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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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一章 四十六話  待ち合わせ場所には・・・

四十六話目です。

デムジ、三十九話ぶりに再登場!!

それでは今話もよろしくお願いいたします。

アランはクライブとの戦いの後、クライブの厚意でシャワー室を使わせて貰ってから詰所を後にした。

アランが詰所前でクライブと別れる際「私で良ければいつでも特訓に付き合うよ」と言われたので感謝を伝えてからその場後にした。目指すは街の外、フレアとの待ち合わせ場所だ。



街の外に向かって走っていくアランを見送りながらクライブは考え事をしていた、考えていたのは勿論アランのことだ。大人げないかもしれないと思ったが真面目に特訓に付き合わないとアランに失礼だと考えかなり本気で相手をしたのだが・・・まさかここまでの少年だとは思わなかった。一撃でもまともに体に入れば意識を飛ばせる攻撃を繰り返し行っていたはずだが、結局時間一杯までアランの意識を刈り取ることは出来なかった。しかも終盤にはクライブの攻撃を見切ってカウンターを狙った攻撃までしようとしていた。

騎士団員でもあの攻撃の中、それが狙える者はそういないだろう。


(まったく・・・将来が本当に楽しみになる子だな)


そんなことを思いながら詰所に戻ろうとするクライブの肩にポンッと誰かの手が置かれた。咄嗟に隣を見てクライブは顔を青くする。


「・・・兄様、いえ・・・()()()()()、私が居ない間に修練場で一般人を殺しにかかったって・・・どういうこと?」


シルヴィアだ、シルヴィアが笑顔でクライブを見つめている。だがその笑顔に微塵も優しさは感じられない、その笑顔の裏に物凄い怒りがあるのをクライブは確信していた。なにせシルヴィアがクライブを「お兄ちゃん」呼びする時は決まってクライブに激怒していることの現れなのだから。


「し、シルヴィア・・・わ、私は別にそのようなことはなにも・・・」


「問答無用!!!団長という肩書を持ちながら何をやっているのですか貴方は!!!」


「い、いや・・・これはだな、その・・・アラン君のためにだな・・・」


「・・・ほう?・・・なにか言い訳がありますか?」


「いえ、ないです!!・・・やり過ぎましたすいません!!」


何とかアランとの特訓を説明しようと試みたクライブだったが、結局怒り心頭のシルヴィア()に、クライブは暫く説教をされ続けたのだった。



街の外にででフレアとの待ち合わせ場所まで来たアランは周囲を確認する、どうやらまだフレアは来ていないらしい。時間を確認してみるとまだ約束の時間まで十分程ある、フレアの性格上遅刻することはないだろう。

フレアが来るまでの間柔軟でもして待とうと、アランはストレッチを始めようとした時・・・


「あ゛?・・・おいおい、こんなところで無能な『零鉄』がなにしてんだ?」


「・・・デムジ・・・」


アランがなるべく『決闘』当日まで会いたくなかった相手・・・デムジが声をかけてきた。

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