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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅱ  作者: 椎家 友妻
第四話 紳士クンと彼女のお悩み
90/124

22 彼女は、居る

「留守、かな?」

 首をかしげる紳士クン。

しかし撫子は納得しない表情で言った。

 「きっと居留守よ」

 「そ、そうかな?」

 「そうに決まってるわ。

今頃二階の部屋の窓から、私達の事をこっそり覗いてるに違いないわ」

 と言いながら、撫子は不意に二階の窓を見やった。

するとその窓に人影があり、撫子の視線に気づいた人影は、

慌ててカーテンの陰に隠れた。

そしてそれを見た撫子は、ニヤリと笑って呟いた。

 「やっぱりね」

 「え?何が?」

 目を丸くして尋ねる紳士クン。

すると撫子は、

 「やっぱり居留守だったのよ」

 と答え、門を開けて中に入った。



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