時空の渦
彼女についてきてたどり着いたのは廃墟の様なところだった。「正直についてきてやったんだ、何があるのか教えてもらおうか。」
俺はそう言った。彼女は足を進めるだけだった。やがて、一人用だと思われる部屋についた。そこにはなにやら怪しげな…いや、どう見ても怪しい渦が巻いていた。彼女はこちらを向き、「天影 命さん、そして有倉 水咲さん、あなた達は秋葉都市内学園戦争科に配属する事が決まりました。」意味が分からない。ここは学校でも無ければ秋葉でも無い。この人は何を言っているんだ…。水咲が口を開いた。「どーでもいいけどさ、自己紹介まだかな?すっごい気になるんだけど。」それもそうだ。彼女はまだ名前を名乗っていない。この部屋や彼女の言動に惑わされて聞きそびれていた。そう思っていると、「そう言えば自己紹介がまだでしたね。私とした事が、ごめんなさい。私は柊 朝奈です。秋葉都市内学園戦争科の担任を任されています。」俺は我慢出来なくなって、「まずその秋葉都市内学園って何なんだよ。そんな学校聞いたことないぞ。それにこの床の渦はなんだ。いかにも怪しいぞ。お前は俺らをどうしようっていうんだ?柊さん。」それを言い終わったあたりだろうか。俺は渦のなかに突き落とされていた。柊と名乗る彼女は夢の時と同じような声で、「この渦に入ると、あなたが見たことのある景色が広がっているはずです。あとは…わかりますよね?」俺は渦の中に完全に落ちた。それと同時に水咲が突き落とされ、彼女の姿はなくなっていた。
to be continued
3本目です。こんにちはソウヤです。投稿時間が1時50分です。眠いです。