突っ込んで
ダン!ダン!ガターン、
ジジイの部屋に突入した。
「大丈夫か!?」
「ああ、大丈夫だ息子よ」
そこには魔物の死骸が散らばっていた。
やっぱり元気だったか!
このジジイ実は剣術めっちゃ強いからな
「外の魔物は撤退したようです。」
使用人のバルさんが報告に来た。
「ふむ、そうか」
俺は近くのベッドにアリスを寝かした。
「死亡したのは?」
「はい、いません」
「よかった!元気な奴は警備か怪我人の治療にあたれ!」
「はい!」
バルさんは部屋から走って出ていった、
「…困ったのう」
ジジイはため息をついていた。
「ルシファ」
「はい!」
いきなり呼ばれたことに驚いた。
「しばらくこの領地は危ない、だからの、
王都に行ってきなさい。」
「えっ、」
「あと、お前にグラザビア学園に通ってもらおうと思う」
「えーーーー!」
お、俺が学校だと!
面白そうじゃねえか!
「ふむ、詳しい話は明日にしよう、リザ様は王都に戻って報告をして欲しいのですが」
「分かりました。戻って騎士団をお呼びしましょう」
「助かります」
話が終わった。
俺はリザを見送った。
「王都に来たら私の家に泊まってね」
「ああ、分かった」
「ちょっとの間だけどお別れね、」
「大丈夫さ、すぐに会える。」
「ふふふ、ルシファ目をつむって」
なんだなんだ?
俺は目をつむった。
チュ、
と、され目を開けた。
リザが真っ赤になっている。
「ええと!またねルシファ!」
馬車が出発した。
…俺の許嫁は
可愛いなぁ!
俺は自分の部屋に戻った。