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最弱零鉄の使い手  作者: 綾地才人
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一章 十話 特訓

十話目です。

今回フレア視点の話をほんの少し書いてみました。別視点の話って書くのがかなり難しいですね・・・。

それでは十話目もよろしくお願いします。

フレアside


「ぐぅ!!!・・・」


アランがギリギリで火球を躱す。今の火球を躱すのはかなり難しかったようで、アランの苦しそうな声がもれた。


「そろそろ限界みたいね・・・一旦休憩でもする?」


「いや、まだ大丈夫だ続けてくれ!それともっと攻撃を激しくしてくれていいぞ!」


「・・・・・」


信じられない・・・アランったらもう()()()()()()()()()()()()()()()()

しかも大きな被弾は一回もしていない。私もそれなりに当てていくつもりで攻撃をしているっているのに、一度当たった攻撃は二度と当たらない。受けた攻撃をその場で分析して次に生かしていってるんだわ・・・。

それに二時間も動きっぱなしなのに、まるで疲れが見えない・・・特訓前に比べたら確かに体の動きは鈍ってるけど、ほとんど誤差ね。

いったいどれだけのスタミナがあるっていうの?こっちは炎魔法の使い過ぎで結構しんどいっていうのに。

でもいままでのことを考えれば当然かもね、アランは孤児院の頃からずっと特訓してきているんだもの。こうして久しぶりにアランと(特訓とはいえ)戦ってみてそれが良く分かったわ。

ますます好きになっちゃうじゃない・・・っといけないいけない。今はアランの気が済むまで特訓に付き合いましょう。


フレアside end



「ぐぅ!!!・・・」


火球がアランの頬を掠めて飛んで行く、今のは危なかった。

無理やり顔をそらさなければ火球は直撃していた。だけど今の攻撃はもう覚えた、次は完全に躱してみせる。


フレアは火球を巧みに操り攻撃を当てにきている。特訓が始まってから数回アランは攻撃を受けているが、直撃だけはなんとか避けていた。

攻撃を避けながら分析している間もアランに向かって無数の火球が次々と飛んでくる、動きを止めれば火球は直撃するだろう。

一つ一つの火球を見て回避していては間に合わないため、集中して視野を広げ複数の火球を同時に躱していく。

特訓がしばらく続くとフレアは一度攻撃を止めた。


「そろそろ限界みたいね・・・一旦休憩でもする?」


フレアがそう言って声をかけてくる。

確かに体の動きがすこし鈍ってきているが、まだまだ動ける。

デムジとの戦いの最中に疲れたからといって休憩なんてできない。それに休憩なしで今の自分がどこまでやれるかもアランは確認しておきたかった。


「いや、まだ大丈夫だ続けてくれ!それともっと攻撃を激しくしてくれていいぞ!」


アランがそう答えるとフレアは一瞬驚いた顔をしたが、コクリと頷くと火球の数を増やし攻撃を激しくしてきた。

アランはそれを見て再度集中し、火球を躱し続けた。


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