ネコチャンかわいい
むかしむかしあるところにおじいさんとおニャーさんがいました。
おニャーさんはネコチャンです。
おじいさんはおニャーさんをかわいいかわいいするのが好きでおニャーさんもかわいいかわいいされるのが好きでした。
ある日おじいさんは思いました。
(いくらなんでもかわいすぎるのでは?)
おニャーさんも思いました。
(いくらなんでもかわいすぎるかもしれない)
ですがおじいさんは覚悟を決めました。
「私は断固として猫をかわいいかわいいしよう」
と。
「では私もかわいいかわいいされましょう」
おニャーさんはそう答えた。
なんとおニャーさんは普通に話せます。
猫とはみんなそうなのかもしれませんね。
おじいさんとおニャーさんの元には今日もたくさんのネコチャンがかわいいかわいいしています。
かわいいかわいいしたりされたりしながらおじいさんとおニャーさんはいつまでもいつまでも仲良く暮らしましたとさ。
めでたしめざし。
※この物語の教訓。
猫はかわいすぎて怖くなることがあるが恐れることなく猫が望むようにかわいいかわいいすること。