やって来た許嫁と話て
「おおぉ!よくぞ来ました、 さあどうぞ、ごゆっくりと」
「ルシファ様はどこに?」
「息子はあちらに」
うおぉ!俺を売りやがった!
「お久しぶりです、ルシファ様」
リザは礼儀正しく挨拶してきた。
あれ、リザってこんなんだっけ?
「久しぶり、リザ」
「所で、そちらのメイドは?」
「えっと、俺専属のメイドだ」
「へぇ、二人きりになれる場所はないですか?」
うぅ!とてつもない殺気だ!
「はい、こちらに」
てめぇ!エロジジイ!面白がってるな!
「はい、いきましょ、ルシファ様?」
リザはすごい顔で睨んできた。
「分かったからそんな顔するな」
俺はリザと一緒に部屋に移動した。
今、リザと二人っきりだ。
「…あの「ねえ!あの女なによ!誰なの!」はい…」
出たぁ、あれがリザだ!
「えーと、話が長くなるけ「だったら短く話て!」はい…」
「簡単に話すと、親父が奴隷を買ってきて俺専属のメイドとして働かしている」
「ふぅーん、あんたは拒否しなかったんだ?」
「いや、ね、否定してまた奴隷に戻すのは可哀想だし」
「へー、可哀想ね?どうせ邪な理由で自分のメイドとして雇ってるんでしょ?」
「違うって!そんな理由で働かせてないって」
「どうかしら?」
「もー、分かってくれよ」
「だったら、邪な気持ちで雇ってないって証明してよ!」
「証明って、どうやって?」
「たとえば、また奴隷商人に売るとか?」
俺はちょっとキレた、
たとえ許嫁でも言っちゃいけないのことを言った。
俺はちょっと殺気を出して、
「リザ、たとえ許嫁でも、それは許さんぞ」
「なっ、なによ!ちょっとしたジョークじゃない」
「言っていいジョークと悪いジョークがある」
「なによ、なによ!ルシファのバカ!」
っと言って、リザは部屋から出ていった。
あーあ、行っちまった。
まあ、いい薬になるだろ。
俺は椅子に座って目を閉じた。




