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「母ちゃんは 結局 自分の事だけじゃない



紗香の気持ちとか



桜子だって ショックかどうか



話さなきゃわからないじゃない!



紗香、今日から ウチに来たら良いよ…



同じ家で 母ちゃんと桜子 見てるの辛いでしょ!」



「優香………」




優香の怒りは修まらず 私を自分の家へ連れて行った。



「本当、母ちゃんが何で



あそこまで分らず屋か…



自分の子供のように 育ててきただけで



あんな風になるかな?



とにかく どうするか裕太 帰って来たら



3人で 色々 考えよう…



気にする事ないよ



間違ってる事 してないんだし……」



優香の私に対する思いが



私は逆に苦しくもなっていた。



優香の旦那 立花裕太が仕事が終わり 帰って来た。



「おぅ、紗香…珍しい…



家に来てるなんて…何かあったか?」



私は苦笑いしながら会釈した。



「前に話したでしょ…紗香、離婚するの…



で…それは まぁ、良いんだけど…


実は…」



優香は 裕太に全てを話した。



「えーっ?マジか?


衝撃的だな…ドラマのような話だよな…



お前も、知らなかったって事だよな…



そっか…そう言えば あの頃



色んな噂…



あったよな…



二人供 転校したから



駆け落ちしたとか…



妊娠の噂も…そう言えば………



イ ヤッ!マジ びっくりだよ…」



裕太はただただ驚いてばかりだった。



「でね…やっと、駿とも再会したのに…



紗香ったら…



人の事ばかり 考えるから



連絡先とか 消したらしいの…



駿と連絡 取れなくて…



駿 捜す事 出来ないかな?」



「捜してどうするんだ?」



「どうするんだ…って…真実を話すの…」



「ンー?それは正直どうなんだろ?



今さら…向こうだって…



家庭もあるかもしれないし…」



裕太は男性の立場としてなのか



真実を伝える事に賛成ではない様子だった。



「駿…は 離婚したみたいで…


後…何か…



会社も倒産した…とか言ってた…」



「えっ?あのおやっさんの会社?だよな?



えーっ?倒産?」




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