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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅱ  作者: 椎家 友妻
第三話 紳士クンとショッピング
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18 男らしさの見せ所

 そう思った紳士クンは、思い切りチャラ男Bに体当たりをした!

 「うぉっ⁉」

 不意を突かれたチャラ男Bは紳士クンとともに地面に倒れ込み、

その拍子にチャラ男Bの両手が紳士クンの腕から離れた!

その隙に紳士クンは立ち上がり、間髪いれずにチャラ男Aに突進した!

 「彼女を離せぇっ!」

 そう叫んでチャラ男Aに掴みかかる紳士クン!

 「なっ⁉こいつ!」

 チャラ男Aは笑美から手を離し、紳士クンの髪と肩を掴んで押し返そうとした!

しかし紳士クンはチャラ男Aにしがみついたまま笑美に向かって叫んだ!

 「今のうちに逃げて笑美さん!」

 「そ、そんなん無理や!乙子ちゃん一人を置いて逃げるなんて!」

 「いいから早く!」

 ちゅうちょする笑美に声を荒げる紳士クン。

するとチャラ男Aが紳士クンの両肩を掴み、強引に地面に投げ飛ばした!

 「うわっ⁉」

 そのまま地面にすっ転ぶ紳士クン!

そんな紳士クンの目の前に、

チャラ男Aとチャラ男Bが怒りに満ちた表情で立ちはだかった。

 「ふざけたマネしてくれやがって。可愛い顔してるからって容赦しねぇぞ!」

 とチャラ男A。

 「本気で痛い目見ないと分からねぇみてぇだな。覚悟しろよこのアマ!」

 とチャラ男B。

そして二人は紳士クンにゆっくりと歩み寄る。

しかし紳士クンは怯む事なくチャラ男達を睨み返す。

するとそれが気に障った様子のチャラ男Aが

 「ナメんじゃねぇっ!」

 と叫んで右の拳を振り上げた!

 「やめてぇっ!」

 悲鳴のような叫び声を上げる笑美!

しかしチャラ男Aは容赦なく紳士クンの顔面に拳を振り下ろそうとした!

が、しかし!

 ガシィッ!

 という音とともに、チャラ男Aの背後に現れた人物がその拳を掴んだ。



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