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あけよんのプチユーモアエピ

ヒヨコさまの名付け

作者: あけよん

ヒヨコを飼ったことがある。祖母の家でだが。可愛かった。名前を付けてあげることにした。しかし、私は優柔不断なので命名は苦手だ。

子供の頃、ゲームのやり始めの、主人公の名前も決めるのにも数十分かかったりもしていた。親との約束でゲームを出来るのは一日一時間だったので、名前を決める段階でゲームを止めなければならない事もあった。

そしてまた、今回も決められないで何時間も経っていた。一度考えるのをやめ、とりあえず餌をあげる事とした。

そこで何となくだが、ヒヨコから1メートル離れた場所に餌を置き、どのくらいで餌に着くのかタイムアタックする事とした。

ヒヨコはヨチヨチと餌まで向かって行ったのだが、何故かその後半回転して元の場所へ戻る。そしてまた、餌に向かうがまた戻る。これを繰り返す。その姿がものすごく可愛い。ずっと観察していられる。


結局餌までたどり着いたのは、スタートしてから8分21秒だった。

因みに計算してみたら、(2mm/s)という結果だった。秒速2mmだ。一秒間で2mmのペースで一生懸命餌に向かって行ってる事を考えると、ものすごく可愛く思えた。

そして名前もそこからとって「にみりちゃん」にした。しっくりくる。

だってこのヒヨコならではの名前だもん。


自分の中だけで考えても結局自分の考えしか出ない。まずは、物事に目を向けてその特徴や良い部分を見つけるのが大事だとにみりちゃんから学びました。


次の日もまた、あの可愛い姿を観察しようと同じ事をしてみた。しかし、いくら鳥頭といえども学習能力はある。昨日はヨチヨチと8分以上かかったのに、今回はダダダダと5秒だった。

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