第十六・五話
中途半端なので千文字言ってません。そのため中途半端な題に。
「疲れた…」
「全く何やってるんだお前は…」
呆れたようにナーシャが言う。フリーシアとリーフィアが仲直りした後、城に戻ったのだが、まあクーデタの主犯格と国の姫様が一緒に歩いているのだ。城の騎士たちもびっくりしてましたねはい。今は城の重要人物で緊急の会議が行われている。どうなるかはまあ、庶民にはわかりませんね。すると、ドアがノックされ、メイドのカティさんが入ってきた。
「失礼しますよ。シュウ君。まったく君も面倒なことを運んできますね」
「す、すいません…」
慌てて頭を下げる。しかしノックをしたらすぐに入っていくのはいかがなものだろう?
「それで、どうなったんですか?」
カティは溜息をついて、
「リーフィア様の王宮への帰還は認められました。しかし、反対する者も多いので妥協案で纏まっているところです」
「妥協案?」
ナーシャと首を傾げあう。妥協案とは…?
「それでは来てください。リーフィア様」
「ええ」
今まですぐ近くにいたことにも驚いたが、服を見て吹いてしまった。
「ちょっ、おまっ…!?」
「よろしくお願いします。御主人様!」
キレ気味に言いながら顔を赤くしているリーフィアは、……、メイド服を着てますね。はい。良いもんですねメイド服って、
「何でその恰好なんだ…?」
顔を赤らめたまま説明されたことによると王家としての籍を落として臣下としてこの城にいるらしい。
「ということであなたのメイドとして使えることになったからよろしく」
「ということでの使い方…」
いきなりすぎるぜ…。城の中ってこんなものなのか?まあ、どうしようもないので、
「はぁ…、よろしく」
諦めました。いつの間にかベットがもう一つ部屋に運び込まれている。準備は万端らしい。
感想を頂けたら幸いです。短くてすいません。