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テーマ詩集:ふたつ名

痴れ者

作者: 歌川 詩季

 皮肉というより、自戒ですかね。

 有り難みも忘れて まったくいい気なもんさ あいつ

 欲しいものなら空から 降ってくるわけと違う


 額に汗をなんて言わないが てのひら見せてみな


 泥まみれの指 血みどろの腕に

 築きあげられた楽園だってのに

 (おこ)りも知らずに 枕 高くして

 いびきかいてる ()れ者



 旨味だけをついばむ いったい何様きどり おまえ

 皿をさげたらお次は デザートも食べるつもり?


 足で稼げとまでは言わないが かかとを見せてみな


 (しの)ぎ削る肘 風を切る肩が

 護りぬいてきた楽園だってのに

 いわれ気にせずに 座布団(ざぶとん) 重ねては

 あぐらかいてる ()れ者

 先人たちに、畏敬を。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 詩はくわしくないのですが、特に三行目、七行目、十行目、十四行目に惹かれました。リズム感というのでしょうか。心地よかったです。  "興も知らずに 枕 高くして   いびきかいてる 痴れ者”…
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