表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私の物語  作者: UMI
4/4

夜に

夕方から空が暗くなり太陽の残滓が最後にムッと暑さを与えてくる

徐々に涼しくなる夜は私の活動時間だ

夜行性以外は生命が大人しくなるこの時間は静かで、囁かな虫の音や遠くの車や生活音だけ

心がその分穏やかになるけども、夜というものは不意に涙を連れてくることもある

どうして夜になると色々考えたりしてしまうのだろうか

ほとんどの場合ネガティブな内容のため泣いてしまう

私は好きなゲームや、好きなカフェオレを作って飲んだりしながらやり過ごす

たまに友人と話すと夢中になれるし楽しい

けれどそれ以外はほぼ落ち込んでいる

寝ればいい話だけどこの病気を患う人は大抵睡眠障害も起こしてしまう

頭で勝手に考えてしまい眠れなくなるのだ

先の不安や社会への焦りなどが主な原因だと思うけど、私の場合それプラス死にたいからだ

どうやって死ねば両親に迷惑がかからずに済むか

そればかり勝手に考えている

ふとした時に気付いて思考をやめようとするけども、上手くいかなくて夜更かしをしてしまう


それで朝が余計苦手なのだ

分かっていても自分ではどうしようもなく、短い時は1時間ほどで目が覚めてしまう

起きたらまた寝付けるまで過ごすしかない

大抵は午前中微睡んでそのまま眠れるか、夕方になってしまう

私はこんなにも出来損ないの人間になってしまった

健康とは程遠くて、かといって何かをやろうとするには心が動かなければ身体が動かない

どこもかしこもストレスばかりなこの世の中は、私には誰かに寄りかからなければ生きて行けなくて、申し訳なくて死にたいと考える


この気持ちを理解されるまでには時間がかかってしまう

そして私自身は理解して欲しいとは思っていないのだ

押し付けてしまうのではないかと怖くなるからだ

理解出来るはずがないと思うこともある

だけど理解は出来なくとも知っていて欲しいとは思う

皆が皆健康ではないし元気でもなく、精神的に健全でもないのだと

時間を潰すしかないこんな人間がいるということを

なにかして欲しいわけでもなく、知識として知って欲しい

きっと同じように悩み苦しんでいる人は多いだろうから


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ