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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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一章 四話 怒りと賭け

四話目です。

よろしくお願いいたします。

デムジの横で大きな爆発がおきた。いや、正確には大きな火柱ができたと言ったほうがわかりやすいだろう。

爆発のような轟音は火柱からでたものだった。デムジは咄嗟に火柱から離れたらしくおおきな怪我はなさそうだ。しかし、着ていた制服は所々焦げてしまっている。


「ねぇデムジ・・・あなた・・・今なんていったの?」


火柱を維持したままフレアはデムジに聞く。その顔は先程までの笑顔とは打って変わって感情がなかった。


「聞き間違いかしら・・・今、アランを奴隷とか言ってなかった?」


火柱がさらに大きくなる、炎の熱がアランのいる場所まで伝わってくる、物凄い熱さだ。


「今まで散々我慢してきたけどもう限界!覚悟しなさいデムジ・・・塵も残さず消してやるわ!」


「ヒィッ!ヒィィィィィ!」


デムジは既に戦意喪失しているようだ。そんなことも気にせずにフレアは肥大化した火柱でデムジを攻撃しようとしている。あれをまともにくらえばデムジに命はない。


「もういいフレア!そこまでだ!」


アランが止めに入る。流石にこれ以上はいけない。

アランもデムジのことは憎いし殺したいと思ったこともあるが、それは自分自身で殺る場合だ、フレアの手を汚してまで殺そうとは思わない。


「デムジはもう戦意を喪失してる!これ以上は本気でまずい!」


「止めないでアラン!こいつはアランを奴隷扱いしたのよ!奴隷が禁止されてるこの国で他人を奴隷扱いした時点で死刑確定なんだから今ここで殺ってもいいじゃない!」


フレアの言い分は物凄い暴論だが、間違いというわけでもない。

レギルス学園があるファーネリア王国では奴隷は御法度である。

奴隷を売買したもの、他人を奴隷にしたもの、奴隷扱いしたものはこの国では一律極刑になる。


このままではフレアはデムジをその手で殺してしまう。アランは自分のせいで誰かが人殺しになるのだけはみたくなかった。何としてでも阻止しなくては。

アランは怒りで暴走しかけているフレアを止めるため、ある賭けに出ることにした。


「これ以上続けるなら・・・・・フレアとは絶交するぞ!」


「・・・・・ふぇ?」


アランが絶交するとフレアにつげると、フレアは変な声を出しその動きをとめた。




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