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プロローグ
ある朝、俺、天影 命は目が覚めたら見たことも無い街の入口に立っていた。とてつもなく大きく近代的な街だ。俺が住んでいる2045年の日本とは大違いだった。俺は足を進めた。何かに導かれるかのように足が勝手に動く。たどり着いた場所はなにやら学校のようなものだった。風貌こそは違うものの、校章のようなエンブレム、巨大な電子時計、窓のカーテンから見え隠れする濃緑の板…現代の学校を全て未来化したようなところだった。そう考えていると、一人の女性が近づいてきた。顔からして20代だろう。その時、目眩がして急に意識が薄れてきた。「やばい…これはダメな奴だ…。」と呟いた瞬間、彼女は確かに、はっきりと、こう言った。
「あなたは、将来この世界を救う鍵になるのかも知れませんね…。」
to be continued
初投稿です。よろしくお願いします。学園系な感じは4話辺りから出ると思います。