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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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一章 八話 帰路

一日休載させていただきました。楽しみにされていた方はすみません。

ここのところ少々立て込んでおりまして、更新ができない日がこれからさらに増えると思います。

それでは八話目をどうぞお楽しみください。

デムジが高笑いしながら去っていった。

アランとフレアはデムジが視界から消えるのを待ってから帰路につくことにした。


デムジとのやり取りで時間を食われて、周囲は既に暗くなり始めていた。せっかく取りにくい闘技場の使用許可が下りて目一杯特訓できると思ったのに残念だ。しかも『決闘』まですることになるとは思ってもみなかった。


「アランごめんね・・・せっかく闘技場で特訓できる日だったのにそれを結果的に邪魔することになって・・・」


フレアが道中でそういって謝罪をしてくる。


「邪魔をしてきたのはデムジの奴だ、フレアはそれを見て俺を助けてくれたんだ。感謝こそすれ邪魔だなんて思ってないよ・・・」


フレアはなにも悪くはない。もしあの時フレアが助けてくれなければデムジに闘技場を渡すことになっていただろうし、アランは剣で切られて怪我もしていたかもしれない。

デムジに怪我をした状態で『決闘』を申し込まれたらただでさえ低い勝利の可能性は消えていただろう。


「それよりも今後どうするかなぁ。明日からはもう闘技場使えないし・・・街の外で特訓するしかなさそうだな・・・」


アランが闘技場の使用ができるのは今日だけだ。明日からは別の所で特訓しなければならない。

闘技場は当然街の中にあるため安全だが街の外はそうもいかない、魔物が出るからだ。


魔物。

それはアイフォウル大陸の全ての人々と国家の敵ともいえる存在だ。

魔物は多種多様な種類が存在するが、その全てが赤黒い目をしており極めて凶暴だ。個体によっては様々な魔法を使うもの確認されている。

ファーネリア王国を始めとするアイフォウル大陸の全ての国家は1000年以上の間今まで協力して戦ってきたが、なかなか数が減っていない。


まぁ街の外での特訓はいつものことだし、魔物は昼間は活発には動かないらしいから問題ないだろう。


「明日の特訓は私も付き合うわ。私に出来ることがあれば何でも協力するから」


「・・・ありがとうフレアよろしくな」


会話をしながら歩いているとフレアの家の前まできた。

アランはフレアとまた明日会う約束をして別れ、自宅に向かう。


「この二週間特訓して・・・何が何でも強くならなくちゃな・・・」


アランは夜空に輝く星を見ながらそう強く誓った。



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