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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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一章 三十二話 家族の時間と思いきや・・・

三十二話目です。

出張の日程が来週末に決まりました。その為、その期間の投稿がストップします。ご了承ください。

それでは今話もよろしくお願いいたします。

しばらくすると、フレアが医者を連れて戻ってきた。隣にはアランの両親の姿もあり、アランがベットで座っているのを見ると、無事でよかったと泣いて喜んでいた。

そのまま家族の時間・・・とはいかず、医者と看護師さんはフレアとアランの両親を病室から出して、アランの診察を始めた。

診察の結果から先に言うと、怪我は完全に完治していた。医者の人は診察中ずっと信じられないと連呼していた。フレアの言っていた通りアランの怪我の状態は酷く、死の一歩手前と言ってもいいくらいのものだったようで、なんとか手術は成功したが担当医の話によると助からないと内心諦めていたとのことだ。

そんなアラン(患者)が目を覚まして、尚且つ怪我が完治していたとなれば驚くのも無理はない。


「まさか手術痕まで消えているとは・・・しかし、怪我が治ったことは事実だ。もう退院しても大丈夫だとは思いますが、一応様子見も兼ねてあと一日だけ入院しましょう」


「ご迷惑をお掛けしました。ありがとうございました」


「いやいや、こちらとしても良い体験になりましたよ。君みたいな怪我の治り方をした人は今まで見たことも聞いたこともなかったからね、まるで神の奇跡だよ。それではお大事に。」


そう言って笑いながら医者と看護師さん達は病室から出ていった。

医者達が病室から出ていくのと同時に、フレアとアランの両親、そして騎士の鎧を身に纏った男女一組がはいってくる。二人とも銀髪の美男美女で、男性は車椅子に座り、女性がそれを押していた。


「アラン、診察はどうだった?」


「怪我はもう大丈夫、完全に治ってるって。ただ一応様子見でもう一日入院みたいだけど・・・」


「そう・・・よかった」


そう言ってフレアが安堵する。


「フレアちゃんに感謝するんだぞ!お前がここに運ばれてからずっと傍で看病していたんだからな」


「全く・・・もう心配かけるな、とまでは言わないけど、次はこんな事にならないように気を付けなさい・・・流石に心臓に悪いから」


「ごめん・・・父さん、母さん。次からは気を付けるよ」


「そうしてちょうだい」


アランが両親に謝ると笑顔で許してくれた。アランがそんな両親に感謝していると、四人の話を少し後ろで聞いていた騎士の二人が近づいてきた。


「・・・家族でのお話中、申し訳ない。私どももお話を聞いてもよろしいでしょうか。」


男性が聞いてくる。



「貴方は?どうやら騎士団の方のようですが・・・」


「私は名前はクライブ・シュバルツと言います、こっちは妹のシルヴィア・・・私どもはファーネリア王国騎士団の者です」


「兄妹で騎士のお仕事を?・・・」


「はい、つきましてはアラン君に話を聞きたい事がありまして・・・いや、その前に我々騎士団は貴方に言わなければならないことがあります」


クライブはそう話すと深々と頭を下げた。

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