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紳士クンの、割と不本意な日々Ⅱ  作者: 椎家 友妻
第二話 紳士クンの御奉仕 後編
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1 御奉仕初日

 翌朝、紳士クンは昨日配られたメイド服を着て学校にやって来た。

今日から四日間、この格好で()(とり)希里(きり)の世話をしなければならない。

そしてそれは学校のみならず、学校の外や家での生活の世話もである。

つまり紳士クンは、今日からの四日間は完全に希里の専属メイドなのだ。

昨日少しお目にかかった限りでは、

希里はお世辞にも人柄がいい人物とは言えなかった。

そんな人物の元で、

紳士クンは立派にメイドとしての務めを果たす事ができるのか?

そのあたりは当の紳士クンが、一番不安に思っていた。

 するとそんな紳士クンに、撫子が心配そうな顔で声をかけた。

 「あんた、本当に大丈夫?

どうしても無理そうなら、この前みたいに私と入れ替わろうか?」

 「い、いいよぉそんな事してくれなくても。ボクはボクで頑張るから」

 「あんたは昔から変にお人よしなところがあるから、余計に心配なのよねぇ」

 「あはは・・・・・・」

 等と言い合っていたその時、

 「おはよう乙子」

 と、背後から紳士クンに声をかけて来た人物が居た。

その声に紳士クンと撫子が振り向くとそこに、

意地の悪そうな笑みを浮かべた希里の姿があった。



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