表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
63/177

(6)


「紗姉…お客さん…



男の人………」



「えっ?私に?」



(誰だろう?)



玄関へ向かった。



「…………駿……」



(何で?えっ?どうして?)



私は ただ驚き、



桜子の事も気になり 振り返ると



桜子も 後ろに立っていたので



慌てて 駿を外へ出した。



「ちょっと…ここで待ってて…」



また家に入った。



「ちょっとだけ…



話してくるから カギ閉めて待ってて…」



「分かった…」



私はまた 外へ出て



駿の元へ行った。



「何で?って言うかここじゃなくて



ちょっと近くの公園で話した方が………」



「携帯?変えたよね?


連絡しても 通じないし…



俺、心配になって


今日…菊松庵へ行ったら…


実家に帰ってるって聞いて…



もしかして…俺が原因?



菊松庵の御主人とも 少し話をして…」



「えっ?慎太郎さんと話をしたの?」



公園に着いた。



静まりかえった中



月の灯りが



私たちを照らすような感じだった。



「御主人に 浮気相手は君かって…



今 離婚に向けて協議中って聞いて……」



「違う…



離婚に向けての話し合いはしてるけど…



駿が原因じゃない…」



「でも、御主人は…


それに…携帯 通じないようにしたのも…


俺と連絡 取りたくなかったからだよね?


この前も オ フクロがおかしな事 言ったり…


俺のせいで…



迷惑かけてしまって…」



「違うの…本当に…そうじゃなくて…」



「あっ、さっき居た子…誰?」



突然 桜子の事を聞かれ動揺する私。



「あっ…その…妹…」




「妹?紗香に妹…居たんだ…



優香と双子は知ってたけど…」



不思議そうな感じで話す駿に 私は


桜子の事がバレないか焦っていた。



「あっ、それで菊松庵の御主人に



俺と紗香は同級生だけって事は



話をしたんだけど…



誤解してるのなら



誰か 仲に入ってもらって…」



「駿…本当に違うの…


主人は…疑ってるのかもしれないけど


その事が原因ではないから…」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ