いつの間に寝ていて
まったく、なんか寝れなかった、
ふざけんなよ!
俺が機嫌悪くなって廊下から中庭をみていた。
はー!風が気持ちいいぜ!
おっ、あんな所にリザとアリスいるな
…仲良そうにしてしてるな。
よかった。
その瞬間、
「グオオオオオオオオ!」
っと言う魔物声がした。
この声は、
「おぉ!ここにいたか!ルシファよ!」
エロジジイが急いで俺の方にやって来た。
んっ?このジジイ?
「何が起こったんです?」
「魔物の群れがこの屋敷にやって来たんだ!ワシは裏門の方に行く!
お前は屋敷の中の魔物を殺しにいけ!」
俺はニコって笑みを浮かび。
「分かりました。」
持っていた剣を抜きジジイに近づき、
「なっ、なにを!っぐ、お」
剣をジジイに刺した。
「お前が言ったんだろ?魔物を殺せと」
「な、なぜ分かった?」
ジジイ格好した偽物は魔物の姿になった。
これは、ドッペルゲンガーか。
「そりゃ、魔力が違うからな」
「何!魔力の違いが分かるのか!… そうか、参った!殺せ」
「んっ?嫌だ。」
「な!」
驚いているドッペルゲンガーに回復魔法を使った。
俺はニヤっとした。
「どうして殺さない?!」
「俺が興味をもったから?」
「…」
何も反応なしか、
まあいい、
俺は魔王の時の事を思い出して
「おい、ドッペルゲンガー俺の配下になれ」
「っ!」
ドッペルゲンガーが恐怖していた。
そして口が開き、
「はっ、はい、あ、あなたの、配下に…」
おっ、仲間にできたみてーだな。
だが、ドッペルゲンガーがブツブツいい始めた。
「こ、この感じ、もしかして魔王様!?でも死んだはずじゃ」
ドッペルゲンガーは頭を抱えていた。
ふぅーん、コイツ俺が魔王だった時、いたっけな?
「ドッペルゲンガー、お前本当の姿になれ」
ドッペルゲンガーはちゃんと自分の姿をもっている…はずだ!
「は、はい!」
と言って、ドッペルゲンガーはジジイの姿から美少女の姿に変わった。
鎧姿だから女騎士みたいな格好になってる。
…これもアリだな!
「あ、あの」
「なんだ?」
「あなたは何者ですか?」
うーん、どうしようかなー?
よし、言っちゃお
「俺は魔王ガオルの産まれ変わり、名前ルシファだ」
ドッペルゲンガーが肩を震わせ泣き始めた。
って、おい!泣くなって!
「まっ、魔王様、い、生きて…たんですね、うっうっ、ひっく」
少女が号泣しちゃてるよ。
えっ、俺が悪いの、勘弁してよ~
「ああ、生きている、だから泣くなって」
うわぁ、ますます泣いちゃたよ。
ふぅ、どうしようか?
「とりあえず泣くのは後にしろ、この事態はお前の仕業か?」
「ち、違います。私は誘われただけで」
「そうか、なら他の奴は殺していいか?」
「はい!あっ、でも私の友達がいますから私が説得しておきます」
「分かった。じゃあ後で」
「はい!」
っと言ってドッペルケンガーは消えた
「ルシファ!!助けてぇぇぇ!」
リザの声だ!
俺は中庭を見たオーガが木をリザ達に投げようとしている!
急いで窓から飛び降りた。
リザ達の所に着地して
「あいよ」
っと、言って投げつけられた木を切った
「えっ、ルシ…ファ?」
「大丈夫か?」
「ルシファなの!」
「ああ」
「ルシファ!」
「待てリザ!オーガを倒していない!下がってくれ!」
「…分かったわ」
リザはアリスを連れて下がった。
さて、
「おい!こら!テメェなに俺の許嫁に手だしてんだコラァ!!」
俺は構えてオーガに近づいた。
オーガは俺を殴った。
だが、俺は剣でガードしてオーガを斬った。
「痛って、硬いなぁコイツ!」
後ろから、
「ルシファ!ソイツ魔法も聞かないほど頑丈なの!」
「おう!分かった!」
「前向きなさい!」
分かってる、オーガが左手で俺を殴ろうとしてんの
だから俺は、久しぶりの拳でのケンカをしようかね!
剣を捨て一瞬で上の服を脱いだ
「オラァ!」
どぉぉぉぉん!
という音がなり響いた。
オーガの拳と俺の拳がぶつかり合った
「しゃぁおらぁ!」
どぉぉぉぉん!
「まだまだ!」
どぉぉぉぉん!
「ひょー、やるね!次で最後だ!」
そして、最後!
パァン!
という音が聞こえた。
俺はオーガ殴った 。
最後にオーガが放った拳を避けて、
崩れ落ちるようにオーガが倒れた。
あー!面白かった!
「ねえ、倒したの?」
「ああ」
いつの間にかリザがいた。
俺は脱いだ服を着ている。剣もちゃんと回収した
「ほんとっ!無茶するわね!」
「でも、楽しかった!」
「楽しくないわよ!」
俺は笑った。
「で、魔物もいなくなったようだし、父上のところに行こう!」
「分かったわ!」
俺がアリスをお姫様抱っこの形で抱えてた。
リザからは鋭い視線を感じたが無視した。




