アリス2日目~7日目
2日目
私は、頑張って早起きして、ご主人様を起こして仕事をしました。
まだまだだけど、がんばらないと。
3日目
午前
今日は、お勉強の日です。
仕事ができるだけじゃダメなんだそうです。
セリアさんが言うには、
「正しい知識を学んでこそ、メイドです。主にふさわしいメイドになるのです!」
との事です。
ご主人様にふさわしいメイドにならないと!
午後
更に、戦い方を学びました。
セリアさんが、
「自分の身をまもり、主を守るのがメイドです!」
と言うことで、剣術、武術、魔法を学びました。魔法は、全然ダメでしたけど
ご主人様を守るために私、やります!
4日目
私がいつもどうりに掃除をしていたら、
「やぁ、アリス、今日も頑張って偉いな」
っと、ご主人様が目の前にいまして、
私は、びっくりしてバケツをびっくり返して、浴びてしまいました。
うぅ、失敗しちゃった。
5日目
私は、熱を出してしまいました。
セリアさんに看病してもらって
なんだか、情けなくて泣いてしまいました。
「本当に誰のせいですかね?」
セリアさんは、ドアに隠れている、
ご主人様に睨みました
「俺のせいです。はい」
ご主人様は、出てきました。
「まったく、アリスちゃんを脅かさないでください!分かりましたか?」
「…はい」
「私は、水を変えて来ますので謝っといてください」
「…はい」
セリアさんそういって部屋から出ました。
「ごめんな、俺が脅かしたから」
「いっ、いえ、大丈夫ですよ」
「本当にごめん、あっそうだ!アリス!俺にうつして治せ!」
「だっ、ダメです!ご主人…様には、迷惑掛けれません」
「大丈夫だって!」
「ダメです!」
「はいはい、そこまでにしてください」
セリアさんが来ました。
「ルシファ様、アリスは今風邪を引いていますから、騒がないでください。
アリスも安静にしておきなさい!」
「「…はい」」
そうして私は、風邪を治すことに専念しました。
6日目
治りました!
今日も頑張って働きます。
セリアさんには、お礼しました。
「セリアさん、看病してくださってありがとうございました!」
「元気になってよかったわ」
セリアさんにお礼をいって仕事をしました。
私は、この生活が大好きです!
7日目
いつもどうりにご主人様を起こしに行くと、
いきなり、手を掴まれてベッドに引き込まれてしまいました。
えっ、え、私、いやらしいことされるの?
いっ、いや、
っと思い必死にもがきました。
すると後ろの方から、
「おーい!アリス!俺はこっちだ!」
っと聞こえたので私は、びくっとして
私は、ゆっくりと、ベッドからでました。
「からかいましたね!もう、ご主人…様のバカ!」
「クックック、なかなか面白かったぞ?」
もう、ご主人様は!
「朝食です、早く着替えてください!」
私は、素早く部屋を出た。
まったくもう、ご主人様は、
「おはようアリス、ルシファ様はちゃんと起こしたかしら?」
「はい!ご主人様は私をベッドに引き込んで、からかわれました!」
「あらあら」
私は、セリアさんと離れて
朝食の準備をしました。
途中、ご主人様は、私に話かけようとして来ましたが、無視しました。
セリアさんとまた話をしました。
「ねぇ、アリスちゃん」
「はい?」
「今日は、アドロフ様は王都行かれるの、だからルシファ様と仲良くしなさい!
今が、チャンスよ!」
ええぇ!ちゃ、チャンスってなんですか!
「ほら、ルシファ様がさっき呼んでたわよ?」
「はっ、はい!分かりました」
うぅ、は、話って何だろう
歩いていると、ご主人様にばったり会いました。
「ひぁぁぁ!」
「?、どうしたアリス」
「なっ、なんでもありません!」
慌てるもなんとか落ち着きました。
「アリス、この後ゴブリン退治に行くぞ」
聞いた瞬間怖くなりました。
「かしこ…まりました」
私は、直ぐに部屋に戻りました。
あの時のトラウマがやって来ます。
「大丈夫、私は強くなったんだ!」
自分にそう言い聞かせがら準備しました。
私は、気分転換にお弁当を作りました。
力作です!
そして、ご主人様と一緒にゴブリン退治に行きました。
途中で休憩しようと言われ、
川の近くで休憩しました。
私は勇気を出していいました。
「あの、ご主人…様、お弁当作ったんです。食べましょう」
「ありがとう」
と、言って私の頭を撫でました。
キャアー!
なんとか落ち着きを取り戻して、
私は、ふとっ思いました。
なんで私に優しくしてくれるのだろう?
奴隷でしかも白銀狼族なのに、
ご主人様に質問しました。
「あっ、あの、ご主人…様」
「んっ?なんだ」
「ご主人…様は、なんで…私なんかに優しく…するんですか?」
ドキドキしました。
「…それは、奴隷であっても人は人だからな」
「えっ、それはどういうことですか?」
「俺は、人は平等だと思っている、たとえ奴隷であっても王様であってもだ、
人の価値は器で決まる。」
「でも、私…白銀狼族ですし」
「それがどうしたんだ?」
「えっ、えっと、戦闘好きの種族で嫌われてます」
「関係ないさ、お前はお前だ」
「でも、でもっ!」
「アリス、俺はくだらん噂や種族、地位で人を判断しない。俺はそういう奴なんだ」
この時のご主人様の笑顔に私はドキッとしました。
わたしは、ご主人様の見れなくなりました。
どうしてだろ、
あれ?
「分かり…ました」
私は、もしかしてご主人様の事を…
「アリス!構えろ!囲まれている!」
「はっ、はい!」
ご主人様に言われて、構えました。
「グルゥ、ギャギャギャ!」
っ、あれはゴブリン!
「アリス!撤退するぞ!」
「はい!」
ご主人様に言われて構えつつ撤退しました。
ですが、
「きゃあ!」
「アリス!」
私は、足を滑らせてしまい、
ゴブリンに捕まってしまいました。
「ご主人様!私に構わず逃げてください!」
「バカ!なにいってやがる!」
ご主人様だけは!
「ご主人様、ご主人様の言葉、嬉しかったです…さようなら」
私は、ご主人様が生きて下されそれでいいです。
ご主人…様…
「ふざけるなぁぁぁぁぁぁぁぁ!」
ご…主人…様、
わたしは、目を見開いた。禍々しいほどの魔力、
これは、ご主人様、あなたなのですか?
わたしは、気を…失い…ました。




