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現状

どうやらここはカーオズシと言われる、現代の日本で言う中部地方のような国の真ん中辺りに位置する町のようだ。


この世界の住人達は人型が主だったベースではあるものの、尻尾が生えたものや顔だけ動物のようなもの、総じてハーフと呼ばれる種族が多いらしい。

もちろんハーフと呼ばれるからには獣やや人間種といった種族もいるということだ。

さらに中には悪魔や天使、吸血鬼に鬼、もうなんでもいるらしい。


よくよく落ち着いて見れば様々な人種が入り乱れ、仲良く生活しているように見えなくも無い。


電気やガス、水道等も変わらず普通に通っているようでそこまで不自由はしなそうだ。


お金に関してだが、どうやら触手さんに渡されたあの石は魔石らしい。


魔石と言われた時


「魔石wwwどこのライトノベルだよwww」


と、つい突っ込んでしまったがどうやらこちらでは金貨or相応の魔石による取引がベターらしい。

魔石は換金することも可能らしいが、本来の価値より若干下がるらしいのでそのまま使ったほうがいいとのことだ。


「魔石なのに商品券みたいだなぁ…」


価値のあるものだと魔石を自身の力で解放すればその中から魔力を秘めた武器が出てきたり、高等魔法が使えるスペルシートなどが出てきたりもするらしい。


…魔法?


どうやら魔法も使えるらしい。

その影響なのかわからないが、確かに高層ビルなどが立っているのに道を走るのは馬のような生き物に引かれる馬車や獣に跨る人、あるいは徒歩だ。


所々現代科学に追いついていない感じがしていたが、恐らくほぼ魔法でどうにかなってしまうのだろう。


うむ。

それにしても…


「すいません、こんな詳しく教えてもらって…本当に助かりました。」


「いいってことよ!せっかくカーオズシまで来てるんだ!この街を少しでも好きになってくれたらと思うからよっ!またわかんないことあったらその辺で何かしら食ってるから声かけろよニイちゃん!」


やだ何この鮫頭イケメンっ!


この親切な鮫頭のお陰で、今いる現状は把握した。

そしてもう逃げれないことも把握した…


俺はとりあえず1度落ち着くこと、そして自分の荷物を再確認するため、先ほどでた恐らく自分の店に帰還ことにした。



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