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(5)



「えっ?凄い…中々



そんな出版社の人と



いくら連絡 取っても



話せないはずなのに…」



「今は…落ちぶれてるけど



昔は…結構…業界では



注目されてたから…色々…



コネがあってさ………



とにかく、俺も出来る事は 頑張るから…」



「駿…ありがとう」



一般人では 多分 駿のように



スムーズに話が 出来ないと思った



だが、駿が何とか



父親の連絡先を聞き出してもらえる事を




祈るような気持ちでいた。



電話を切り 優香が来るのを待っていた。



しばらくすると



優香が家に来た。



「珍しい…話って何?



母ちゃんの事?」



「何か?飲む?



アイスコーヒーで良い?」



「あっ、ウン…」



私はアイスコーヒーを入れ テーブルに

置いた。



先ず 桜子の事から



話してみようと思い



ゆっくり話し出した。



「実は…昨日、桜子を叩いてしまって…」



「叩いた?何で?」



「桜子…彼氏がいて…昨日…その、見ちゃったの…」


優香は不思議そうな顔で 私に問いかけた。



「見た?何を??」



「車ん中で…キスしてる所を……」



「えっ?桜子が?



で…叩いたの?」



「そんな…キスしてたから叩いたとかじゃなくて…


今度、友達の家へ



泊まりに行くっていうから…



もしかして…その相手と 思って…色々

聞いたのが…


気に入らない様子で、口論になって…



今朝…まぁ、叩いた事は



やり過ぎたと思って 謝ったけど…



まだ…怒ってるみたいで…


こんな場合…どうする?


母親のような真似しないで!って



言われたし…」



「そうなるから…桜子にも



真実を話すべきだったんじゃない?」



「でも…それは…



取り合えず…姉の立場だったら?どぉ?



優香なら 注意はしない?」



「私でもするよ…多分…紗香以上に



喧嘩になるかも…



気にしなくて良いよ…



1発や2発 バシッとした方が…



母ちゃん…桜子に甘かったから



調子に乗ってるのよ…



えっ?話って それだけ?」







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