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妹に倒されて

俺は、強い者が好きだ。

だが、俺より強い者がいない。

俺が、魔王だからだ。


つまらん。


俺はいつでも強者を待った。

だが、誰も来ない。


来たとしても、勇者と名乗るまがい者だ。

いつも、倒してしまう。


ついでに、生かしてはいる。

将来、強くなるかもしれんから。


そして遂に、俺を倒してくれる者が、

現れた。


門を一人の少女が開けた。

俺は目を見開いた。


「そういう事か、よくぞここまで来た!

勇者よ!」


「魔王!お前を倒して世界を救う!」


「フッハッハ!我を倒してみよ!」


俺は、魔王らしく振る舞った。


「魔王っ!覚悟!はぁぁぁ!」


その後、激しい戦いが始まった。

そして、


「ぐはぁ…はぁはぁ…!」


「これで終わりだぁ!」


勇者は、魔王に強烈な一撃を食らわせた。

魔王は、勇者の強烈な一撃をわざと食らった。

魔王は、本当の力を使っていなかった。


使えなかったのだ。


「うっ!」


魔王は、倒れた。


「やったわ!」


そして、魔王が被っていた鎧が外れた。


「えっ…そんな!」


勇者は、動揺した。

なぜなら、


「久し…ぶりだな?…妹よ。」


「そんな!あなたは!」


「そうだ、…お前の…兄だ!」


実の兄妹だったのだ。


「だ、…だって私の兄は、もう死んでいるはずじゃあ!」


「それは…違う、帝国の方では俺は死んでる扱いだったが、

本当は実験台にされていた。だから、俺はそこで力を手にし、

逃げたのだ。そして、今に至る。」


「そ、…そんな、だって帝国が魔王が兄を殺されたって」


「それは、お前を利用するための口実だ。」


「嘘よ!嘘よ嘘よ嘘よ!」


「本当だ!よく聞け!これから言うことを、私の命は残り僅かだ。

だから、お前にはこれから自分は、魔王と同士討ちで死んだことにしておけ、そしてお前は、普通の少女として生きてくれ!」


「そんな勝手な!」


「勝手でもいい、お前には幸せに暮らして欲しい」


「うぅ、兄さん」


「もう…時間だ、じゃあな…」


「兄さん!兄さぁん!うっ、うぁぁぁぁぁん!」


なんか、情けない形で終わったな。

俺の人生は。

俺は、うすっらと瞼を閉じていった。

その時、


「終わらないよ!君の人生は、まだ君にはちゃんと働いてもらうんだから!

俺は、目を開けた。

周りが、変わっていた。

全部真っ白だ。


「おはよう!やっと起きたね」


そこには、少年?が立っていた。


「お前は、誰だ?ここはいったい?」


「僕は、人間からは神様って呼ばれている。

そしてここは、神界さ!」


俺は、さらに困惑した、









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