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(2)



母からの言葉に頭が混乱していた。



(妊娠…?どうしよう…?学校はどうなるの…?


外出禁止って…)




母は誰かに電話をしてる様子だった。




「紗香、今から 弘美おばさんの所へ行くよ…」



「弘美おばさんの所…?」



弘美おばさんは母と姉妹で




車で1時間ぐらい走らせた場所で



小さな町の開業医をしていた。



母は車を運転しながら



私に困惑した表情で話しだした。



「出来てしまった事に


もう、色々 言っても仕方ないけど…



もう、中学生だし…



妊娠がどーゆー事か



解ってるよね?」



私が頷くと



母は小さくため息を吐いた。



「弘美おばさんに診察してもらって



後 何ヵ月で赤ちゃんが産まれるか



調べてもらうけど…



母ちゃんも こんな事初めてだし



正直 今 どうしたら良いかわからないけど…



まぁ…母ちゃんはどんな事になっても



あんたを守るから…」



「母ちゃん…ごめんなさい…」



私は段々 事の重大さに反省し涙が溢れていた




伯母の所に着いた。




「弘美…ごめん、急に…



あんたが産婦人科医で本当に良かった…」



「良いか悪いか…大変な事になって…



紗ちゃん…中学生でしょ…



まぁ…取り合えず 内診してみるけど…」




私は伯母に呼ば れ診察室へ入った。



伯母からSEXをした時期や 生理が始まった年や 色々な事を質問され答えた。




隣の部屋で内診するから下半身の衣服を全て 脱いで診察台に上がるように言われた。



見た事のない風景に心臓が破裂するのではと思うぐらい



ドキドキしていた。



恥ずかしさと怖さが入り交じり



目をギュッと瞑っていた。



「ウッ…」



痛さと緊張で力が入り声が漏れた。



「力抜いて…リラックスして…」



伯母が何を言ってるかわからないほど



体が強ばっていた。



「終わったよ…着替えていいよ」



「フゥー」



診察台を下りるとガタガタ体が震えていた。




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