちゃんは? 行きたかった⁉︎ 」
榮「 行きたかったですけど、試験近いですし。(壁時計の針を見て、)もう時間ですね‼︎ すいません。長い話で… 」
そう言って榮ちゃんは文芸部の部室へと…
私達2人は話を終えて摩耶は演劇部へ、千夏は庭球部へと。
(千夏はある場所へと向かっていたのである。下記の記載にて)
[ 18話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(8) ~ 千夏(庭球部にて) 】
後輩1「 千夏先輩、おはようございます‼︎ 」
後輩2「 そういえば、彩香さんってもうすぐLIVEでしたよね? 」
千夏「 そうだね。あと何時間後だね。」
後輩3「 行きたかったぁ〜。韓国! 」
後輩4「 私の母と妹2人は行ってるよ! 」
後輩2「 え⁉︎ 当選されたの? 」
後輩4「 そうです。当たりました‼︎ 」
先輩2「 御家族全員ファンクラブ入ってるの?」
後輩4「 入ってます。」
先輩1「 羨ましいなぁ〜 」
先輩3「 私も応募したのに落選やったわ。」
菜実「 先輩3さんもファンクラブの会員なんですね。」
先輩5「 俺も会員なってるぞ‼︎ 」
先輩3「 え⁉︎ 嘘。知らなかった。」
先輩5「 言わなかったからな。」
咲良「 皆さん。ファンなんですね‼︎ 」
美紗「 なんか… 庭球部多いですね。ファンw 」
滉「 先輩5さんは誰ファンなんですか? 」
先輩5「 また言うわ‼︎ 」
幸弥「 お願いします。」
先輩6「 実は俺もファンクラブ入ってる。」
千夏「 ちなみに聞くけどさ。GRT48のファンクラブ入ってるのどれだけ居るの? 」
と手を挙げたのは… 30人中の25人だった。
千夏は頭の中で【 25÷30 】を頭の中で計算した。
結果… 『 0.833333333333333333 』と出た。
千夏「 0.83333......と言う事は、83%か。」
未紗「 8割か。結構多いね… 」
滉「 今度、庭球部だけのオフ会開催しない? 」
咲良「 その時に彩香さん呼ぶとか? 」
後輩2「 え⁉︎ 彩香さん。呼んでくれるの? 」
後輩4「 ってか、千夏先輩計算早いですね。」
先輩2「 彩香先輩来てくれるんだったら行きたいです。」
幸弥「 呼べるかどうかは分かんなくない?予定もあるだろうし… 」
美涼「 だよね。」
侑梨「 もし仮に来られたら私も行こうかなぁ‼︎ 」
後輩5「 私も彩香さん生で見てみたい。」
先輩5「 俺も生で見たいわ‼︎ 」
先輩3「 他の子とかも来て欲しいですね。」
先輩2「 清香ちゃんに凛音ちゃん。」
先輩4「 風桜ちゃんに高槻さん。春桜さんも見てみたい。」
千夏「 分かりました‼︎ 今度、姉に聞いてみます。」
そうして話を終え、
東京の港区にある高輪テニスセンターにて練習。
今日の対戦相手は男子は福岡の柳川高校、神奈川県の藤沢にある湘南工科大学附属高校、福井県の北陸高校の3校。女子は東京の富士見丘高校、大阪の長尾谷高校、福井の仁愛女子高校の3校から男女共に数名が参加しにきた。
今度の全国高校テニス選手権大会に向けて強化合宿を。
今の時期は試験… なので強化試合は試験の1週間後に。
今日は軽めの練習をと千夏と他の人達は参加した。
[ 19話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(9) ~ 摩耶(演劇部にて)) 】
後輩1「 摩耶先輩‼︎ お疲れ様です。」
摩耶「 おはよう。」
後輩2「 先輩方も、摩耶さんもお疲れ様です。」
後輩3「 そろそろ中間試験ですが… 勉強してますか?」
後輩4「 私はしてるよ。テスト勉強‼︎ 」
睦子 「 私もなんとかやってるよ!」
園美 「 私も。やってるよ!先輩方は? 」
先輩2 「 私たちもしてるよ‼︎ 」
先輩1 「 俺も。」
健 「 俺もなんとか。赤点は避けないと… 」
先輩4「 去年、俺は赤点2つあった。今年は無くさないと… 」
先輩5「 皆で勉強会みたいがしないか⁉︎ 」
睦子「 先輩5。それ良いですね! 何処かの喫茶店とかで。」
園美「 睦子。良いね‼︎ 」
円香(部長) 「 みんな、そろそろ始めるわよ‼︎ 」
そして、それぞれの役どころに。
期末試験後に全国高等学校演劇大会が開催される。
今回演劇するのは関東予選(南)で最優秀賞を取る為に3ヶ月前から取り組んでいる。
全国大会における規則は決まっている。以下の通り…
【全国大会には、全国大会に推薦された上演時と同じ脚本で臨まなくてはならない。
上演時間は60分以内、装置の設置・撤去時間は30分以内としなくてはならない。上演時間が規定を超えた場合、失格とはならないが、評価を一つ下げる。(ブロックや府県大会において失格の大会もある)
キャスト(出演者)およびスタッフ(脚本を除く。演出を含む「裏方」全般)は在校生のみで構成】
60分の演劇を終え水分補給に入った。
先輩2「 そういえば… 摩耶ちゃん。彩香さんって今頃韓国でLIVE中だよね?」
摩耶「 そうですよ‼︎ 」
輝晶(副部長) 「 GRT48のLIVE行きたかったわ‼︎ 」
後輩2「 輝晶先輩。誰かのファンなんですか? 」
輝晶「 珠城ちゃんに神志ちゃんの2人。」
後輩4「 輝晶先輩。氷柱ちゃんに茉耶ちゃんって意外ですね。」
先輩3「 後輩4君。意外かね… 私なんか碧唯ちゃんと薆瑠璃ちゃんの2人推してるよ‼︎ 」
後輩4「 先輩3さんもそうなんですね… 」
円香「 そういや、前に推しの話してたね。3期生の子推してる子多い筈だよね? 」
健「 そういや、俺らだけで話してた時期あったな。ちなみに俺は蔦屋さんと真奈紀ちゃん推し。」
後輩1「 先輩方は3期生推してるんですね。」
健「 なら、君達は誰推しなの?俺は茉莉花ちゃん‼︎ 」
後輩2「 私は高槻さん推しです。」
後輩3「 俺は樋口さんと蓼科さんの2人。」
健「 かなかなコンビだね。」
睦子「 あの2人は可愛いね‼︎ 」
後輩4「 私は藤堂4姉妹ですね。」
先輩3「 未和ちゃんに希和ちゃん。希空ちゃん達か〜 」
園美「 引退したひよりさんも当時可愛かったね。」
円香「 そろそろ開始するよ‼︎ 」
全員「 了解‼︎ 」「 ほぉーい。」「 頑張らないと… 」
それぞれ水分補給を終えた。
18時まで残り2セット同じ演劇をし終了した‼︎
後輩達は部活が終わりコンビニへ向かった。
先輩達は自転車に跨り… 素早く自宅の方へ帰った。
最後に部室に残ったのは…
摩耶、園美、輝晶副部長、円香さんの4人‼︎
円香「 明日も部活あるが… 早めに終わらせるからね‼︎ 」
摩耶「 テスト週間に入りますもんね。」
輝晶「 龍雷神さんに鈴木さん。他の人達にも明日伝えておいてね。」
園美「 分かりました。」
円香「 摩耶ちゃん。正直言ってGRTのLIVE行きたかった? 」
摩耶「 はい。勿論です‼︎ もしかして先輩も? 」
円香「 他のメンバーには言ってないが… 香椎ちゃんと麗奈ちゃん推し。」
園美「 あ、そうなんですか⁉︎ 知りませんでした。」
輝晶「 この事知ってるの、俺と健ぐらいかな。」
摩耶「 佐東先輩は誰推しなんですか? 」
円香「 そういや… 忘れた。」
輝晶「 与田ちゃんと久保姉妹の3人推してると聞いた。」
園美「 夕姫ちゃんに志帆理ちゃん、詩緒里ちゃんなんですね。」
円香「 この事を私達から聞いたって言わないでね。」
摩耶「 なんでですか? 」
輝晶「 健は他の人にこういうの話すの苦手だからな。」
円香「 なら明日他の人達に宜しく伝えてね。」
と言って解散した。園美ちゃんは自転車に乗った。
私は歩いて帰宅{スーパーへ}したのである。
[ 20話目 ] 【 彩香… 韓国編 LIVE前(10) ~ 帰り際にて 】
2人の家の近くのスーパーにて。
摩耶は今日の夜の食材を買おうと野菜コーナーに立っていた。
千夏「 摩耶。今日の夜ご飯何するの?」
摩耶「 千夏‼︎ お帰り。今日はシチューの予定! 」
千夏「 シチューか〜!馬鈴薯と人参は必要だね… 」
摩耶「 ニンジンは家に2本あるから、馬鈴薯必要だね。」
千夏「 何個いる?」
摩耶「 2個やね。鶏肉多めに買っておこ。」
千夏「 そうだね。」
“ あれ?家ここの近くなんだね。
千夏ちゃんに摩耶ちゃん、シチューなら私作ろうか⁉︎ ”
と千夏と摩耶の2人は後ろを振り返った。
そこに居たのは敏幸さんと馨さんと美香ちゃん家族。
摩耶「 敏幸さんに馨さん‼︎ 」
千夏「 美香ちゃんも。こんばんわ!」
敏幸「 こんばんわ。摩耶ちゃん、千夏ちゃん。」
美香「 2人とも夕ご飯シチューなの? 」
美香ちゃん家族は駅前近くのホテルに宿泊。
3人は外食しようとウロウロしていたのである。
摩耶「 美香ちゃん達は外食なの? 」
美香「 そうだよ‼︎ 外食にした。ホテルだとお金掛かるし… 」
千夏「 逆に外食の方がお金掛かるんじゃ無いの? 」
敏幸「 シチューなら妻が作るから具材買おうな‼︎ 」
摩耶「 なら、馨さん。お願いします。」
馨「 分かりました。なら店の前で待ってます。」
そして買い物し終えた。
摩耶、千夏、美香、敏幸の4人は馨さんの元へ。
馨「 千夏さん。鶏肉に牛肉は買ったの?」
千夏「 鶏肉と牛肉は冷蔵庫にあります。」
摩耶「 鶏肉は2.5kg以上、家に常備してあります。」
美香「 2.5kgって結構な量だね。業務用スーパー?」
千夏「 美香ちゃん。違うよ‼︎ 近くのCOSTCOで購入したの… 」
敏幸「 “ さくらどり ”ってやつだね。2.5kgの。」
摩耶「 敏幸さん。よくご存知で‼︎ 」
千夏「 予め小分けになっているから便利‼︎ 」
馨「 確か、偶に買ってきますよね。真匡さんが… 」
摩耶「 確か… 美香ちゃんのお兄ちゃんだよね? 」
美香「 うん。仕事場から近いの! 」
摩耶「 確か… “ さくらどり ”でも色々な種類あるよね? 」
敏幸「 摩耶ちゃん。 家にあるのは2,448円の鶏肉。結構安いし使いやすい。」
千夏「 聞いた事があります。ササミ専用や胸肉専用のパックに分けられてるんでしたよね? 」
敏幸「 流石に分かってるね。今回はその鶏肉を使用するんだよ‼︎ 」
摩耶「 バターに白ワイン。ブロッコリーも買った。」
美香「 え⁉︎ 白ワイン入れるの?意外な組み合わせ。」
馨「 美香‼︎ 白ワインじゃなくても水でも大丈夫だよ。それに味の素のコンソメ買ったの? 」
千夏「 あ、馨さん。味の素のは家にあるので大丈夫です。」
摩耶「 馨さん。何か買った方が良いのってあります? 」
馨「 (少し考えて… )菠薐草とか帆立、薩摩芋、蕈に牡蠣、白菜に菜の花、栗、鮭にウインナーなど沢山。」
千夏「 沢山ありますね。でも家にあるのは白菜、帆立、ウインナー、牡蠣ですかね‼︎ 」
敏幸「 なら、それ全部入れ込んじゃおう。」
美香「 良いね。全部入ったシチュー食べてみたい。」
摩耶「 え⁉︎ 美味しいのかなぁ笑 」
千夏「 どうなんだろう。」
美香「 まずは試しに。さあ帰ろう。」
千夏と摩耶の2人は3人と買い物を終えた。
その後馨さんにお願いをしてシチューの料理を手伝った。
次回《【 番外編 】とある日の摩耶と千夏の1日❸》にて