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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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一章 九話 森での特訓開始!

九話目です。よろしくお願いいたします。

今回はいつもより少し短めです。

一夜明けて、アランとフレアは街の外へとやってきていた。

デムジとの決闘まで残り二週間だ、それまでに対策を立てて少しでも強くなる為に特訓しなければならない。


今二人がいるのは街の西側に広がるシレミの森と呼ばれる大森林だ。この辺りでは比較的安全な森で、森中心部に近づかなければ魔物も滅多に現れない為アランが昔から特訓に使っている。


「デムジに勝つためにアランはどんな特訓をする気なの?」


フレアが特訓内容を確認してくる。


「『零鉄』の俺は魔法が使えないから相手の魔法をくぐり抜けて接近戦で戦うしかない。だからまずは相手の魔法攻撃を躱せるようになる特訓をしたいんだ」


最も重要なのは接近戦に持ち込むことだ。それができなければアランに攻めるチャンスは訪れない。

だからとにかく相手の魔法を躱し続けて体に覚えこませることが一番だとアランは考えていた。


「フレアは炎魔法で俺を攻撃してもらいたいんだ。そして俺はそれを躱し続けながらフレアに近づいていく」


フレアもデムジと同じく『ルビー』の刻印石持ちのため炎魔法が使える。デムジとの戦いを想定しながら特訓できるのはとてもありがたい。


「特訓方法は分かったけど・・・ここは森の中よ?こんな場所で炎魔法なんか使ったら周りは火の海なんだけど」


「この先は森が大きく開けているんだ。そこなら炎魔法を使っても問題ないだろう」


フレアが怪訝そうに聞いてきたのでアランがそう答えてやると「わかったわ」と言って納得してくれたようだった。


「それじゃあフレア。炎魔法で攻撃を頼む」


アランは自身の刻印石から『零鉄』でできた刀を作り出し構えて集中する。


「・・・じゃあいくわよ!」


そうフレアが言うとフレアの周囲に拳大の火球が無数に現れ、一斉にアランに向かう。

アランは迫る火球を見つめながら走り始めた。



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