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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅱ  作者: 椎家 友妻
第三話 紳士クンとショッピング
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20 あっさり見抜かれる

 「なあ乙子ちゃん、あの人、乙子ちゃんにホの字やろ?」

 「ええっ⁉そ、そんな事ないよ⁉ボクとあの人は、ただの知り合いってだけで!」

 あらぬ誤解を避けたい紳士クンは咄嗟にそう言ったが、

笑美はニヤニヤしながらこう続ける。

 「隠さんでもええって。あの人の乙子ちゃんを見る目、完全に恋する目やったもん。

乙子ちゃんだって気づいてるんやろ?」

 「うぅ・・・・・・」

 (この子、普段は無邪気であどけないのに、こういう事にはやたら鋭いなぁ)

 と、笑美のカンの鋭さにたじろぐ紳士クン。

すると笑美はそんな紳士クンにズズイッと詰め寄ってこう続けた。

 「で、乙子ちゃんはあの人の事どう思ってんの?」

 「ええ?どうって?」

 「だぁかぁらぁ、恋人として付き合いたいかどうかやんか。

ちょっと見た目はいかつかったけど、ワイルドで男らしい感じやったやん?」

 「いやあ、ボクはあの人はちょっと・・・・・・」

 「あ、そうなん?じゃあ乙子ちゃんはどんな男の人がタイプなん?」

 「え、えーと・・・・・・」

 男の人というか、むしろ女の人が好きなんですけど。

とは言えないので、それをごまかすようにこう言った。



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