プロローグ?
頑張ります~
「ん?」
目を開けると草が見えた。 ・・・おかしい・・・。家の中にいたはずなのに・・・。というか起きていたはずなのに何で寝ているんだ?
首を傾げながら身を起こす。途端に視界が歪む。慌てて眼鏡を外すと収まった。おかしい・・・眼鏡をかけてないとよく見えないはずなのに木の模様すら鮮明に見える。とゆうかっ・・・
「どこだよここ・・・」
円状の芝生のような草っぱらで木々に囲まれながら寝ていた。今まで何をやっていたか思い出してみる。
犬の散歩から帰って財布や携帯、時計を置かずにベットにダイブしようと構えると机に箱が置かれているのに気づく。
「なんだ?」
首を傾げながら何も考えずに開けてしまった。
・・・・・・・・。
そこで記憶が止まっている。どこかに飛ばされた?考えつつ夢落ちじゃないことを祈った。ここまで不思議なことが起こったのに夢落ちは酷過ぎる。けれども・・・。
「どこだよここ・・・」
周りを木々に囲まれているのでまったくわからない。動くのは危険かもしれないが好奇心に突き動かされて移動を開始する。
「歩けば何かあるさ・・・」
誰か説明してくれるのを待たずに自分は・・・秋霖秀人は歩き始めた。
・・・一時間後・・・
「まったく森をぬけられない・・・。」
そう呟く。汗だくになりながらも歩き続けるが、全く広いところに出ない。ついでに言うと動物にすら会っていない。虫にすら・・・。
「どうするか・・・、休憩でもするか?」
独り言をつぶやき続けているがほとんど状況が変わらない。そのまま歩き続ける。
「おっ?」
わずかに水の音が聞こえる。
「川か!やっと水が飲める!」
そう叫んでダッシュしたところで違和感を覚えたが構わず走った。上からではなく前の木々の隙間から明るい光を見つけて一気に駆け抜けた。
「やっと川だ・・・、ん?」
走ろうとしてふと川の下流に人のシルエットを見つけた。
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