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第八話 夜遊び

投稿が二週間後になってすいません。土日しか使えないのはつらい・・・

「ああ、うまかった・・・」


けど憂鬱だ・・・。まさか負けたら騎士とは・・・。八つ当たり気味に出された食事の九割を食った。肉体だけでなく体内の組織も強くなってるらしい。若干二人に引かれたが。


「・・・・・・」


ふと片手に掴んでる二本の西洋剣を見る。さっき食事を終えた後にフリーシアに渡されたものだ。本来ならずしりと重さが伝わってくるはずだが筋力が上がっているからかほとんど重さを感じない。


「これで人を殺すことがあるのか・・・?」


魔物以外を殺すこともあるのかもしれない。その時に殺すことができるのか?つまらない日常から解放され喜んでいたがその点だけは気になった。


「それでは失礼します」 「えっ?あっ、はい」


いきなり声をかけられたと思ったら先導してくれたメイドさん―カティと紹介を受けた―に言われて我に返る。カティに礼を言って部屋に入る。特にやることもないのでパジャマにすると決めた赤い服に着替える。ふと机を見ると辞書ほどの分厚い本を見つける。誰かが置いたのか?首をかしげながら手に取る。それには何も書かれていなかった。


「なんだこれ?」


首をかしげるがまったくわからない。背表紙のところにテレビでしか見ないような羽ペンがついていた。

ちなみにインクはない。何がしたかったんだ・・・。机の前に立ち尽くしているとドアがノックされた。


「私だ。失礼するぞ」 「ナーシャ?」


ドアを勝手に開けて入ってきたナーシャ。そのままベットに座って聞いてきた。


「それで今何やっていたんだ?」


いきなり入ってきてこちらの動向を聞くのはどうかと思う。


「この本?のこと知ってるか?」 「本?」


そういって白紙の本を渡すと首をかしげながら彼女は手に取った。


「これは街に出回っているようなものじゃないぞ。貴族の使うものだ。それを白紙のまままとめたのか?しかし何故・・・。シューリン、君が持っていたものか?」


「いや違う。戻ったらそこに置いてあった」 「ふむ。じゃあ君のものでいいんじゃないか?使うことなんてないと思うが」


「ああ、そうするよ。ところで何で来たんだ?」 「ああ、えっと・・・」


気になっていたことを聞くと珍しく口ごもるナーシャ。どうしたのかと首を傾げていると、意を決したように口を開いた。


「えっとな、この城には私たちぐらいの歳は姫を含めてもほとんどいないんだ。で、えっとだな。まあほとんど大人だから・・・遊ぶ相手がいないんだ。だから陣取りなんかをやってくれないかっ?」


最後の方なんかは身を乗り出して聞いてくる。仰け反りながらも答える。


「いいけど、・・・ここの陣取り?知らな・・・、覚えてないぞ」


「なら私が教えてやる。今日は何もないしな」 「明日あるだろ!?」


なかなかいい加減な奴だった。


「ふむ、まあそうだな。だがその程度で疲れたりはしないだろう?なら大丈夫だ」


「何がだよ!?」


身のない会話をしながら夜を過ごした。日が暮れてから3・4時間たったくらいに寝落ちしてしまった。

ヤタナーシャはここで寝ていた。つっこみたかったが疲れていたので何も言えなかった。

頑張って書きます。感想をいただけたら幸いです。

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