表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/26

イタズラして

あれから、一週間がたった。


コンコンッ!


「失礼します」


ガチャっと

俺は、まだ寝ていた。

寝ているフリをしていた。


「あの、ご主人…様…朝でございます。」


まだ、ご主人様って言うのが抵抗あるらしい。


「起きてください!」


俺は、アリス手を掴んでベッドに引きずりこんだ。


「あっ、ご主人…様、おやめください!」


はぁ~あ、朝か、

俺は、すでにベッドからでていた。

アリスは、


「いやぁ、ご主人…様、あん、おやめください、あぁぁ!」


なんか、一人で遊んでる。


「おーい!アリス!俺はこっちだ!」


ベッドにいるアリスは、びくっ!と動いた。

そして、モゾモゾと出てきて。


「からかいましたね!もう、ご主人…様のバカ!」


「クックック、なかなか面白かったぞ?」


「朝食です、早く着替えてください!」


アリスは、素早く部屋から出た。

可愛いかったな、

そうして俺は、着替えて朝食を食べに行った。


「おはようございます、ルシファ様」


途中でセリアがいた。


「おはよう」


「ルシファ様、アリスはちゃんと起こしにいけたでしょうか?」


「ああ、ちゃんとね!クックック」


「ルシファ様、何かしましたね?」


「うん、ちょっとイタズラを」


「アリスは、まだ見習いですからほどほどにしてください。」


「分かったよ」


食堂に着いた。

アリスがいた。

あーあ、そっぽ向いてるわ、


「あの、アリスさん?」


アリスは、早足で行ってしまった。

あぁ、行っちゃった。


「がっはっは、何かしたな?羨ましい奴め」


やかましい!


「ところで息子よ、今日、山の方にゴブリンが出たと聞いたのだ。だが、

わしは王都に行かなければならない。そこでじゃ、お前に行ってもらいたいんじゃ。

本当ならもうちょっと大きくならないとダメなんじゃが、今のお前の実力じゃったら

十分じゃ。もし、変異種が出たら戦わずに逃げろ、わかったか?」


「はい、分かりました」


「あと~の、アリスを連れていけ」


「えっ!それはいったい?」


「なに、保険じゃよ」


そうか、確かアリスは白銀狼族だったな。

白銀狼族は戦闘が強いと聞いた事があるな。


「分かりました。」


俺は、朝食を済ましアリスの所に行った。

というか、ばったり会った。


「ひぁぁぁ!」


「?、どうしたアリス」


「なっ、なんでもありません!」


何か、テンパッてるな?なんでだ?

まあ、いいや


「アリス、この後ゴブリン退治にいくぞ」


「かしこ…まりました」


急に元気がなくなったな?

アリスは、すぐにいなくなった。

避けれてるのか?

俺は、父親であるアドロフを見送りに行った。


「家の事は、頼んだぞ。アリスちゃんと仲良くするようにな!がっはっはっ!」


くっ!

このエロジジイがぁ!


「はい」


はっはっはっ!っと、行ってしまった。

ふぅ、次はゴブリン退治か、


俺は、準備をしてアリスを連れて退治に行った。

しばらく歩いて、


「アリスこの辺りで、休憩しようか」


近くに川があり、休憩した。


「あの、お弁当…作って来たんです。食べましょう」


「ありがとう」


俺は、アリスの頭を撫でた。


「いっ、いえ、どう…いたし…まして」


アリスは、驚いていた。


「あ、あの、ご主人…様」


「んっ?なんだ」


アリスは、びくびくしながら俺に質問した。


「ご主人…様は、なんで…私なんかに優しく…するんですか?」


「…それは、奴隷であっても人は人だからな」


「えっ、それはどう言うことですか?」


「俺は、人は平等だと思っている。たとえ奴隷であっても王様であってもだ、

人の価値はその人の器で決まる。」


「でも、私…白銀狼族ですし」


「それがどうしたんだ?」


「えっ、えっと、戦闘好きの種族で嫌われてます」


「関係ないさ、お前はお前だ」


「でも、でもっ!」


「アリス、俺はくだらん噂や種族、地位で人を判断しない。俺はそういう奴なんだ」


「分かり…ました。」


嬉しそうな顔をしているな、

俺は、微笑みながら周りを警戒していた。

そして、周りに何かいる事に気がついた。


「アリス!構えろ!囲まれている!」


「はっ、はい!」


俺は短剣を構えた。


「グルゥ、ギャギャギャ!」


ゴブリンが6匹、見た事もないゴブリンが、1体

あれが変異種か、


「アリス!撤退するぞ!」


「はい!」


俺は短剣を構えつつ撤退した。


「きゃあ!」


途中でアリスの声が聞こえた。


「アリス!」


アリスがゴブリンに捕まってしまった。


「ご主人様!私に構わずお逃げください!」


「バカ!なにいってやがる!」


「ご主人様の言葉、嬉しかったです…さようなら」


アリスからひとすじの雫落ちた。

俺のどこかが、ブチッと、切れた。

この野郎がぁ、俺のメイドに何しやがる!

俺は、魔力を解放した。











一週間の間の話は、あとから書きます。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ