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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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一章 七話 決闘申請

七話目です。

よろしくお願いいたします。

「なら俺が勝ったら奴隷扱いされたことを騎士団に報告した上で、フレアがお前を殺しそうになったことをなかったことにしてもらう!」


そうデムジにアランが伝えるとデムジは顔を歪めたまま頷き、フレアは目を見開いて驚いている。


「ちょっとアラン!?何でこんな『決闘』なんて受けるのよ!?それに・・・今の賭けで本当にいいの!?」


「・・・『決闘』を申し込まれた以上それには応じなければならないし、フレアは俺のために怒ってあいつを殺しかけたんだ。俺のためにそこまでしてくれたのなら、今度は俺がフレアのために頑張る番だ」


フレアはアランの言葉を聞くと何かを言いたそうだったが、黙って心配そうにアランを見つめている。


フレアにも分かっているのだ、デムジとの戦いはもう止められないと。そしてアランがデムジに勝つ可能性もかなり低く、一方的な戦いになることもだ。

本当ならば何が何でも止めなければならない状況だが、アランの目を見た途端何も言えなくなってしまった。

その目は闘志に燃えていた。この『決闘』に必ず勝つという強い意志が確かに感じ取れた。


「・・・決闘場所はレギルス学園第一闘技場、決闘日は二週間後だそれでいいな?アラン」


「ああ、それでいい。学園への『決闘』申請はどうする?」


「丁度ここに申請書がある。これを今ここで書き、互いに内容を確認の上で申請しよう」


申請書を()()()()()()()()見せてくる。こいつ、やっぱり初めから『決闘』を申し込むつもりだったな


「分かったそうしよう。ただし決闘申請はフレアにしてもらう。それでいいな?」


デムジのことだ、申請前に『決闘』内容を変更して出すなんてこともありえる。ここはフレアに頼んだほうが良いだろう。


「おいおい信用ないねぇ~・・・まぁいいさ、俺様はお前と戦いさえできればな」


互いに申請書を書き内容を確認する。

互いに確認した申請書をフレアに渡し、学園に提出しに行ってもらった。

数分後、フレアが戻ってきた。


「・・・『決闘』は受理されたわ・・・二週間後、申請内容どうりに行われるそうよ・・・」


こうしてアランとデムジの『決闘』が決まった。

デムジが今日はもう用済みだと去ろうとすると、フレアがそれを止めて声をかけた。


「デムジ!!アランを見くびっていると痛い目を見るんだからね!」


それを聞くとデムジは『零鉄』に負けるわけないだろ?と高笑いしながら去っていった。












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